北海道中央バス「スターライト釧路号」これまでのあゆみといまの姿
ドアツードア&速達性のメリットを生かした「スターライト釧路号」 懸念する札幌駅前バスのりばの利便性低下
というわけで、北海道中央バス「スターライト釧路号」乗車の模様をお届けしました。今回、久しぶりに「スターライト釧路号」を全区間乗車しましたが、思ったことが3点ありましたので、以下に記します。
1)ドアツードア感覚で利用出来る「スターライト釧路号」
X(旧Twitter)にも書きましたが、
「ドアツードア感覚で利用出来る」
これがバスという乗りものの最大のメリットであり、特に大都市と地方を結ぶ都市間路線は、このメリットを十分に生かす必要があるのでは?と常々思っているところですが、今回久しぶりに「スターライト釧路号」を全区間乗車して、このことの重要性を改めて感じた次第です。
住んでいる場所にもよりますが、わざわざ鉄道駅へ出なくても、近くののりばから札幌市内へ乗り換えなしで移動出来る・・・この利便性の良さは、実際に利用してみるとありがたいと感じる筈です。
加えて、くしろバス本社には、パークアンドライド駐車場も完備。
乗車時に見た時は半数以上の駐車スペースが埋まっておりました。
鳥取分岐、大楽毛駅前の各バス停もそうですが、ドアツードア感覚で利用出来る「スターライト釧路号」の利便性の良さは、もっと評価されされても良いのではと感じました。
これで夜行便が再開してくれればいうことがないのですが・・・。
2)速い「スターライト釧路号」
かつては約7時間もかかった札幌~釧路間の都市間バスも、今や5時間あまりで移動出来るとは・・・本当に便利になりました。
いうまでもなく、高速道路(道東自動車道)延伸によるものですが、札幌~釧路間約5時間は、道内都市間バスの中でも許容範囲内だと考えます。
対するJR北海道の特急「おおぞら」は、最速の4号でも3時間57分で、平均は4時間台。
所要時間も1時間半前後の差にまで縮まっており、運賃もJR特急が運賃+特急料金合計で1万円近くすることなどを考慮すると、「余程のことがない限り都市間バス一択」と考える利用客も少なくないのでは?と思いました。
3)札幌駅前バスのりばの利便性低下
札幌駅前の都市間バス降車場は、北2西3バス停からほど近い、日本生命札幌ビル斜め向かいの場所に設置しています。
また、札幌駅前ののりばも、日本生命札幌ビル西側(道庁東側)の3番のりばとなっています。
いずれも、札幌駅からそれなりに離れた場所にあり、大きな荷物を持っての移動は結構しんどいです。
老朽化によるESTAの閉鎖など、諸事情があるのは重々承知ですが、何故にこの場所を降車場にしたのか、新バスターミナル建設の件も含め、もっと計画的にコトを進めることは出来なかったのかと。
北海道新幹線札幌延伸の期日が白紙に戻され、札幌駅再開発計画の影響も心配される昨今、バス利用者にとって利便性が低下している状況が今後数年間続くことはほぼ確実なだけに、道内都市間バスの利用者離れに繋がりはしないか、心配になります。
バス乗車の利便性が低下している状況から解放されるのは、果たしていつのことになるのでしょうか・・・。
色々と書きましたが、今年になって利用する機会が多い「スターライト釧路号」。
少なくても、今年2024年一杯は身内の所用が続くことになりそうで、まだまだこの路線のお世話になる機会も多くなりそうです。
何か新しい動きがあれば、このブログでご紹介しますので、どうかお楽しみに。
【乗車データ】
- 乗車日:2024/06/16
- 乗車区間:
くしろバス本社→札幌駅前(都市間バス降車場) - 運行会社:北海道中央バス
- 車両:日野/セレガSHD(2RG-RU1ESDA)
- 年式:2018年式
- 所属:札幌北営業所
- 社番:4922
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