長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 最新車両 1960号車 簡単な乗車記

夜行バス,高速バス乗車記



京都から野沢温泉まで約8時間のバスの旅

やって来たのは、京都の玄関口として有名なJR京都駅八条口
京都駅八条口

その目の前にある京都駅八条口H2のりばから、夜行高速バス「神戸・大阪・京都~長野・湯田中・野沢温泉線」が運行しています。
京都駅八条口 ホテル京阪前H2のりば_01

昼間は主に、京阪バスが運行する高速バスや直通バス「直Q京都号」、定期観光バスが発着しますが、夜になるとその光景は一変し、南海バスの夜行高速バス「サザンクロス」の一部路線や、千葉中央バスが運行する夜行高速バス「鎌取・千葉・TDR・上野~京都線」が発着します。
千葉中央バス「鎌取・千葉・TDR・上野~京都線」 7418_101 京都駅八条口にて
千葉中央バス「鎌取・千葉・TDR・上野~京都線」7418号車

のりば前には待合室が完備されている他、その奥にはコンビニエンスストア(セブンイレブン)もあって、場所的には悪くないといえましょう。
京都駅八条口 ホテル京阪前H2のりば_02

京都駅八条口 ホテル京阪前H2のりば_03

23時10分過ぎ、越後交通の長岡・三条行き夜行高速バス「三条・長岡~京都・大阪・堺線」が先に到着し、乗車改札を行います。
年末年始の繁忙期ということもあり、この日は2台運行でした。
越後交通「三条・長岡~京都・大阪・堺線」 1552 京都駅八条口にて_01

その約5分後、今回乗車する長電バスの長野・湯田中・野沢温泉行き「ナガデンエクスプレス」京阪神線1960号車が到着。
先行の越後交通「三条・長岡~京都・大阪・堺線」発車後にドアが開けられ、乗車改札となりました。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 京都駅八条口にて

1台運行ながらも、車内は満席。
年末年始の帰省シーズンであることを改めて実感します。

23時25分、定刻に京都駅八条口を発車したバスは、10分程で名神高速道路京都南インターに差し掛かり、名神高速道路に入ります。

京都から30分程で、バスは唯一の開放休憩場所である名神高速道路草津パーキングエリアに到着。
こちらでは、約15分間停車しました。
名神高速道路 草津パーキングエリア

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 草津パーキングエリアにて_01

共同運行の南海バス「サザンクロス」長野線とは異なり、長電バスは第1駐車場で開放休憩を行っています。
消灯前に買い物が出来、しかも売店の品揃えが充実しているという点で、個人的には第1駐車場で開放休憩を行ってくれた方がありがたいですね。

バスも、しばしのひと休みです。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 草津パーキングエリアにて_02

00時10分、乗客が全員揃ったところで、バス車内が消灯され、草津パーキングエリアを発車したバスは、名神高速道路から中央自動車道、長野自動車道、上信越自動車道を経由し、長野県へ向かいます。

翌朝4時58分、長野インターで高速道路を降り、バスは長野市内を走行します。
最初の停留所である松代大橋は通過し、05時15分、長野駅前9番のりば(長電高速バス案内所前)に到着します。
こちらで多くの乗客が下車するかと思いきや、実際に下車したのは5名程でした。

その後、権堂小布施信州中野駅で各数名下車し、纏まった数の乗客が下車したのは、志賀高原への玄関口である湯田中駅でした。
スマートフォンの時刻を見てみると、時刻は06時32分。
こちら湯田中駅では10名程の下車し、迎えの車や志賀高原方面行き長電バスへ乗り換えていきました。
年末年始をこちらでのんびり過ごす・・・という方なのでしょうね。

次の飯山駅は降車客がいないため通過するとのことで、湯田中駅からは国道292号、同117号、長野県道410号、同38号などを経由し、野沢温泉まで直行します。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 朝の車内

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 朝の車窓_01

長野県道38号を進むと、野沢温泉村の市街地が見えて来ます。
雪は積もっていますが、この時期にしては暖かいからか、所々で朝靄が立ちこめていました。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 朝の車窓_02

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 朝の車窓_03

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 朝の車窓_04

そして、07時25分、定刻より15分ほど早く、バスは終点の野沢温泉中央ターミナルに到着しました。
長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 野沢温泉中央ターミナル到着

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 野沢温泉中央ターミナルバス停

朝の野沢温泉中央ターミナルです。
撮影の段階ではひっそりとしていましたが、その後は多くの観光客集まり、飯山方面行きや戸狩方面行きのバスを待っていました。
野沢温泉中央ターミナル_01

野沢温泉中央ターミナル_02

最後に

というわけで、長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線1960号車に京都から長野県野沢温泉村まで乗車した時の模様を簡単にご紹介しました。

車内設備自体はオーソドックスな仕様ですが、フルオプションの外観に車内最後部にトイレを設置した夜行仕様、そして外から出入りする乗務員仮眠室の構造などなど、非常に珍しい仕様のバスではないでしょうか。

一方で、以前ご紹介した1934号車と同様に、長野~池袋線(須坂・長野~東京池袋)での今後の活躍も期待したいところですが、残念ながら同路線は乗務員不足の影響などで、現在は1往復に減便しての運行。
広告の絡みもあってか、写真の1612号車(三菱エアロエース)がほぼ専属で運用に就いています。
長電バス「ナガデンエクスプレス」池袋線 1612 池袋駅東口にて
「ナガデンエクスプレス」池袋線で活躍する長電バス1612号車

長電バス側では2023年4月頃に復便を考えている様ですが、いちバスファンとしては、長野~池袋線での活躍も早く見たいところではあります。

ともあれ、高速バスとして乗車するのであれば、それなりに完成度の高い車両ではと感じました。
機会がありましたら、是非一度乗車してみてはいかがでしょうか。

長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線 1960 飯山営業所にて
飯山営業所にて整備中の長電バス「ナガデンエクスプレス」京阪神線1960号車


【乗車データ】 
  • 乗車日:2023/12/29
  • 乗車区間:
    京都駅八条口H2のりば→野沢温泉中央ターミナル
  • 運行会社:長電バス
  • 車両:三菱/エアロエース(2TG-MS06GP)
  • 年式:2023年式
  • 所属:飯山営業所
  • 社番:1960

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