写真は、西日本JRバス(本社:大阪市)が運行する京都~高松間高速バス「高松エクスプレス京都号」です。
関西と高松を結ぶ”高速バス路線網”のひとつとして運行しており、同路線は京阪バス(本社:京都市)、JR四国バス(本社:高松市)、四国高速バス(本社:高松市)と共同で運行しています。
私自身、関西と高松を結ぶ高速バスには何度も乗車していますが、今回ご紹介する「高松エクスプレス京都号」には、恥ずかしながらこれまで一度も乗車したことがなく、今回が初乗車となります。
関西最大の都市「大阪」をスルーして京都と高松を乗り換えなしで結ぶ「高松エクスプレス京都号」、いったいどんな路線なのでしょうか。
運行開始当初から4社共同の「高松エクスプレス京都号」
「高松エクスプレス京都号」が運行を開始したのは、2001(平成13)年3月31日。
当時、関西と高松を結ぶ高速バス(大阪~高松、神戸~高松)は、一部の路線を除き、民鉄系とJR系できっぷ・回数券、予約・発券場所、時刻表が別々になっていましたが(現在は共通化)、「高松エクスプレス京都号」は運行開始当初からきっぷ・回数券、予約・発券場所、時刻表が共通化されており、路線の愛称も統一されているのが特徴です。
運行本数は1日6往復。
さらに、土曜・日曜・祝日には1往復増便の7往復体制で運行されます。
運行担当会社の担当便、運行本数も原則固定化されており、JRバス2社が1日2往復、四国高速バスが1往復(土日祝は2往復)、京阪バスが1往復担当しています。
但し、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響により減便運行中ですので、ご利用の方はご注意を。(2022年8月1日現在)
車両は、各社とも原則として4列シート40人乗りのトイレ付き昼行高速仕様車を投入。
大阪~高松線、神戸~高松線と仕様の共通化を図っています。
やって来たのは・・・旧カラーリングのいすゞガーラHD
福岡博多からJR山陽新幹線とJR瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」を乗り継いで、
やって来たのは、ご存知、JR高松駅に隣接する高松駅高速バスターミナル。
「高松エクスプレス京都号」は、こちらから発車します。(写真はイメージです。)
今回乗車したのは、こちらの車両。
西日本JRバス京都営業所所属641-17934号車(いすゞガーラHD 2TG-RU1ASDJ)です。
旧カラーリングを纏った、側面完全固定窓の車両になります。
車内は、先述の通り、4列シート40人乗りのトイレ付き昼行高速仕様となっています。
ブルー系のシートモケットが目立ちますね。
シートはメーカー標準(天龍工業製)のハイグレード〔ハイエンド〕タイプを採用していますが、昼行仕様ということもあってか、フットレストは装備していません。
全席にモバイル充電用のコンセントを装備している他、コロナ対策として座席間に小さな仕切りを後付けしています。
途中で開放休憩があることを考慮すると、この程度の車内設備で十分といえますが、これに関しては乗客によって賛否が分かれるかもしれません。
美しい景色を眺めながら京都へ直行
15時40分 高松駅高速バスターミナル発車
定刻に高松駅高速バスターミナルを発車したバスは、県庁通り、栗林公園前、ゆめタウン高松、高松中央インターバスターミナルにて乗車扱いのために停車後、高松中央インターから高松自動車道に入ります。
さらにこの後、高速道路上の高速三木、高速志度、高速津田、高速大内、高速引田、鳴門西の各バス停にも停車。
他の関西~高松間高速バスと同様、細かく停車していきます。
鳴門西を過ぎ、大鳴門峡を渡ると、バスは淡路島に入ります。
高速道路上から眺める美しい景色。
これこそ、神戸淡路鳴門自動車道を昼間に経由する高速バスならではの一番の楽しみでもあります。
17時31分~17時41分 室津パーキングエリアにて開放休憩
高松駅高速バスターミナルを発車して約2時間後の17時31分に、バスは室津パーキングエリアに到着します。
こちらでは、開放休憩として10分間停車しました。
室津パーキングエリアは、神戸淡路鳴門自動車道の中でも比較的中規模のパーキングエリアですが、立地の関係からか、停車している車やトラック、バスの数が多く、多くの高速バスもこちらを開放休憩場所として利用しています。
敷地内にはコンビニ(ファミリーマート)も完備。
飲食物や土産物類の購入も、こちらで済ませることが出来ます。
展望台から眺める夕焼けが素晴らしいです。
バスもしばしのひと休み。
終着の京都まで、残り約2時間です。
19時22分 京都駅中央口(烏丸)到着
室津パーキングエリアを発車したバスは、海沿いの景色を眺めながら、神戸淡路鳴門自動車道を北上します。
15分程で、明石海峡大橋に差し掛かります。
淡路島とはこれでお別れ。
橋を渡った先は、兵庫県神戸市です。
ここから先は、神戸西本線料金所、三木ジャンクションを通過し、山陽自動車道へ。
さらに神戸ジャンクションから中国自動車道に入り、吹田ジャンクションから名神高速道路に入ります。
19時05分、京都南インター流出。
日も暮れて来ました。
そして、19時22分、バスは定刻よりも若干早く終点の京都駅中央口(烏丸)に到着。
バスを降り、トランクから出された荷物を受け取って、次なる目的地へと向かうのでありました。
最後に
今回が初乗車の「高松エクスプレス京都号」でしたが、途中の中国自動車道での渋滞による遅延が心配されるとはいえ、乗り換えなしで京都~高松間を移動出来る交通手段としては確かに使えるなぁという印象を持ちました。
約3時間半という所要時間も、実用という点では許容範囲かと思います。
そして、車窓の素晴らしさもこの路線のポイントのひとつ。
特に高松自動車道から淡路島、明石海峡大橋にかけての景色は、是非とも見ておくことをお勧めします。
一方で気になったのは、やはり運賃設定でしょうか。
大阪~高松間が早売り運賃の利用などで安く利用出来るのに対し、この路線は片道5,000円以上と若干割高な印象を受けます。
運行本数が少ない、コロナ感染拡大などど理由があるにせよ、今回乗車した際の利用客の少なさを見ると、もう少し運賃設定に工夫を凝らしても良いのでは?と感じました。
駅近くの金券ショップで回数券バラ売りを購入して移動費を抑えるという方法もありますが、ネット割や曜日別運賃などといった変動運賃が主流になっている昨今、弾力的な運賃設定を期待したいところです。
色々と書きましたが、京都~高松間を乗り換えなしで移動出来る「高松エクスプレス京都号」、繰り返しにはなりますが、”実用”という面では使えると路線だと思います。
この路線に京都観光や四国観光を絡めても使えそうですね。
機会があれば、また利用したいと思います。
今度こそは西日本JRバスの新カラーリングの車両に是非とも乗りたいですね。
【乗車データ】
- 乗車日:2022/07/06
- 乗車区間:
高松駅高速バスターミナル→京都駅中央口(烏丸) - 運行会社:西日本JRバス
- 車両:いすゞ/ガーラHD(2TG-RU1ASDJ)
- 年式:2017年式
- 所属:京都営業所
- 社番:641-17934
【おまけ】動画にしてみました
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。



