西日本鉄道「はかた号」 2024年夏 & ふくおかのりもの展2024
08時05分~08時25分 静岡サービスエリアにて開放休憩
翌朝、目を覚ますと、バスは山陽自動車道八幡パーキングエリアに停車していました。
乗務員交代のための停車です。
以前乗車した時は、少し手前の福山サービスエリアで乗務員交代を行っていた記憶がありますが、混雑回避で交代場所を変更したのでしょうか・・・。
八幡パーキングエリアを発車したバスは、穏やかな天候に恵まれた山陽自動車道を西へひた走ります。
07時55分頃、交代乗務員による起床の案内放送が。
ほぼ定刻通りに走行していることと、まむなく佐波川サービスエリアに到着する旨の案内がありました。
08時05分、バスは2回目の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは、起床後の開放休憩として20分間停車しました。
佐波川サービスエリアは、山口県防府市佐野の山陽自動車道上にあるサービスエリア。
車の駐車が多いサービスエリアの割には、山陽自動車道のサービスエリアで唯一レストラン(フードコート)がない、ガソリンスタンドが24時間営業でないなど、パーキングエリアなみの施設にとどまっているのが特徴です。
とはいえ、コンビニエンスストア(セブンイレブン)に吉野家があることから、飲食に関しては特段困ることはないと思います。
「はかた号」の乗客の中にも、到着後にコンビニエンスストアへ直行して飲食物を購入する姿が数多く見られました。
そして、佐波川サービスエリアといえばこちら。
「水曜どうでしょう」ファンであればお馴染みの聖地も健在です。
佐波川サービスエリアでは、乗務員も交代。
バスもしばしのひと休みです。
09時26分 関門橋通過
佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、山陽自動車道を山口ジャンクションまで走行した後、中国自動車道へ。
下関インターを通過してすぐの09時26分、関門橋に差し掛かります。
関門橋は、山口県下関市と福岡県北九州市の間を跨ぐ道路橋。
全長は1068メートルで、本州と九州を結ぶ陸路の輸送力を拡張するため1973(昭和48)年11月14日に開通しました。
関門橋からは、下関市や北九州市門司地区の街並みが一望出来る他、進行方向右側には彦島、巌流島を見ることも出来ます。
・・・という案内を、交代乗務員が行っていました。
「はかた号」でこの様な案内を聞いたのは今回が初めてですが、車内はさながら観光バス気分。
初めて乗車された方にとっては、良い思い出になったのではないでしょうか。
09時50分 小倉駅前到着
09時32分、門司インターを流出。
門司インターから北九州都市高速道路を10分程走行し、小倉中心部に入ります。
09時50分、最初の降車停留所である小倉駅前に到着。
こちらでは6~7名下車しました。
次の砂津(チャチャタウン前)とその次の黒崎インター引野口は降車客がおらず通過。
足立ランプから再び北九州都市高速道路に入り、八幡インターからは九州自動車道を福岡へ向けて走行します。
11時37分 博多バスターミナル到着
八幡インターから九州自動車道を走行すること25分程で、「はかた号」は福岡インターを通過。
ここから先は、福岡都市高速道路を天神北ランプまで走行します。
福岡都市高速道路から眺める福岡の街並みを見るに、東京から約1,100km離れた福岡にやって来たことを改めて実感します。
左手に、JR貨物の福岡貨物ターミナル駅や、
ボートレース場、民間放送局の社屋・鉄塔が見えると、天神地区中心部まであと少しです。
11時02分、天神北ランプを流出。
「天神ビックバン」で高速ビルの建て替えが進む天神地区中心部の街並みを眺めながら、「はかた号」はラストスパートです。
天神地区の渋滞に巻き込まれこともあり、西鉄天神高速バスターミナルには定刻11分遅れの11時13分に到着。
こちらでは、残りの乗客の半数が下車していきました。
西鉄電車、九州島内各地行きの高速バス、西鉄タクシーへお乗り換えの方は、こちらでの下車が便利です。
西鉄天神高速バスで降車扱いを行った「はかた号」は、渋滞気味の渡辺通りや住吉通りを博多バスターミナルへ向けて走行します。
そして、東京新宿を発車すること約14時間半の11時37分、定刻20分遅れで「はかた号」は終点の博多バスターミナルに到着しました。
毎度書いていますが、今回も所要時間の長さを感じさせない、快適な「はかた号」の旅を存分に楽しませていただきました。
長時間の運行、お疲れ様でした。
(次ページに続きます。)