写真は、「キングオブ深夜バス」「キング・オブ・夜行バス」こと、西日本鉄道(本社:福岡市、以下:西鉄)の東京新宿〜北九州・福岡間夜行高速バス「はかた号」0002号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
運行距離が1,000kmを超える、日本最長クラスの夜行高速バスとしても有名です。
「はかた号」については、これまで何度か乗車記をメインにこのブログで取り上げて来ております。
先日、とある高速バス路線を見るために、またもや「はかた号」に乗車して九州へ向かったのですが・・・・
実は乗車当日、台風4号が九州に接近。
場合によっては到着日に台風が接近もしくは上陸する恐れがあるとのことで、今回私が乗車した便は条件付き運行となったのです。

果たして、私を乗せた「はかた号」は無事に九州に辿り着くことが出来るのか・・・・
ということで、今回は、その時の模様をご紹介します。
飛行機→リムジンバスを乗り継いで「はかた号」にエクストリーム乗車
乗車当日、実は朝からバタバタしておりまして、札幌(新千歳空港)を夕方以降でなければ出発出来ないというタイトなスケジュールでした。
新千歳空港からJAL516便(AIRBUS A350-900)に搭乗し、東京羽田空港へ。
東京羽田空港から東京空港交通のリムジンバス(三菱エアロエース 2TG-MS06GP)に乗車し、
やって来たのは、ご存知、新宿駅新南口に位置する、日本最大級の高速バス専用バスターミナル「バスタ新宿」です。(写真はイメージです。)
「はかた号」が発車するのは、4階高速バスのりばのD10のりば。
発車10分前にはバスが入線し、乗車改札が行われますが・・・
乗車改札前に乗務員から案内があり、
「本日から明日にかけて、台風4号が九州に接近・上陸する恐れがあり、途中で運行不能になる可能性があります。このため、場合によっては、途中で運行を打ち切る、または東京新宿に引き返す「条件付き運行」となります。従って、本日のこの便は、条件付き運行を予めご了承いただける方のみがご乗車出来ます。」
とのこと。
これは、相当覚悟しなければ・・・という想いで、乗務員の改札を受け、バス車内に入ります。
車内は、先代の「はかた号」専用車を踏襲した23人乗りの夜行高速仕様。
前方4席が個室タイプの「プレミアムシート」、後方19席(予備席を含む)が3列独立の「ビジネスシート」になっています。
アサインしたのは、個室型のプレミアムシート。
片道21,000円と少々高めではありましたが、多少遅延しても、または最悪運行打ち切りになっても良い様に、今回ばかりは奮発しました。
尚、今回乗車したプレミアムシート及び3列独立ビジネスシートの詳細については、下記の記事にて紹介していますので、併せてご覧いただけると幸いです。
予定通りに発車した「はかた号」 無事に到着出来るのか?
21時00分 バスタ新宿発車
予約済みの乗客が揃い、バスは21時00分定刻にバスタ新宿を発車。
4階からのスロープを下り、甲州街道から山手通りを経由し、初台南ランプから首都高速道路中央環状線に入ります。
甲州街道に出たところで、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスも、流石といったところです。
23時10分~23時25分 静岡サービスエリアにて開放休憩
初台南ランプからは、首都高速道路中央環状線~同3号渋谷線〜東名高速道路~新東名高速道路を走行。
夕食を取っていなかったことから、コンビニで買い込んだ夕食類をつまみながら。、夜のハイウェイクルージングを楽しみます。
23時10分、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着します。
こちらでは開放休憩時間として15分停車しました。
通常であれば、バス優先エリアにて停車して開放休憩を実施するのですが、この日はバス優先エリアが満車でバスを停めることが出来なかったことから、別の大型車エリアに停車して開放休憩を実施しました。
消灯後は翌朝まで一切下車できないということもあり、殆どの乗客がバスを降りてトイレや洗顔、買い物などを済ませていました。
私もバスを降りて洗顔を済ませた後、売店にて飲み物や土産類を購入します。
静岡サービスエリアの売店は24時間営業となっており、品揃えも豊富。
土産物を買い忘れ方は、こちらで購入すると良いでしょう。(写真はイメージです。)
23時35分 消灯
乗客が全員揃ったところで、バスは静岡サービスエリアを発車します。
発車後、ハンドルを握っていない乗務員がビジネスシートのフェイスカーテンをセットし、23時35分に車内は消灯されました。
この後、バスは数か所のサービスエリア(鈴鹿パーキングエリア、三木サービスエリア、福山サービスエリア)にて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することができません。
その間、バスは新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道を福岡へ向けてひた走ります。
このまま大幅な遅延なく運行してくれると良いのですが・・・翌朝、目を覚ました時、果たしてバスはどこを走行しているのでしょうか。
台風の勢力は弱体化? 予想外?の通常運行!?
08時10分~08時25分 佐波川サービスエリアにて開放休憩
07時00分過ぎ、目を覚まします。
果たしてバスはどこを走行しているのか・・・ブラインドを開けて外を眺めると、バスは広島県の宮島サービスエリアを走行していました。
外はあいにくの空模様ですが、思っていたほどの天候の荒れ模様ではなく、まずはひと安心。
バスも、ほぼ定刻通りに運行している様です。
08時00分、乗務員による案内放送で起床。
ほぼ定刻通りに運行している旨の案内が行われた後、ハンドルを握っていない交代乗務員が前方のカーテンとビジネスシートの中央列にセットしていたプライベートカーテンを片付け、その後、朝の休憩場所到着の案内が行われます。
08時10分、バスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。
佐波川サービスエリアは、山陽自動車道の中でも比較的大きなサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家も入居しています。
吉野家の牛丼弁当を購入して車内で・・・というわけにはいきませんが、匂いの少ない軽食類や飲み物をセブンイレブンで購入して車内に持ち込むことは可能です。
北海道のローカルバラエティTV番組「水曜どうでしょう」の聖地、佐波川サービスエリアの案内地図盤も健在です。
こちらでは、08時25分までの15分間停車しました。
北九州・福岡へのラストスパートに向けて、バスもしばしのひと休みです。
09時26分 関門橋通過
佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、北九州・福岡へ向けて山陽自動車道を西へ。
昼行高速バスの雰囲気を味わいながら福岡へと向かいます。
09時26分、関門橋を通過。
東京新宿を発車して約12時間30分、いよいよ九州に入ります。
09時50分 小倉駅前到着
09時31分、門司インターを通過。
ここから先は、北九州都市高速道路を小倉市街へと向かいます。
09時42分、富野ランプを流出。
その8分後の09時50分、バスは最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着しました。(写真はイメージです。)
この後、バスは砂津(チャチャタウン前)に停車。
その次の黒崎インター引野口は降車客がいなかったために通過となり、足立ランプから北九州都市高速道路→八幡インター→九州自動車道を経由し、福岡をめざします。
11時28分 博多バスターミナル到着
10時48分、福岡インターを流出。
ここから先は、福岡都市高速道を10分程走行し、天神北ランプで福岡都市高速道路を降り、福岡天神地区に入ります。
11時07分、西鉄天神高速バスターミナルに到着。
こちらでは約7割方の乗客が下車し、次なる目的地へと向かっていきました。
この後、福岡市内の渋滞に巻き込まながらも、バスは11時28分、終点の博多バスターミナル2階降車ホーム(21番のりば)に到着しました。
台風の接近・上陸の恐れがあったとはいえ、まずは無事に福岡に到着出来てひと安心。
そして、個室型プレミアムシートを選択したとはいえ、約14時間30分の移動時間があっという間に感じた今回のバスの旅でございました。
この後、私はとある高速バスを見るために、ちょっとだけ逆戻りをするのですが・・・この続きは次回といたします。
【乗車データ】
- 乗車日:2022/07/04
- 乗車区間:
バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→博多バスターミナル(2階降車ホーム) - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
- 年式:2020年式
- 所属:博多自動車営業所
- 社番:0002
最後に
西鉄「はかた号」については、これまで何度も取り上げていますので、感想については省略しますが、
「個室型プレミアムシート」は”広い空間で自分だけの時間を楽しみながら移動したい方にお勧めのシート”
「3列独立ビジネスシート」は”出来るだけ安く眠りに徹したいという方にお勧めのシート”
と、予算と好みでグレードが選択出来るのが西鉄の夜行高速バス「はかた号」の特徴のひとつでもあり、良さでもあります。
「はかた号」現行車両のレビューは、これまでに複数紹介しております。




もし機会がありましたら、上記レビューを参考にしていただき、是非とも利用していただけると幸いです。
【おまけ】動画にしてみました
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。



