西日本鉄道「はかた号」 0001号車【ビジネスシート】乗車記 <2022年春>

夜行バス,高速バス乗車記



晴天の山陽路を西進 関門橋を渡り九州へ・・・

07時00分過ぎ、山口県岩国市付近を通過したところで目を覚まします。
右手に広がる車窓を楽しみながら、のんびりと過ごします。

進行方向左側座席であれば、車窓一面に広がる瀬戸内の風景が楽しめるのですが、今回は進行方向右側の座席。
山々の風景が車窓一面に広がります。
これはこれで、順調に山陽路を走行していることを実感出来るのですが、「はかた号」に乗車するのであれば、朝の瀬戸内の風景が楽しめる進行方向左側の座席をお勧めします。

西鉄「はかた号」 0001 朝の風景

07時59分 起床

乗務員による案内放送で起床。
ほぼ定刻通りに運行している旨の案内が行われた後、ハンドルを握っていない交代乗務員が前方のカーテンとビジネスシートの中央列にセットしていたプライベートカーテンを片付け、その後、朝の休憩場所到着の案内が行われます。


08時05分~08時20分 佐波川サービスエリアにて開放休憩

静岡サービスエリア発車後、8時間半程でバスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。

佐波川サービスエリアは、山陽自動車道の中でも比較的大きなサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家も入居しています。
流石に吉野家の牛丼弁当を購入して車内で・・・というわけにはいきませんが、匂いの少ない軽食類や飲み物をセブンイレブンで購入して車内に持ち込むことは可能です。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_01

そして、以前にも書きましたが、佐波川サービスエリアといえば、こちらも健在。
バラエティTV番組「水曜どうでしょう」の聖地、佐波川サービスエリアの案内地図盤です。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_02

佐波川サービスエリアに停車中の「はかた号」です。
北九州・福岡へのラストスパートに向けて、バスもしばしのひと休みです。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_01

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_02

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_03

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_04

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_05

09時21分〜22分 関門橋通過

佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、北九州・福岡へ向けて山陽自動車道を西へ進みます。
ここから先は、昼行高速バスの雰囲気を味わいながら福岡へと向かいます。

西鉄「はかた号」 0001 朝の風景_02

09時21分〜22分、バスは関門橋を通過。
東京新宿を発車して約12時間、いよいよ九州に入ります。

西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過_01

西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過_02

西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過_03

09時48分 小倉駅前到着

09時27分、門司インターを通過。
ここから先は、北九州都市高速道路を小倉市街へと向かいます。

09時36分、富野ランプを流出。
小倉中心部に入り、先日発生した旦過市場の大規模火災による道路通行止めの様子を見ながら、09時48分、バスは最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着しました。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_01

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_02

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_03

この後、バスは砂津(チャチャタウン前)黒崎インター引野口に停車後、福岡市内の西鉄天神高速バスターミナル博多バスターミナルへと向かいますが、今回は諸事情によりこちらで下車。
福岡へ向けて発車するバスの後姿を見届けながら、私は次の目的地へと向かうのでありました。

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_03

ビジネスシートの選択もアリ!?

以上、西鉄「はかた号」新型車両【ビジネスシート】(新宿→北九州)の乗車時の模様をお届けしました。
今回も、過ぎてゆく時間があっという間に感じた、充実したバス旅を楽しむことが出来ました。

「はかた号」現行車両のレビューは、これまでに3本紹介しております。


で、気になるのは「今回乗車したビジネスシートはお勧め出来るのか?出来ないのか?」という点ではないでしょうか。

結論から申しますと、「安く、眠りに徹したいのであれば、ビジネスシートの選択もアリ」です。

今回乗車したビジネスシートですが、プレミアムシートと同様、まさしく「先代車両の進化版」といえます。

特に、シートがダブルクッションになっている点と、リクライニングの角度が想像以上に深かった(プレミアムシートのリクライニング角度よりも深く感じる?)点が、個人的には好印象でした。
足置き台の奥行も空洞になっており、足をゆったり延ばすことが出来、長身の方でもゆったりと身体を伸ばせられるのではと感じました。
もちろん、西鉄伝統のフェイスカーテンも健在。
プライベート空間の確保という点においても配慮がなされています。

そして、なんといっても、ビジネスシートは運賃が安い!
繁忙期でも最高値18,000円で利用出来、閑散期では最安値9,000円で利用することが出来るのです。
ダイナミックプライシング型運賃制度を導入しているため、実際には予約・購入のタイミングで随時変動しますが、3列シート・トイレ付き車両で出来るだけ安く移動したい方は、WEBで安い運賃を狙ってみてはいかがでしょうか。

一方で、1人当たりの占有空間が狭い、夜行バス独特の蒸す暑さを感じるというデメリットも。
これに関しては、ある程度自己防衛するしかありませんが、他社の4列シートトイレなし車両で運行する路線と比べると、天と地の差があるといって良いでしょう。

色々と書きましたが、

「プレミアムシート」は"広い空間で自分だけの時間を楽しみながら移動したい方にお勧めしたいシート"

「ビジネスシート」は"出来るだけ安く眠りに徹したいという方にお勧めしたいシート"

です。

予算と好みでグレードが選択出来る西鉄の夜行高速バス「はかた号」。
もし機会がありましたら、是非一度乗車してみてはいかがでしょうか。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_06


【乗車データ】 
  • 乗車日:2022/04/18
  • 乗車区間:
    バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→小倉駅前(高速バス降車場)
  • 運行会社:西日本鉄道
  • 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
  • 年式:2020年式
  • 所属:博多自動車営業所
  • 社番:0001

【お知らせ】
「はかた号」ビジネスシートのご予約・ご購入はこちらのサイトでも受け付けています。



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