【再掲?】西日本鉄道「はかた号」 現行専用車を改めて見てみる(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)
「けつの肉が取れる」とはいわせない!? コスパに優れた3列独立ビジネスシート
高級感のある本革+モケットシートでリラックス
が謳い文句の3列独立ビジネスシートは、車内後方部に19席(予備席1席を含む)設置されています。
周りを気にせずに休めると評判のプライベートカーテンは、全席に装備。
消灯前に交代乗務員がカーテンをセットし、起床後乗務員がカーテンの片付けを行います。
乗車日にもよりますが、時期によっては最安9,000円から乗車可能。
「安くても快適に移動したい」という方にとっては、コスパに優れているシートといえましょう。
先代のビジネスシートは、プレミアムシートと同様のマジカルテクニカ製を採用していましたが、現行車両では天龍工業製の特注シートを採用しています。
シートスペックは、シート幅約46cm、最大リクライニング角度約143度、シートピッチ約95cmとなっており、先代のビジネスシートとスペックはほぼ同じですが、ダブルクッションを採用するなど、座り心地に改良が施されています。
3点式シートベルトを全席に採用するなど、安全・安心を売りにしているのも特徴のひとつです。
ひじ掛の下には、シートのリクライニングボタンとSOSボタンを設置しています。
シートのリクライニングは、青色の輪が付いたボタンを押しながら背もたれを押すと、シートが倒れる様になっています。
また、肘掛は先端のボタンを押すと下に倒れる様になっています。
もちろん、レッグレスト、足置き台(フットレスト)も完備。
足置き台は、足をのせる部分がモケットになっており、靴を脱いで脚を伸ばした際に滑りにくくなっています。
また、足置き台の奥行きは空洞になっており、脚をゆったりと伸ばすことが出来ます。
各座席のシートポケットには、各種案内リーフレットと使い捨てスリッパが入っています。
読書灯は、前席のシート背面とエアコンダクト(窓側座席のみ)の2箇所に設置。
この点においては、プレミアムシートよりも優れているといえるでしょうか。
ひじ掛け下には、モバイル充電用のUSBポートが一口設置されています。
ただし、プレミアムシートと同様、コンセントタイプではないので注意しましょう。
ビジネスシート利用者に提供されるお茶と使い捨て方式のアイマスクです。
その他の共通装備
トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
ただし、広くはありませんの、あくまで非常用と考えた方が良いかもしれません。
車内では、無料Wi-fiサービス「Kyushu Bus Network Free Wi-fi」を提供しています。
1回の接続時間は最大720分となっています。
シートベルトのバックルは、非着用時にバックルのLEDランプが点滅する様になっており、注意喚起にもつながっています。(写真はプレミアムシートのシートバックルです。)
最後に
というわけで、西鉄「はかた号」現行車両について詳しく紹介してみました。現行車両がデビューして今年で4年目を迎えますが、毎日往復約2,200kmを走破する「はかた号」専用車の走行環境は想像以上に過酷であることには間違いなく、あと数年以内には次期車両をどうするのか(それ以前に路線自体をどうするのか)、検討に入ることでしょう。
運行経費の増加、乗務員不足など、「はかた号」を取り巻く環境は厳しさを増すばかり。
現在のサービスが今後も維持出来るは分かりませんが、西鉄のフラッグシップとして、いや、日本を代表する夜行バスのひとつとして、引き続き活躍し続けることを是非とも祈念したいです。
先日、とある私用で福岡へ行くことになり、東京新宿から「はかた号」を利用しました。
実はここ数年来、「はかた号」を利用する機会が多く、特に最近はプレミアムシートに乗車する機会が多いのですが、長時間移動にもかかわらず移動が苦にならない、快適な移動空間が個人的に気に入っています。
「はかた号」現行車両のレビューは、これまでに5本紹介しております。
詳細は上記レビューを見ていただくとして、
「個室型プレミアムシート」は"広い空間で自分だけの時間を楽しみながら移動したい方にお勧めのシート"
「3列独立ビジネスシート」は"出来るだけ安く眠りに徹したいという方にお勧めのシート"
と、予算と好みでグレードが選択出来るのが西鉄の夜行高速バス「はかた号」の特徴のひとつでもあり、良さでもあります。
もし機会がありましたら、是非とも利用していただけると幸いです。
【おまけ】「はかた号」関連動画
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