西日本鉄道「はかた号」 2024年夏 & ふくおかのりもの展2024
出来るだけ安く快適に コスパに優れた3列独立ビジネスシート
高級感のある本革+モケットシートでリラックス
が謳い文句の3列独立ビジネスシートは、車内後方部に19席(予備席1席を含む)設置されています。
周りを気にせずに休めると評判のプライベートカーテンは、全席に装備。
消灯前に交代乗務員がカーテンをセットし、起床後乗務員がカーテンの片付けを行います。
乗車日にもよりますが、時期によっては最安9,000円から乗車可能。
「安くても快適に移動したい」という方にとっては、コスパに優れているシートといえましょう。
先代のビジネスシートは、プレミアムシートと同様のマジカルテクニカ製を採用していましたが、現行車両では天龍工業製の特注シートを採用しています。
シートスペックは、シート幅約46cm、最大リクライニング角度約143度、シートピッチ約95cmとなっており、先代のビジネスシートとスペックはほぼ同じですが、ダブルクッションを採用するなど、座り心地に改良が施されています。
3点式シートベルトを全席に採用するなど、安全・安心を売りにしているのも特徴のひとつです。
ひじ掛の下には、シートのリクライニングボタンとSOSボタンを設置しています。
シートのリクライニングは、青色の輪が付いたボタンを押しながら背もたれを押すと、シートが倒れる様になっています。
また、肘掛は先端のボタンを押すと下に倒れる様になっています。
もちろん、レッグレスト、足置き台(フットレスト)も完備。
足置き台は、足をのせる部分がモケットになっており、靴を脱いで脚を伸ばした際に滑りにくくなっています。
また、足置き台の奥行きは空洞になっており、脚をゆったりと伸ばすことが出来ます。
各座席のシートポケットには、各種案内リーフレットと使い捨てスリッパが入っています。
読書灯は、前席のシート背面とエアコンダクト(窓側座席のみ)の2箇所に設置。
この点においては、プレミアムシートよりも優れているといえるでしょうか。
ひじ掛け下には、モバイル充電用のUSBポートが一口設置されています。
ただし、プレミアムシートと同様、コンセントタイプではないので注意しましょう。
ビジネスシート利用者に提供されるお茶と使い捨て方式のアイマスクです。
その他の共通装備
トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
ただし、広くはありませんの、あくまで非常用と考えた方が良いかもしれません。
車内では、無料Wi-fiサービス「Kyushu Bus Network Free Wi-fi」を提供しています。
1回の接続時間は最大720分となっています。
シートベルトのバックルは、非着用時にバックルのLEDランプが点滅する様になっており、注意喚起にもつながっています。(写真はプレミアムシートのシートバックルです。)
安全対策にも抜かりがありません。
歩行者検知機能も搭載した衝突軽減安全ブレーキ(AMB)や、ディスタンスウォーニング(車間距離警報)、ASR(アンチスピンレギュレーター)を標準装備している他、車両左側方のモニタリングを行う「アクティブ・サイドガード・アシスト」、ドライバーが急病などで運転の継続が困難になった場合に車両を自動停止させる「ドライバー異常時対応システム」、タイヤの異常を検知するTPMS(タイヤプレッシャーマネジメントシステム)を搭載しています。
そして、これら装置の一部は、通信型ドライブレコーダーと連動して営業所の運行管理者がリアルタイムで運行状況を確認出来る様になっており、万一異常が発生した場合に迅速に対応することが出来る仕組みになっています。
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