JR東海バスの2階建て高速バス「三菱エアロキング」にお別れ乗車してきました

夜行バス,高速バス乗車記



エアロキング運用の「ドリームなごや1号」に惜別乗車

22時50分 バス入線

発車10分前の22時50分、1台のエアロキングが東京駅八重洲南口1番のりばに入線しました。
新豊田・赤池経由名古屋行き「ドリームなごや1号」です。

入線後、早速乗車改札が行われます。
この日は週末ということもあり、満席御礼でした。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 東京駅八重洲南口改札中_01

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 東京駅八重洲南口改札中_02

気になる車内は・・・

車内は、3列シート33人乗りの夜行高速仕様。
2階前方6席が幅広のビジネスシート、2階後方21席と1階6席が3列スタンダードシートになっています。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 2階席車内

2階前方6席のビジネスシートは、シートの座り心地の良さとリクライニング角度の深さ、そして広いシートピッチが特徴。
C席側には、通路と座席の前後を仕切るプライベートカーテンを装備しています。
今回、私はこちらのビジネスシート2C席を予約しました。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 2階ビジネスシート

一方の、2階後方21席と1階6席の3列スタンダードシートには、シート形状が改良されたものを採用しており、こちらも座り心地はなかなかのもの。
残念ながら通路カーテンは装備していませんが、東京~名古屋間を寝て移動する分には十分のシートといえましょう。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 3階スタンダードシート

その他、写真はありませんが、各座席にはモバイル充電用のコンセントを完備している他、トイレは1階中央部に設置しています。


23時00分 東京駅八重洲南口発車

定刻に東京駅八重洲南口を発車したバス。
発車後、乗務員による丁寧な案内放送があった後、自動放送による案内が流れます。

気が付くと、バスは霞が関ランプから首都高速道路3号線に。
さらに、東京インターから東名高速道路に入ります。

23時38分、東名江田で乗車扱いのために停車した後、車内は消灯。
深夜のハイウェイクルージングタイムに突入です。


00時30分~00時55分 足柄サービスエリアにて開放休憩

神奈川県に入り、足柄手前の山間部を通過したバスは、最初の休憩場所である足柄サービスエリアに到着します。
こちらでは、00時55分までの25分間停車しました。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリア

起きていた人が多かったのか、見た感じ乗客の半数以上が下車し、トイレや買い物などを済ませていましたが、引退を控えているということもあるのでしょうか、私を含めて10人近くの方が「三菱エアロキング」の雄姿をカメラにおさめていました。
それだけ注目の車両であることの証といえましょう。

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリアにて_01

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリアにて_02

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリアにて_03

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリア_04

JR東海バス「ドリームなごや号」「新東名スーパーライナー号」 ビジネスシート車 744-10992 足柄サービスエリア_05

撮影の合間に、東京から東名静岡まで乗務するJR東海バスの乗務員から少しだけお話を伺うことが出来ました。

「エアロキングの完全引退はやはり寂しい。長年東名の主力車両として活躍した車両なので・・・。」
「スカニアも悪くはないんだが、国産車と勝手が違うのでやはり気を遣う。運転のし易さはキングの方が上ですね。」


と名残惜しそうに話されていたのが印象的でした。

足柄サービスエリアを発車したバスは、途中の東名静岡(静岡インター)での乗務員交代を挟み、東名高速道路を名古屋へ向けてひた走ります。


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