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両備ホールディングス「ペガサス号」1912号車

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岡山・倉敷と北九州・福岡間を結ぶ夜行高速バス「ペガサス号」
両備ホールディングス下津井電鉄(いずれも岡山市)の2社が共同で毎日1往復運行しています。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912

両備ホールディングス「ペガサス号」

下津井電鉄「ペガサス号」 H820

下津井電鉄「ペガサス号」

運行開始は、1989(平成元)年の4月1日。
当初は夜行便の他に昼行便も運行されていましたが、のちに夜行便に一本化され、今日に至っています。

また、2023年6月30日までは、西日本鉄道(福岡市、以下:西鉄)も運行に参入していましたが、この日をもって運行を休止。
福岡側の予約発券ならびに運行支援業務は、現在も西鉄が引き続き行っています。

西鉄「ペガサス号」 4874

西日本鉄道「ペガサス号」(現在は運行休止中)

夜行高速バス「ペガサス号」については、かなり前の何度かこのブログでご紹介したことがありますが、

とある方から「数年前から「ペガサス号」の車両が代替わり」しているという話を先日聞き、「それならば久しぶりに取り上げてみようか・・・」ということで、今回、現在両備ホールディングスが同路線に投入している最新型の夜行高速用車両(1912号車)を取り上げることにしました。

久しぶりの「ペガサス号」の乗車、そして両備ホールディングスの最新型夜行高速用車両・・・ここ数年でどの様に変わったのでしょうか。

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快適性重視の現行型エアロクイーン夜行高速仕様車

早速ご紹介しましょう。
両備ホールディングスが現在「ペガサス号」に投入している車両は、こちら↓になります。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912_101
両備ホールディングス「ペガサス号」 1912_102

両備ホールディングス両備バスカンパニー岡山営業所所属1912号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
いわゆる「令和顔」とも呼ばれる2019年式の現行型三菱エアロクイーンで、同社では2025年6月時点で最新型の夜行高速用車両になります。
大きな車体に水戸岡鋭治氏デザインの両備バス高速用カラーリング・・・違和感なく馴染んでいると思うのは私だけでしょうか。

元々この車両は、岡山・津山~横浜・東京線「ルブラン号」(東北急行バスと共同運行)の専用車として導入されましたが、同路線はコロナ騒動の影響で長期間運休中。
そこに、一部の高速用車両の売却で在籍車両が少なくなったことから、この車両が「ペガサス号」専用車としてコンバートされ、現在に至っています

気になる車内は・・・

車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
青基調のタイル柄内装が特徴で、この内装はここ数年来の両備ホールディングス高速用車両の共通仕様にもなっています。
窓側座席には、座席と通路を仕切るカーテンを完備。
トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912 車内

シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
南海バスやとさでん交通などで採用されているハイグレードタイプとなっており、全席に3点式シートベルトと可動式枕を設置しています。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912 シート

レッグレストや足置き台(フットレスト)、充電用コンセントも完備しており、快適に休むことが出来ます。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912 レッグレスト・足置き台(フットレスト)
両備ホールディングス「ペガサス号」 1912 充電用コンセント

また、この車両では、1B席が「アメニティーバー」として活用されており、紙おしぼりやアイマスク、飴などが置かれていましたが、このサービス、両備ホールディングスが運行している他の夜行高速路線でも実施しているのでしょうか。
ご存じの方がいましたらご教示いただけると幸いです。

両備ホールディングス「ペガサス号」 1912 アメニティーバー

以上、簡単に車両と車内について紹介しましたが、他事業者の夜行路線に引けを取らない、所要9時間の夜行路線にしてはかなりハイグレードな印象を受けました。

(次ページに続きます。)

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