西日本JRバス「北陸道グラン昼特急大阪4号」 簡単な乗車記 【西日本エリアJR高速バス乗り放題きっぷの旅】

昼行高速バス,高速バス乗車記

「西日本エリアJR高速バス乗り放題きっぷ」を使った旅の3日目です。

広島から中国JRバス「百万石ドリーム広島2号」で北陸金沢に到着した私。

中国JRバス「百万石ドリーム広島号」 641-8969

中国JRバス「百万石ドリーム広島号」 641-8969 金沢駅到着


金沢駅で軽い朝食をとったりバスを眺めたりして、時間を過ごします。
北陸鉄道 西部 25-296
北陸鉄道 西部 25-296

北鉄金沢バス 32-968_01
北鉄金沢バス 北部 32-968_01

西日本JRバス 金沢 521-4956
西日本JRバス 金沢 521-4956

大阪と金沢を結ぶ昼行高速バス「北陸道グラン昼特急大阪号」

金沢からは、これまた以前から乗車したいと思っていた高速バスで京都へ向かいます。

その高速バスとは・・・西日本JRバス(本社:大阪市)が運行する大阪・京都~金沢間昼行高速バス「北陸道グラン昼特急大阪号」です。

西日本JRバス「北陸道グラン昼特急大阪号」 641-4934
西日本JRバス「北陸道グラン昼特急大阪号」

関西と金沢を結ぶ高速バスは、1980年代後半に運行を開始した「北陸道高速バス京都~金沢線」(西日本JRバス・京阪バス・北陸鉄道)の開設が始まりでした。

西日本JRバス「北陸道高速バス京都~金沢線」
西日本JRバス「北陸道高速バス京都~金沢線」

「北陸道高速バス京都金沢線」の開設は、当時、北陸から関西方面への路線開設に積極的であった北陸鉄道の意向が強かったといわれています。
名神高速道路の天王山トンネルなどでの慢性渋滞による定時性での障害や、片道4時間30分以上に及ぶこと、大阪が京都や金沢ほど「観光需要が望めない」点などから、大阪・神戸など京阪神周辺都市への(からの)客にも京都で電車を乗り継いで利用してもらおうという狙いがありましたが、結果として期待した程の利用はありませんでした。

一方で、大阪~金沢間高速バス開設への要望が強かったこともこれまた事実。
この状況を打破したのが、大阪・金沢の双方を重要営業拠点に持つ西日本JRバスでした。
21世紀になって開設した「昼特急」(「東海道昼特急大阪号」など)の成功や、京滋バイパスの開通などで定時性の確保に見通しがついたことから、2003(平成15)年12月1日、「北陸道昼特急大阪号」を3往復(翌3月に4往復に増便、一部便は富山発着に変更)、「北陸ドリーム大阪号」を1往復開設(富山発着)します。
西日本JRバスが運行する金沢発着の高速バスでは、これまで常に北陸鉄道と手を携えてきましたが、この大阪~金沢・富山線がパートナーを組まない初めてのケースとなりました。

その後、「北陸道昼特急大阪号」「北陸ドリーム大阪号」は順調に利用者数を伸ばす一方で、「北陸道高速バス京都~金沢線」は徐々に縮小され、やがて「北陸道昼特急大阪号」に事実上統合される形に。
そして、2016(平成28)年8月1日、「北陸道昼特急大阪号」の一部便を新造グラン車両に置換え、「北陸道グラン昼特急大阪号」として運行されることになるのです。

現在は、「北陸道昼特急大阪号」全てが「北陸道グラン昼特急大阪号」に統一されている他、夜行便もグラン車両に置き換えの上、「百万石ドリーム大阪号」に改称、現在に至ります。

最近のトピックとしては、「北陸道グラン昼特急大阪号」の和倉温泉延長運行(3号のみ)が挙げられるでしょうか。
土休日の限定にはなりますが、日本で唯一海岸線の砂浜の波打ち際を走ることが出来る道路「千里浜なぎさドライブウェイ」を経由することでも知られています。

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