西日本JRバス「高松エクスプレス京都8号」 簡単な乗車記
西日本JRバス「高松エクスプレス京都号」 641-17934
写真は、西日本JRバス(本社:大阪市)が運行する京都~高松間高速バス「高松エクスプレス京都号」です。
関西と高松を結ぶ"高速バス路線網"のひとつとして運行しており、同路線は京阪バス(本社:京都市)、JR四国バス(本社:高松市)、四国高速バス(本社:高松市)と共同で運行しています。
私自身、関西と高松を結ぶ高速バスには何度も乗車していますが、今回ご紹介する「高松エクスプレス京都号」には、恥ずかしながらこれまで一度も乗車したことがなく、今回が初乗車となります。
関西最大の都市「大阪」をスルーして京都と高松を乗り換えなしで結ぶ「高松エクスプレス京都号」、いったいどんな路線なのでしょうか。
目次
運行開始当初から4社共同の「高松エクスプレス京都号」
「高松エクスプレス京都号」が運行を開始したのは、2001(平成13)年3月31日。当時、関西と高松を結ぶ高速バス(大阪~高松、神戸~高松)は、一部の路線を除き、民鉄系とJR系できっぷ・回数券、予約・発券場所、時刻表が別々になっていましたが(現在は共通化)、「高松エクスプレス京都号」は運行開始当初からきっぷ・回数券、予約・発券場所、時刻表が共通化されており、路線の愛称も統一されているのが特徴です。
運行本数は1日6往復。
さらに、土曜・日曜・祝日には1往復増便の7往復体制で運行されます。
運行担当会社の担当便、運行本数も原則固定化されており、JRバス2社が1日2往復、四国高速バスが1往復(土日祝は2往復)、京阪バスが1往復担当しています。
但し、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響により減便運行中ですので、ご利用の方はご注意を。(2022年8月1日現在)
車両は、各社とも原則として4列シート40人乗りのトイレ付き昼行高速仕様車を投入。
大阪~高松線、神戸~高松線と仕様の共通化を図っています。
西日本JRバスの一部便には画像の新カラーを纏った車両が投入されることも
やって来たのは・・・旧カラーリングのいすゞガーラHD
福岡博多からJR山陽新幹線とJR瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」を乗り継いで、やって来たのは、ご存知、JR高松駅に隣接する高松駅高速バスターミナル。
「高松エクスプレス京都号」は、こちらから発車します。(写真はイメージです。)
今回乗車したのは、こちらの車両。
西日本JRバス京都営業所所属641-17934号車(いすゞガーラHD 2TG-RU1ASDJ)です。
旧カラーリングを纏った、側面完全固定窓の車両になります。
車内は、先述の通り、4列シート40人乗りのトイレ付き昼行高速仕様となっています。
ブルー系のシートモケットが目立ちますね。
シートはメーカー標準(天龍工業製)のハイグレード〔ハイエンド〕タイプを採用していますが、昼行仕様ということもあってか、フットレストは装備していません。
全席にモバイル充電用のコンセントを装備している他、コロナ対策として座席間に小さな仕切りを後付けしています。
途中で開放休憩があることを考慮すると、この程度の車内設備で十分といえますが、これに関しては乗客によって賛否が分かれるかもしれません。
(次ページに続きます。)