西日本鉄道「はかた号」 2024年夏 & ふくおかのりもの展2024
途中休憩は2回 目覚めると関門橋、そして九州へ
21時00分 バスタ新宿発車
定刻にバスタ新宿を発車した「はかた号」。
スロープを下り、甲州街道を西へ進みます。
甲州街道に出たところで、交代乗務員による各種案内が行われますが、過不足ない丁寧な案内が西鉄夜行高速バスの特徴のひとつ。
長年培ってきたノウハウが、今日の信頼と人気に繋がっているのかもしれません。
案内が終わった頃、バスは甲州街道から山手通りに入り、さらに国道246号(通称:246)との交差点を右折し、池尻ランプから首都高速道路に入ります。
池尻ランプで若干の渋滞に巻き込まれますが、それもすぐに解消し、21時32分頃、東名高速道路東京料金所を通過します。
バスはこの先、東名高速道路を御殿場ジャンクションまで走行後、御殿場ジャンクションから新東名高速道路へ。
その後、新東名高速道路から伊勢湾岸自動車道、新名神高速道路、名神高速道路、新名神高速道路、山陽自動車道、中国自動車道、関門自動車道、北九州高速道路、九州自動車道、福岡都市高速道路を経由して、福岡まで高速道路をひた走ります。
その距離は、なんと約1,100km。
2名で交代で乗務するとはいえ、緊張の連続です。
23時25分~23時45分 静岡サービスエリアにて開放休憩
バスタ新宿を発車して2時間25分後の23時45分、バスは1回目の休憩場所である新東名高速道路静岡サービスエリアに到着します。
こちらでは、消灯前の開放休憩として20分間停車しました。
静岡サービスエリアは、静岡県静岡市葵区にある新東名高速道路のサービスエリア。
2012年4月に供用を開始し、下り線の施設が上り線側に設置されているのが特徴です。
また、本線からサービスエリア施設までのランプはカーブがうねっていることや、一部急カーブでUターンする構造になっているため、速度には気を遣うといいます。
る新東名高速道路有数の大きさを誇るサービスエリアということもあり、トイレや自販機はもちろんのこと、売店、コンビニエンスストア(デイリーヤマザキ)、フードコートも完備。
昼間は自家用車で、夜間は大型トラックで賑わうサービスエリアとしても知られています。
この日も、駐車場は大型トラックを中心にほぼ満車状態。
「はかた号」乗務員も、駐車場所の確保に苦労していました。
静岡サービスエリアでは、乗務員も交代。
加えて、車両点検に消灯前の事前準備、束の間の休息と、限られた停車時間を有効に使っている様でした。
バスも、深夜走行に備えてひと休みです。
23時50分過ぎ 消灯
23時45分、乗客が全員揃ったところで、バスは静岡サービスエリアを発車。
発車後、交代乗務員が3列独立ビジネスシートのプライベートカーテンをセットし、23時50分過ぎ、消灯となりました。
消灯後は、2時間半~3時間おきに交代しながらバスを運行。
乗務員交代のために数か所のサービスエリアに停車しますが、乗客は翌朝まで下車することが出来ません。
消灯になったところで、私も寝るとします。
夜中の0時半過ぎまで起きていましたが、その後シートを倒して目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
翌朝まで目を覚ますことはありませんでした。
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