南海バス「サザンクロス」長岡・三条線(堺・なんば・京都~長岡・三条) 乗車記
関西と新潟県越後地区を乗り換えなしで結ぶ夜行交通機関として親しまれており、現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用客が少ない状態ですが、普段ですと週末や繁忙期には混み合う路線としてよく知られています。
南海バス便が「サザンクロス」長岡・三条線、越後交通便が「三条・長岡~京都・大阪線」と、運行会社によって呼称(路線愛称)が異なるのも、この路線の特徴のひとつです。
このブログでは、以前に「堺・大阪・京都~長岡・三条線」の南海バス便(サザンクロス)をご紹介しましたが・・・・
この時は長岡が終点でして、三条へ延伸してからは乗車していないことに今更ながら気付いたのです。
「であれば、乗ってみようかぁ・・・」ということで、今回は、南海バス「サザンクロス」長岡・三条線に三条まで乗車した時の模様をご紹介します。
約11年ぶりの乗車となった南海バス「サザンクロス」長岡・三条線。
いったい、どんなバスの旅であったのでしょうか。
ハイグレードな南海バス「サザンクロス」の車内
中国JRバス「グランドリーム昼特急大阪4号」で大阪なんばにやって来た私。食事を済ませてやって来たのは、スイスホテル大阪5階玄関前に位置する南海なんば高速バスターミナルです。
こじんまりとしつつも、バスのりばとしての設備はそれなりに整っている高速バスのりばですが、南海なんば駅からのアクセスが少々分かり難いですので、乗車の際は時間に余裕を見ておきましょう。(写真はイメージです。)
「サザンクロス」長岡・三条線の始発は堺市内ですが、今回は時間の関係で南海なんば高速バスターミナルから乗車することにしました。
南海なんば高速バスターミナルの発車時刻は21時45分
遅くても発車の5分位前にはバスが入線します。
今回乗車したバスは、こちらでした。
南海バス堺営業所所属518号車(日野セレガHD QRG-RU1ESBA)です。
元々は「神戸・大阪~橋本・立川線」(「サザンクロス」立川線)に投入された車両でしたが、同路線に新型車両が投入されたのに伴い、現在は「サザンクロス」長岡・三条線で活躍しています。
気になる車内の様子は・・・
早速、乗務員による乗車改札を受けて車内へ。
大きな荷物はトランクに預けます。
車内は、座り心地が良さそうなシートを配置した、3列独立シート28人乗り夜行高速仕様となっています。
大理石調の床と茶系のチェックが入ったシートモケットが特徴で、全席一人掛け、全席通路カーテンの設置など、3列シートの夜行高速用車両としては、ハイグレードな印象を受けます。
シートは、西武バスの新型車両やとさでん交通「ブルーメッツ号」新型車両などで採用されている天龍工業製の可動式枕付きシートを採用。
リクライニング角度もかなり深く、長時間の移動を快適に過ごすことが出来ます。
レッグレストやフットレスト(足置き台)も。
各座席にはコンセントも完備しています。
Wi-fiサービスも実施しています。
トイレは車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
消灯前に休憩停車がありますが、いざという時にありがたい設備です。
今回乗車した便の新型コロナウイルス対策は、以下の様になっておりました。
【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです)
・座席使用制限:なし
※全席通路カーテン付き
・車内消毒液設置:あり
・運転席回りのビニール製カーテン設置:なし
※運転席後部に透明のアクリルボードあり
※消灯時に前方遮蔽カーテンをセット。
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
<動画追加>【お知らせ】バス事業者様へ 大型観光バス「日野セレガ」の室内空調について
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
プラズマクラスターイオン発生装置を設置
車内各所に消臭・抗菌・抗ウイルス施工を実施
申告制によるブランケット貸出実施
乗務員のマスク着用 など
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