JRバス関東「グラン昼特急8号」(InterCity DD)大阪→東京 乗車記

昼行高速バス,高速バス乗車記



途中休憩は3回 お勧めしたい最前席からの眺望

10時10分 大阪駅JR高速バスターミナル発車

10時10分、私を含めて10名程の乗客を乗せたバスは、定刻に大阪駅JR高速バスターミナルを発車。
若干混雑気味の新御堂筋を北上し、名神吹田インターから名神高速道路に入ります。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_01

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_02

今回、私は終始車窓を楽しみたいと、2回最前列の1C席を確保。
先述の通り、アイポイントが高く、前方の眺望が楽しめ、しかも足元も広いこの席・・・夜行便「ドリーム号」ならともかく、昼行便「昼特急号」であれば、この席は特等席なのでは?と感じました。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_03

この先は名神高速道路から新名神高速道路、伊勢湾岸自動車道、東名高速道路などを経由し、約8時間かけて東京へと向かいます。

11時04分、京都深草で数名の乗客を乗せ、その後、草津ジャンクションから新名神高速道路へ。
山々が連なる風景が暫くの間続きます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 走行中の模様

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_04

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_06

11時35分〜11時55分 甲南パーキングエリアにて開放休憩

「グラン昼特急8号」の開放休憩は、全部で3回。
大阪駅を発車して1時間20分程で、バスは1回目の休憩場所である新名神高速道路甲南パーキングエリアに到着します。
こちらでは、20分間停車しました。

甲南パーキングエリアは、「昼特急号」の他、名神ハイウェイバス(大阪線及び京都線の超特急便)などの高速バスが開放休憩を実施するパーキングエリアとしても有名。
トイレはもちろんのこと、売店も完備しており、ちょっとした土産物の購入も可能です。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 甲南パーキングエリア_01

広場からは、この様な景色を楽しむことも出来ます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 甲南パーキングエリア_02

こちらでは、トイレを済ませた後、昼食とちょっとした土産物を購入し、バスに戻りました。

バスも、しばしのひと休みです。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 甲南パーキングエリアにて_01

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 甲南パーキングエリアにて_02

13時50分〜14時05分 浜名湖サービスエリアにて開放休憩

甲南パーキングエリアを発車したバスは、亀山西ジャンクションから開通して年月があまり経過していない新区間に入り、四日市ジャンクションまで走行します。
頻繁に渋滞が発生していた東名阪自動車道とは違い、車の流れもスムーズ。
この区間の開通で、「昼特急」の定時性も少しは向上したのではないでしょうか。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_07

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_08

四日市ジャンクションからは、伊勢湾岸自動車道を豊田ジャンクションまで走行。
途中、ナガシマスパーランド(長島温泉)や名港エリアを眺めることが出来ます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_09

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_09

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_10

豊田ジャンクションからは、東名高速道路へ。
ここから先は、複数の降車停留所に停車する関係上、新東名高速道路ではなく、東名高速道路を東京都内までひた走ります。
愛知県新城市内に設置が予定されているJRバス関東の乗務員交代施設が完成すると、「昼特急号」も新東名高速道路経由に変更されることから、東名高速道路からの車窓が楽しめるのも、あと僅かになりそうです。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_11

13時40分、三ヶ日インターを流出。
JRバス関東三ヶ日支店前の駐車場に停車後、ここまで乗務を担当した西日本JRバスの乗務員から、JRバス関東の乗務員に交代します。

5分程で乗務員間の引き継ぎと足回り点検を実施し、13時45分、三ヶ日を発車。
再度、三ヶ日インターから東名高速道路に入り、5分ほど走行した東名高速道路浜名湖サービスエリアで、2回目の開放休憩を実施します。
こちらでは、13時50分から14時05分までの15分間停車しました。

浜名湖サービスエリアといえば、やはりこの眺望。
浜名湖が一望出来る、東名高速道路随一の景勝地としても有名です。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 浜名湖SA_01

また、「昼特急号」のみならず、「JR東名ハイウェイバス」の休憩場所としても知られています。
設備も充実しており、もちろん飲食物や土産物の購入も可能です。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 浜名湖SA_02

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 浜名湖SAにて_01

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 浜名湖SAにて_02

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 浜名湖SAにて_03

但し、こちらのサービスエリアは、東京方面、名古屋方面の上下線で施設を共有する集約型の形態をとっています。
バスの乗り違いには十分に気を付けましょう。


16時10分〜16時25分 足柄サービスエリアにて開放休憩

浜名湖サービスエリアを発車したバスは、東名高速道路を東へ向けて走り続けます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_12

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_13

ここから先は、複数の降車停留所に停車していきますが、最初の降車停留所である東名浜松北は降車客がおらずに通過。
次の東名静岡で1名が下車します。

東名静岡を過ぎると、それまでの風景も少し変わってきます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_14

やがて、右手には駿河湾が見えて来ます。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_15

16時10分、バスは最後の開放休憩場所である東名高速道路足柄サービスエリアに到着。
こちらでは、15分間停車しました。

足柄サービスエリアは、東名高速道路のサービスエリアの中でも有数の広さを誇るサービスエリア。
トイレはもちろん、大型売店や飲食エリア、コンビニ、スーターバックスなどを完備し、飲食や買い物に困ることはありません。
ですが、停車時間は長くありませんので、乗り遅れが無い様、発車時間には十分に注意したいものです。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 足柄SA_01

それまで晴れていたのが、次第に曇り空に。
到着まで雨が降らなければ良いのですが・・・。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 足柄SAにて_01

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 足柄SAにて_02

18時53分 バスタ新宿到着

16時25分、乗客が全員揃ったところで、バスは足柄サービスエリアを発車。
引き続き東名高速道路を東へ向けて走行します。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_16

ここまでは定刻より速いペースで進んでいましたが、17時11分、東名厚木に到着した頃から、次第に車の流れが悪くなります。
そして、海老名ジャンクション付近から完全に車の流れが止まってしまいます。
後で分かったことですが、この先で事故が発生したことによる渋滞でした。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_17

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 最前席からの眺望_18

結局、事故現場を通過するのに40分以上かかり、次の降車場所である東名大和に到着したのは、定刻46分遅れの18時10分のことでした。

その後、バスは東名江田東名向ヶ丘に停車し、18時28分、東名東京料金所を通過。
その7分後の18時35分、首都高速用賀料金所から首都高速道路3号線に入りますが、車の量は多く、所々で渋滞気味になります。
それでも、池尻大橋での降車客がいなかったことから、そのまま首都高速道路中央環状線へ。
18時45分に初台南ランプを流出します。

そして、定刻より遅れること34分の18時53分、バスはバスタ新宿(新宿高速バスターミナル)に到着しました。

JRバス関東「グラン昼特急8号」 ・・12 2階 バスタ新宿到着_01

本来は終点の東京駅日本橋口まで走行しますが、こちらで、私を含めて残りの乗客全員が下車したため、乗務員が車内の忘れ物点検を実施した後、バスは東京都江東区のJRバス関東東京支店へ回送されていくのでありました。


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