西日本鉄道「はかた号」 0001号車【ビジネスシート】乗車記 <2022年春>

夜行バス,高速バス乗車記



夜景を見ながら西進 消灯前の開放休憩ではお買い物も

今回アサインされたのは、ビジネスシートの7C席。
乗車の前日に予約したということもあって、車内後方の窓側座席を選択しました。(写真はイメージです。)
西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート 車内

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート シート画像 

ひと通り車内を見渡しますが、プレミアムシートは4席全て満席、ビジネスシートも窓側座席は満席で、通路側座席も数席埋まる程の座席の埋まり具合でした。
平日でこの座席の埋まり具合・・・着実に人の動きが戻っていることを実感します。

21時00分 バスタ新宿発車

予約済みの乗客が揃い、バスは21時00分定刻にバスタ新宿を発車。
スロープを下り、甲州街道から山手通りを経由し、初台南ランプから首都高速道路中央環状線に入ります。

甲州街道に出たところで、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスも、乗務員による当たり外れが少なく、流石といったところでしょうか。


21時08分 初台南ランプ通過

初台南ランプからは、首都高速道路中央環状線~同3号渋谷線〜東名高速道路~新東名高速道路を走行。
夜のハイウェイクルージングを楽しみます。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 車窓_01(イメージ)

沼津市付近を通過したところで、改めてビジネスシートの座り心地を確認します。
先代のシートと比較すると、ダブルクッションのおかげか、先代のビジネスシートで見られた「シートのへたり」によるシートの硬さを感じません。
以前にご紹介したプレミアムシートと同様、腰かけた際の心地良さが改善されている印象を受けます。


23時14分~23時29分 静岡サービスエリアにて開放休憩

新宿から2時間程で、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着します。
こちらでは開放休憩時間として15分停車しました。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリア_01

消灯後は翌朝まで一切下車できないということもあり、殆どの乗客がバスを降りてトイレや洗顔、買い物などを済ませていました。
私もバスを降りて洗顔を済ませた後、売店にて静岡の土産物などを購入します。
静岡サービスエリアの売店は24時間営業となっており、品揃えも豊富。
土産物を買い忘れ方は、こちらで購入すると良いでしょう。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリア_02

深夜の長時間走行に向けて、バスもしばしのひと休みです。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリアにて

23時35分 消灯

乗客が全員揃ったところで、バスは静岡サービスエリアを発車します。

発車後、ハンドルを握っていない乗務員がビジネスシートのフェイスカーテンをセットし、23時35分に車内は消灯されました。

この後、バスは数か所のサービスエリア(鈴鹿パーキングエリア、三木サービスエリア、福山サービスエリア)にて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することができません。
その間、バスは新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道を福岡へ向けてひた走ります。

消灯になったところで、シートを倒してみますが・・・これが思いのほか深く倒れるのです!
座席の位置にもよりますが、人によっては「プレミアムシートよりも深く倒れる」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シートを倒し、座席前後を仕切るカーテンをセットして目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
夜行バス独特の蒸し暑さを感じつつも、翌朝までぐっすりと眠ることが出来ました。


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