新潟交通「新潟~長野線」 簡単な乗車記
紹介したい乗りものの乗車記や車両など、溜まってはいるのですが、実はここ2週間程の間、こちらの同人誌の原稿をひたすら書いておりました。
夜行バス乗車記本「夜行バス紀行Vol.05」
https://hiroshi-project.jp/nightbus-05
ブログ記事執筆や先日のお出かけの写真整理、他案件の原稿執筆、SNSに手を付けていないかったのは、こちら同人誌の原稿執筆に集中していたためです。
そうでもしないと、先行発売にまでこぎつける自信がなかったから。
ようやく完成の目途が付き、まずは一安心しております。
正式な頒布は今秋~今冬にかけてを予定しておりますが、2019年7月4日(木)20時00分から、先行予約の受付も始まっています。
(先行予約分のお届けは、2019年9月中旬以降を予定しております。)
⇒ 夜行バス乗車記本「夜行バス紀行Vol.05」の先行予約はこちらから
宜しければ是非お手に取っていただけると幸いです。
話を変えまして、前回の記事の続きになります。
長野電鉄と長電バスでちょっとしたぶらり旅を敢行した私。
長野電鉄と長電バスを満喫したところで、北海道への帰路につきます。
いろいろと考えた挙句、今回は新潟経由(新潟乗り継ぎ)で北海道へ戻ることにしたのですが、その道中の長野から新潟まで利用したのが、今回ご紹介する新潟~長野間の高速バス「新潟~長野線」であります。 恥ずかしながら、今回が初乗車となる高速バス「新潟~長野線」。
いったい、どの様な路線なのでしょうか。
意外と行き来のある都市間を結ぶ高速バス
高速バス「新潟~長野線」が運行を開始したのは、1990(平成2)年10月23日です。とかく結び付きが思いがちの両都市間ですが、実はこの区間、意外と(いっては失礼ですが)ビジネスのみならず日常の行き来がそれなりにあるそうで、その割には直通の交通機関が決して便利でないことから、この路線の開設に至ったといわれています。
実際に、長野県は役所関係が新潟の管轄にあたる部分も多く、そういうつながりも強いといわれています。運輸行政も、再編前、長野県は新潟運輸局の管轄でした。
鉄道では中々難しい地方都市間の直通交通機関の開設が、バスであれば比較的容易に出来てしまう・・・正しく、バスならではといえるでしょう。
運行開始当初は、一部区間一般道経由で1日2往復体制でしたが、その後利用客が増えたことと上信越自動車道が全通したこともあり、現在はほぼ全区間高速道路経由で1日4往復運行されています。
上信越道~北陸道からの車窓を眺めながら新潟へ・・・
やって来たのは、JR長野駅駅前の商業ビル「Nacs末広」1階にある長電高速バス案内所。新潟行き高速バスは、こちら案内所前のバス停(長野駅前)から発車します。
バスの始発は、長野電鉄本社前の権堂バス停なのですが、時間の関係から、今回は長野駅前バス停から乗車することにしました。
今回乗車したのは、長野駅前16時00分発の新潟交通担当便。
こちら↓の車両が充てられていました。 新潟交通東部営業所所属の1077号車(三菱エアロエース QTG-MS96VP)です。
2017(平成29)年に導入された車両で、同社の高速用車両でも比較的新しい部類に入ります。
今回。残念ながら車内の写真はありませんが、車内は4列シート40人乗りの昼行高速仕様。
トイレ、座席テーブル、コンセントが完備されています。
シートピッチが多少狭いのが難点ですが、所要3時間半程度の路線であれば、これでも十分かなぁという気もします。
イメージとしては、以前ご紹介した新潟~仙台線「WEライナー」4列シート車の車内とほぼ同仕様といったところでしょうか。
16時前、新潟行き高速バスが長野駅前バス停に到着。
早速、乗車改札開始です。
私を含め20人近くの乗客を乗せたバスは、16時00分定刻に長野駅前を発車します。
昭和通り、高田にて乗車扱いを行い、その先の須坂長野東インターまでは一般道を走行しますが、途中には長野オリンピックのスピードスケート会場として建設された「エムウェーブ」の姿も。
ちょうどこの頃、長野へ長期出張していたことを思い出しました(笑)。
16時25分頃、須坂長野インターから上信越自動車道へ。
上信越自動車道上の各バス停(須坂・小布施・中野・豊田・柏原)にて乗車扱いのために停車した後は、上信越自動車道を上越ジャンクションまで北上し、上越ジャンクションからは北陸自動車道を新潟へ向けてひた走ります。
上信越自動車道からは、写真の様な山々を眺めることが出来ます。
17時21分、上越JCTを通過
ここからは、左手に日本海を眺めながら、北陸自動車道を新潟へ向けて走り続けます。
上越木田バス停は降車客がいなかったため通過し、その約15分後の17時43分に、バスは唯一の開放休憩である米山サービスエリアに到着します。
こちらでは17時59分までの16分間停車しました。
17時59分、乗客が全員揃ったところでバスは発車。
この先は、新潟県内の高速道路上バス停にて降車扱いの停車をしていくのですが、この便に関しては降車客ゼロのために三条・燕と鳥原以外のバス停を通過しました。
19時03分、新潟亀田インターを流出。
帰宅ラッシュで若干渋滞気味の新潟市内を走行し、19時18分、定刻より6分早くバスは新潟駅前の降車専用バス停に到着しました。
終点は万代シティバスセンターですが、今回は乗り継ぎの関係で私もこちらで下車。
暗闇の中、バスは万代シティバスセンターへ向けて走り去っていきました。
使い勝手の良さを感じる"バスならではといえる路線"
以上、新潟交通「新潟~長野線」の乗車記を簡単に纏めてみました。本来であれば画像をもっと多く紹介したかったのですが、カメラの状態が不調であったのと、車内の様子を撮影出来なかったこともあり、あっさりとした乗車記になってしまいました。(申し訳ありません。)
今回、初めてこの路線に乗車しましたが、直通交通機関が便利でない区間を上手く突いた路線だなぁという印象を受けました。
先述の通り、運行開始当初は長野から上越インターまで一般道を延々を走行していたそうですが、聞くところによると、その当時の1台あたりの平均乗車人数が16人を超えていたとか。
今回の乗車でも、20人近くの乗客が乗車していたことなどを考えると、やはり乗り換えなしで移動出来る利便性が評価されているということなのでしょう。
個人的には、運行本数はさておき、乗り換えなしで移動出来るという点で、使い勝手の良さを感じました。
最初にも書きましたが、地方都市間の直通交通機関の開設が、バスであれば比較的容易に出来てしまう・・・正しく、バスならではといえる路線なのではないでしょうか。
今回は新潟交通担当便の乗車でしたが、もし次回乗車する機会があれば、未乗車の長電バス担当便に是非とも乗車してみたいですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2019/05/17
- 乗車区間:
長野駅前→新潟駅前 - 運行会社:新潟交通
- 車両:三菱/エアロエース(QTG-MS96VP)
- 年式:2017年式
- 所属:東部営業所
- 社番:1077
【お知らせ】
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