網走観光交通「網走線」(東藻琴~網走)に登場した復刻カラー車両を見てみる
【エピローグ】「DL冬の湿原号」と北海道中央バス「スターライト釧路号」で札幌へ
藻琴からは、JR乗継で釧路へ移動後、都市間バス「スターライト釧路号」で札幌へ戻ります。
2022年1月末時点のJR藻琴駅です。
駅舎内の喫茶店も健在でした。
まずは、JR釧網本線の快速「しれとこ摩周号」に乗車。
オホーツク海や知床連山を眺めながら、標茶へ移動します。
2時間程で、列車は標茶に到着。
ここからは、北海道の冬の定番ともいわれる観光列車「SL冬の湿原号」もとい「DL冬の湿原号」で釧路へ向かいます。
本来であれば、SLが機関車として客車をけん引する筈なのですが・・・
公式サイトやマスコミ報道などで周知の通り、実は2022年期の運行開始直前、牽引機C11 171の試運転中にピストンリングが割損し、SLの運行が出来なくなるという事態に陥りました。
この結果、1月22日からの運用はディーゼル機関車「DE10」が担当することになったのです。
実は、機関車の「C11 171」は、2021(令和3)年に全般検査に入っており、その際に該当部品も新製交換していたのですが、のちに同じ部品を新たに製作したものの再度割損し、その後も復活に向け調整が行われたが間に合わず、結果的に3月21日の最終運用日までDLによる代走が続けられました。
DLによる代走の影響とコロナ禍の影響により、2021年度「冬の湿原号」の利用実績は、6402人と過去最低だったそうですが、まずはSLの修理をしっかりと行っていただき、2022年度は是非とも賑わいを取り戻して欲しいと願わずにはいられません。
とはいえ、「冬の湿原号」からのタンチョウや釧路湿原の雄大な景色は、いつ見ても素晴らしいです。
これらの車窓を見るだけでも、この列車に乗る価値は十分にあると私は思います。
そして、釧路からは、北海道中央バスの都市間バス「スターライト釧路号」昼行便に乗車、札幌へ戻ります。
こちらの車両が充てられていました。
北海道中央バス札幌北営業所所属4922号車(日野セレガSHD 2RG-RU1ESDA)です。
「スターライト釧路号」をメインに活躍する、同社の長距離都市間路線用車両です。
18時05分、釧路駅バスターミナルを発車したバスは、釧路市内数カ所にて乗車扱いを行った後、国道240号を走行し、阿寒インターから道東自動車道~道央自動車道を札幌へ向けてひた走ります。
ゆったり3列シートに身を委ね、夜景を眺めながら、今回の旅をふり返り。
夜行1泊の短い行程でしたが、充実した今回の旅となりました。
22時21分、バスは定刻よりも20分程早く大谷地バスターミナルに到着。
自宅に戻って一刻も早く休みたかったため、今回はこちらにて途中下車。
札幌駅前ターミナルへ向けて出発するバスを見届けながら、家路へ急ぐのでありました。
【乗車データ】
- 乗車日:2022/01/30
- 乗車区間:
釧路駅バスターミナル→大谷地バスターミナル - 運行会社:北海道中央バス
- 車両:日野/セレガSHD(2RG-RU1ESDA)
- 年式:2018年式
- 所属:札幌北営業所
- 社番:4922
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