防長交通「カルスト号」 山口湯田温泉→神戸三宮 乗車記(2024年4月乗車分)
関西と山口県各所を結ぶ夜行高速バス「カルスト号」。
山口県周南市の本社を置く防長交通と、大阪府東大阪市に本社を置く近鉄バスが共同で運行しています。
夜行高速バス「カルスト号」については、かなり前にこのブログで神戸三宮から萩バスセンターまで乗車した時の模様をご紹介しましたが・・・
実は先日、九州福岡へ行く所用があり、その帰路の足の一部として「カルスト号」に山口湯田温泉から神戸三宮まで乗車しました。
今回は、その時の模様をご紹介します。
約12年ぶりの「カルスト号」の乗車。
その時と今の「カルスト号」の違いとは?
21時ちょうどに東京新宿を発車して約14時間後の翌日11時前、バスは福岡に到着。
福岡天神の西鉄天神高速バスターミナルで下車し、所用を済ませます。
15時過ぎに所用が終わったところで、早速移動を開始します。
福岡から山口湯田温泉までの移動手段は、
防長交通の高速バスと路線バスを乗り継いて福岡から山口まで移動する
ことにしました。
やって来たのは、JR博多駅前の博多バスターミナル。
九州島内有数の高速バス発着バスターミナルとしても有名です。
博多バスターミナルから乗車したのは、防長交通が運行する高速バス「福岡・防府・周南ライナー」。
福岡市と山口県防府市、周南市などを結びます。
乗車したのは、こちらのバス。 防長交通周南営業所所属1264号車(日野セレガHD PKG-RU1ESAA)です。
カラーリングを見て分かる通り、かつて近鉄バスで夜行高速用車両として活躍していた車両を譲り受けて運行しています。
防長交通自体が近鉄グループの企業であり、近鉄グループのバス事業を統括する持株会社「近鉄バスホールディングス」の傘下企業でもあるが故の技ともいえるでしょうか。
車内は、3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様。
シートカバーこそ交換されてはいますが、シートモケットなどは近鉄バス時代そのままの状態で、前事業者時代の面影を色濃く残しています。
もちろん、トイレや充電用コンセントも完備。
福岡から山口までの道中を快適に過ごすことが出来ます。
16時10分、博多バスターミナルを発車したバスは、呉服橋ランプから福岡都市高速道路へ。
福岡都市高速道路を10分程走行し、福岡インターからは、九州自動車道~関門橋~中国自動車道を経由して、山口県山口市、防府市、周南市方面へ向かいます。
博多バスターミナルを発車して約1時間後の17時15分頃、関門橋を通過。
本州山口県に入ります。
下関インターからは、中国自動車道を小郡インターまで走行。
カーブとアップダウンが続く厳しい道を、安全速度で進んでいきます。
17時50分過ぎ、美祢インターで降車扱いで停車した後、バスは美東サービスエリアに到着。
こちらでは、開放休憩として18時10分までの10分間停車しました。
このサービスエリアの展望台から眺める夕暮れの長閑な風景が、個人的には好きだったりします。
美東サービスエリアを発車したバスは、7分程走行し、小郡インターを通過。
その数分後、バスは山口仁保津駅前に到着します。
終点はまだまだ先ですが、山口湯田温泉へ向かうには、こちらの山口仁保津駅前バス停での下車が便利。
こちらで、山口湯田温泉方面行きの路線バスに乗り換えることにしました。
防府・周南方面へ向けて発車するバスの後姿を見届けながら、乗り換えのバス到着を待ちます。
山口仁保津駅前から乗車したのは、新山口駅から来た防長交通106系統「新山口~西京橋~宮野温泉線」。
このバス(防長交通山口営業所所属1311号車 日野レインボー)で、山口湯田温泉へ向かいます。
夕方の帰宅ラッシュということもあり、道路は若干渋滞気味。
各停留所での乗降に時間を要したということもあり、山口湯田温泉には定刻よりも10分程遅れて到着しました。
バス停前には、老舗温泉ホテル「湯田温泉ユウベルホテル松政」があります。
駐車場には多くの車や観光バスが駐車しており満車状態。
老舗温泉ホテルの人気の高さを改めて伺い知ることが出来ました。
山口湯田温泉からは、今回の記事の主題である夜行高速バス「カルスト号」に乗車、神戸三宮へ向かいます。
(次ページに続きます。)
山口県周南市の本社を置く防長交通と、大阪府東大阪市に本社を置く近鉄バスが共同で運行しています。
近鉄バス「カルスト号」(イメージ)
防長交通「カルスト号」
夜行高速バス「カルスト号」については、かなり前にこのブログで神戸三宮から萩バスセンターまで乗車した時の模様をご紹介しましたが・・・
実は先日、九州福岡へ行く所用があり、その帰路の足の一部として「カルスト号」に山口湯田温泉から神戸三宮まで乗車しました。
今回は、その時の模様をご紹介します。
約12年ぶりの「カルスト号」の乗車。
その時と今の「カルスト号」の違いとは?
<プロローグ>「はかた号」と「福岡・防府・周南ライナー」
「カルスト号」乗車の前夜、東京のバスタ新宿(新宿高速バスターミナル)にいた私は、西日本鉄道(本社:福岡市)の夜行高速バス「はかた号」プレミアムシートで一路福岡へ向かいます。21時ちょうどに東京新宿を発車して約14時間後の翌日11時前、バスは福岡に到着。
福岡天神の西鉄天神高速バスターミナルで下車し、所用を済ませます。
15時過ぎに所用が終わったところで、早速移動を開始します。
福岡から山口湯田温泉までの移動手段は、
- JR山陽新幹線と在来線(山口線)を乗り継いで移動する方法
- 高速バス「福岡山口ライナー」(中国JRバス運行)で移動する方法
- JR乗り継ぎは早いが少々お高い
- 高速バス「福岡山口ライナー」は、度重なる減便で1日1往復しか運行しておらず、正直使いものにならない
防長交通の高速バスと路線バスを乗り継いて福岡から山口まで移動する
ことにしました。
やって来たのは、JR博多駅前の博多バスターミナル。
九州島内有数の高速バス発着バスターミナルとしても有名です。
博多バスターミナルから乗車したのは、防長交通が運行する高速バス「福岡・防府・周南ライナー」。
福岡市と山口県防府市、周南市などを結びます。
乗車したのは、こちらのバス。 防長交通周南営業所所属1264号車(日野セレガHD PKG-RU1ESAA)です。
カラーリングを見て分かる通り、かつて近鉄バスで夜行高速用車両として活躍していた車両を譲り受けて運行しています。
防長交通自体が近鉄グループの企業であり、近鉄グループのバス事業を統括する持株会社「近鉄バスホールディングス」の傘下企業でもあるが故の技ともいえるでしょうか。
車内は、3列独立シート27人乗りの夜行高速仕様。
シートカバーこそ交換されてはいますが、シートモケットなどは近鉄バス時代そのままの状態で、前事業者時代の面影を色濃く残しています。
もちろん、トイレや充電用コンセントも完備。
福岡から山口までの道中を快適に過ごすことが出来ます。
16時10分、博多バスターミナルを発車したバスは、呉服橋ランプから福岡都市高速道路へ。
福岡都市高速道路を10分程走行し、福岡インターからは、九州自動車道~関門橋~中国自動車道を経由して、山口県山口市、防府市、周南市方面へ向かいます。
博多バスターミナルを発車して約1時間後の17時15分頃、関門橋を通過。
本州山口県に入ります。
下関インターからは、中国自動車道を小郡インターまで走行。
カーブとアップダウンが続く厳しい道を、安全速度で進んでいきます。
17時50分過ぎ、美祢インターで降車扱いで停車した後、バスは美東サービスエリアに到着。
こちらでは、開放休憩として18時10分までの10分間停車しました。
このサービスエリアの展望台から眺める夕暮れの長閑な風景が、個人的には好きだったりします。
美東サービスエリアを発車したバスは、7分程走行し、小郡インターを通過。
その数分後、バスは山口仁保津駅前に到着します。
終点はまだまだ先ですが、山口湯田温泉へ向かうには、こちらの山口仁保津駅前バス停での下車が便利。
こちらで、山口湯田温泉方面行きの路線バスに乗り換えることにしました。
防府・周南方面へ向けて発車するバスの後姿を見届けながら、乗り換えのバス到着を待ちます。
山口仁保津駅前から乗車したのは、新山口駅から来た防長交通106系統「新山口~西京橋~宮野温泉線」。
このバス(防長交通山口営業所所属1311号車 日野レインボー)で、山口湯田温泉へ向かいます。
夕方の帰宅ラッシュということもあり、道路は若干渋滞気味。
各停留所での乗降に時間を要したということもあり、山口湯田温泉には定刻よりも10分程遅れて到着しました。
バス停前には、老舗温泉ホテル「湯田温泉ユウベルホテル松政」があります。
駐車場には多くの車や観光バスが駐車しており満車状態。
老舗温泉ホテルの人気の高さを改めて伺い知ることが出来ました。
山口湯田温泉からは、今回の記事の主題である夜行高速バス「カルスト号」に乗車、神戸三宮へ向かいます。
(次ページに続きます。)