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【2023秋 乗車記】西鉄「はかた号」プレミアムシート詳細レビュー|日本最長 東京→福岡14時間 中国道迂回編

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運行距離1,000kmを超える国内最長クラスの夜行高速バスとして知られる、西日本鉄道(以下:西鉄)の東京(バスタ新宿)~北九州・福岡間夜行高速バス「はかた号」
約14時間かけて本州と九州を結ぶこの路線は、長距離夜行バスの中でも特に人気の高い路線のひとつです。
コロナ禍が落ち着いた現在は利用客も回復し、プレミアムシートを中心に再び高い人気を集めています。

西鉄「はかた号」 0001 福岡天神(新川橋)にて

西日本鉄道「はかた号」0001号車(三菱エアロクイーン)

バスタ新宿ののりばに入線する西日本鉄道「はかた号」0001号車

バスタ新宿ののりばに入線する西日本鉄道「はかた号」0001号車

このブログでは、何度か「はかた号」の乗車記を紹介しておりますが・・・・

今回の記事では、2023年10月13日に乗車した「はかた号」の乗車記を詳しく紹介します。

「またプレミアムシート?」と思われた方もいるかもしれませんが・・・今回の乗車は、これまでとは少し違う体験となりました。

この記事では、

  • 「はかた号」の基本情報
  • 東京〜福岡の移動手段比較
  • プレミアムシート・ビジネスシートの設備
  • 実際の乗車体験

を写真付きで詳しく解説していきます。

  1. 【基本情報】夜行高速バス「はかた号」(東京~福岡)の運行区間・所要時間・運賃まとめ
  2. 【比較】東京~福岡の移動手段|新幹線・飛行機・夜行バスどれが安い?
  3. 旅の始まりはバスタ新宿から|かつての賑わいを取り戻す高速バスの聖地
  4. 西鉄「はかた号」の外観・車内を紹介
    1. プレミアムシートを徹底解説|完全個室に近いプライベート空間
    2. ビジネスシートの特徴|コスパ重視の人に十分快適な座席
    3. その他の車内設備(トイレ・Wi-Fiなど)
  5. 【乗車記】夜のハイウェイを東京から福岡へ向けて快走
    1. 21時00分 バスタ新宿を発車
    2. 21時32分 東京料金所通過
    3. 23時22分~23時35分 静岡サービスエリアにて消灯前の開放休憩
    4. 23時50分 車内消灯
  6. 翌朝 九州福岡へ|関門橋を渡る
    1. 08時30分 起床
    2. 08時35分~08時50分 佐波川サービスエリアにて朝の開放休憩
    3. 09時47分~48分 関門橋通過
    4. 10時13分 小倉駅前到着
    5. 11時28分 西鉄天神高速バスターミナル到着
    6. 11時50分 博多バスターミナル到着
  7. 夜行高速バス「はかた号」のメリット・デメリットとは?
    1. 夜行高速バス「はかた号」のメリット
    2. 夜行高速バス「はかた号」のデメリット
  8. 右側座席を選んで何が大正解だったのか?
  9. 【まとめ】西鉄「はかた号」はこんな人におすすめ
  10. 【おまけ】動画にしてみました
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【基本情報】夜行高速バス「はかた号」(東京~福岡)の運行区間・所要時間・運賃まとめ

まずは、今回利用した路線の基本情報から。

  • 路線名:はかた号
  • 運行会社:西日本鉄道
  • 運行区間:バスタ新宿(新宿高速バスターミナル) ~博多バスターミナル
  • 所要時間:14時間17分(所定)
  • 運賃
    ●WEB運賃(ダイナミックプライシング制、運賃はこちら)▶
    【個室型プレミアムシート】
     大人片道 18,000円~25,000円(~2026/03/31)
     大人片道 19,800円~25,000円(2026/04/01~)
    【3列独立ビジネスシート】
     大人片道 9,000円~20,000円
    ●窓口・電話予約・車内精算時運賃▶
    【個室型プレミアムシート】
     大人片道 25,000円
    【3列独立ビジネスシート】
     大人片道 20,000円
  • 運行本数:1日1往復運行
※2026年3月現在

後程説明しますが、シートは個室型プレミアムシート3列独立ビジネスシートの2クラス制。特に個室型プレミアムシートの人気は高く、平日でも満席になることも少なくありません。

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【比較】東京~福岡の移動手段|新幹線・飛行機・夜行バスどれが安い?

 交通機関比較表 
移動手段 運賃(片道) 所要時間 シートタイプ
夜行高速バス「はかた号」 最安9,000円~25,000円 14時間17分~14時間39分 2列個室型シート/3列独立シート
JR東海道・山陽新幹線「のぞみ」 23,150円
※普通車指定席
約5時間 2+2列シート(グリーン車)、3+2列シート(普通車)
飛行機 最安7,000円前後~ 約2時間 2+2列シート、3+3列シート など(LCCを含む。機種によって異なります。)
※上記比較表の新幹線代および飛行機運賃は、移動費比較サイト「格安移動」2026年04月24日東京発のデータです。(2026年03月12日調べ)
※飛行機はクレジットカード決済時料金です。
※最新の料金・販売有無は、こちらから予約画面に進み、別途ご確認ください。

東京と北九州・福岡をダイレクトに結ぶこの路線は、JR新幹線と比較しても運賃が安くに抑えられる他、夜行バスは寝ながら移動できるのが最大のメリット。
特に「はかた号」は設備が充実しているため、夜行バスでも快適に移動したい人に人気です

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旅の始まりはバスタ新宿から|かつての賑わいを取り戻す高速バスの聖地

御殿場駅からの小田急ハイウェイバス「新宿~御殿場・箱根線」特急140便で新宿に到着した私。

小田急ハイウェイバス「新宿~御殿場・箱根線」 御殿場 5161

早めの夕食を済ませ、バスタ新宿へ向かいます。

バスタ新宿_202310_01
バスタ新宿_202310_02
バスタ新宿_202310_04
バスタ新宿_202310_06

コロナ禍騒動もひとまず収まり、新宿を行き交う人々の数もコロナ禍前に戻りつつあります。
そして、バスタ新宿でバスを待つ人の数も、コロナ禍前に戻りつつある印象を受けます。

A2のりばでは、西東京バスの松山行き「オレンジライナー」が乗車改札を行っていました。
週末ということもあり、予約状況は満席。
現在は主に週末のみの限定運行になっていますが、こちらの路線もかつての賑わいを取り戻しつつある様です。

西東京バス「オレンジライナー」 DH21973 バスタ新宿にて
西東京バス「オレンジライナー」(東京新宿・横浜~松山)

「はかた号」は、バスタ新宿D10のりばから発車します。

バスタ新宿 サイネージ表示_01
バスタ新宿 サイネージ表示_02

20時45分、バスタ新宿バスタ新宿D10のりばに、1台のバスが入線。
ご存知、西鉄の夜行高速バス「はかた号」です。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 バスタ新宿入線

入線後、早速乗車改札が始まります。
多くの乗客が1列に並んで自分の番を待ちます。

西鉄「はかた号」 0001 バスタ新宿乗車改札中
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西鉄「はかた号」の外観・車内を紹介

過去の乗車記でもご紹介していますが、ここで、西鉄「はかた号」の現行車両を改めてご紹介します。

乗車した車両はこちら↓。

西鉄「はかた号」 0001 福岡天神(新川橋)にて
西鉄「はかた号」 0001 リア

西日本鉄道博多自動車営業所所属の0001号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
2020年7月1日に運行を開始した最新車両で、パールホワイトメタリックの車体に「Line connecting Hakata with Tokyo」のロゴが入った「はかた号」専用カラーリングの外観は変わりませんが、フロントマスクが2019年モデル(いわゆる「令和顔」)に変更されたことにより、より精悍になった印象を受けます。

車内は、前方4席が個室タイプの「プレミアムシート」、後方19席(うち予備席1席を含む)が3列独立の「ビジネスシート」となっています。

西鉄「はかた号」 0001 車内

シート配列は、2014年にデビューした先代の「はかた号」専用車(現在は予備車)を踏襲していますが、実際に車内に入ってみると、雰囲気が大きく異なります。

プレミアムシートを徹底解説|完全個室に近いプライベート空間

まずは、今回お世話になる「プレミアムシート」から。

これまで、進行方向左側座席(A席)を選択することが多かったのですが、今回は運転席側の最前列席「1B席」を選択しました。
これがのちに”大正解”であることが分かるのですが、その理由は後程。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート 1B席プレート

シートは、先代の専用車と同様にマジカルテクニカ製バス用シートを採用。
新型シート「A388」シリーズの特注版となっています。

シートスペックは、シート座面幅約56cm、背もたれ幅約69cm、最大リクライニング角度150度、シートピッチ135cm。
ゆったりとした座り心地が特長のプレミアムシートですが、先代のプレミアムシートと比較すると、座面幅が約6cm、背もたれが約19cm拡大されており、座り心地にも改良が施されています。
また、シート色が変更された他、無駄なスペースの排除、木目調パネルの多用により、より落ち着いた雰囲気になっています。
座席周りはパーテーションとカーテンで区切られており、回りを気にせずに休むことが出来ます。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート

シート操作は全て電動式
シートの機能も先代のプレミアムシートを踏襲しており、リクライニング・オットマンの角度調整はもとより、シートヒーター・マッサージ機能・座面送風機能を搭載しています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_03

窓側肘掛け前方には、蓋付きダストボックスドリンクホルダーワイヤレス式の携帯充電器が設置されています。
先述のUSBポート設置場所が通路側肘掛け前方に変更されたことから、ドリンクホルダーにドリンク類を置いた際に充電出来ないといった不具合が解消されました。
蓋付きダストボックスは容量が小さいので、あくまで緊急用と考えた方が良いでしょう。
出来れば、ごみ類はサービスエリアやバスターミナルなどで捨てることを心掛けたいものです。
なお、ワイヤレス式の携帯充電器は、対応機種のみ使用可能となっていますので、対応しているか否かを事前に確認しておきましょう。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_04
西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_05

個室内の照明は、先代の白熱灯からLED方式に改められています。
また、個室専用空気清浄機は、照明の横に取り付けられています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_04

先代のプレミアムシートでは設置されていなかった足置き台が、現行のプレミアムシートでは設置されています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_05

シートテーブルは、これまでの約2倍の広さになりました。
ただ、テーブルの構造上、蝶番の部分の耐久性が気になるところです。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_06

通路側の肘掛け下には、USBポートを2口完備しています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_08

プレミアムシートの側窓カーテンは、ロール式になっています。
カーテンレールも設置している他、ロール部も木目パネルで隠すなど、しっかりとした造りになっています。

西鉄「はかた号」 0001 プレミアムシート_09

一方で廃止された設備やサービスも。
先代のプレミアムシートで提供していた「iPad」の貸し出しサービスは、盗難や破損などの恐れがあることから、サービス自体が廃止されました。
また、読書灯については、先代の(座席横に取り付けている)方式が破損しやすかったことから、従来の方式(座席上部から照らす方式)に変更されている他、モバイル充電も先述のUSBポートが設置された代わりにコンセントが廃止されています。

ビジネスシートの特徴|コスパ重視の人に十分快適な座席

続いては、車内後方の「ビジネスシート」です。

ビジネスシートは、車内後方部に19席(予備席1席を含む)設置されています。

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート_01

先代のビジネスシートは、プレミアムシートと同様のマジカルテクニカ製を採用していましたが、現行車両においては、天龍工業製の特注シートを採用しています。
シートスペックは、シート幅約46cm、最大リクライニング角度約143度、シートピッチ約95cmと、先代のビジネスシートとスペックはほぼ同じですが、ダブルクッションを採用するなどの改良が施されています。
3点式シートベルトを全席に採用するなど、安全・安心を売りにしているのも特長です。

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート_02

ビジネスシートにも、充電用USBポートを設置。
肘掛け下に1口設置しています。

西鉄「はかた号」 0001 ビジネスシート_03

もちろん、全席にプライベートカーテンが装備されていますので、「それなりに安く、回りを気にせずに移動したい。」という方にはお勧めのシートといえましょう。

尚、「はかた号」ビジネスシートについては、過去記事で詳しく紹介していますので、下記の記事も併せてお読みいただけると幸いです。

その他の車内設備(トイレ・Wi-Fiなど)

トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
この車両に限ったことではありませんが、あくまで非常用と考えた方が良いかもしれません。

西鉄「はかた号」 0001 トイレ

無料Wi-fi「Kyushu Bus Network Free Wi-fi」も完備しています。
1回の接続時間が最大720分に大幅延長されました。

西鉄「フェニックス号」 Wi-fiスクリーンショット

細かなところでは、この様な工夫も。
写真は、シートベルトのバックルですが、シートベルト非着用時にバックルのLEDランプが点滅する様になっています。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 シートベルトバックル部

今回の新型車両では、安全対策も強化されています。
この車両には、EDSS(ドライバー異常時対応システム)を搭載。
車内の車両停止スイッチは、プレミアムシート1A/1B席の外壁上部に取り付けられています。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 EDSS車内スイッチ

また、この車両には、左折時の巻き込みを防ぐ機能(アクティブサイドガードアシスト)や、タイヤの異常を検知するTPMS(タイヤプレッシャーマネジメントシステム)を導入。
これらの装置の一部は、通信型ドライブレコーダーと連動しており、運行管理者がリアルタイムで運行の状況を確認することで、万一異常が発生した場合に迅速に対応することができる様になっています。

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【乗車記】夜のハイウェイを東京から福岡へ向けて快走

21時00分 バスタ新宿を発車

満席の乗客を乗せたバスは、21時00分定刻にバスタ新宿を発車。
スロープを下り、甲州街道から山手通りを経由し、首都高速道路3号池尻ランプへ向かいます。

西鉄「はかた号」 0001_202310 車窓_01

本来であれば、初台南ランプから首都高速道路中央環状線に入るのですが、この日は渋滞回避目的からか、池尻ランプまで下道走行となりました。

発車後、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスも、乗務員による当たり外れが少なく、流石といったところでしょうか。

21時32分 東京料金所通過

池尻ランプからは、首都高速道路3号渋谷線?東名高速道路へと入り、約1,000km先の福岡県をめざします。

21時32分、定刻より若干遅れて東京料金所を通過した「はかた号」は、いよいよ夜のハイウェイクルージングへ。
シートを少し倒してマッサージ機能をONにし、外の景色を眺めながらのんびりと過ごします。

西鉄「はかた号」 0001_202310 車窓_02 東京料金所通過
西鉄「はかた号」 0001_202310 車窓_03

落ち着いたところで、改めてプレミアムシートの座り心地を確認します。
先代のシートと比較すると、腰かけた際の心地良さが改善されている印象が。
先代のプレミアムシートも座り心地は悪くなかったのですが、ポジションによってはシートの骨組みが背中や腰に当たる場合があり、時としてそれが不快に感じることもありました。
ですが、現行車両のプレミアムシートではそれが殆ど無い。
まるでリビングでくつろいでいるかの感覚に陥ります。

23時22分~23時35分 静岡サービスエリアにて消灯前の開放休憩

新宿から2時間20分程で、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着します。
こちらでは、開放休憩時間として13分停車しました。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリア_01

静岡サービスエリアは、新東名高速道路のサービスエリアの中でも有数の広さを誇るサービスエリア。
サービスエリアの建物内には、売店や飲食施設が数多くあります。
消灯後は翌朝まで一切下車できないということもあり、殆どの乗客がバスを降りてトイレや洗顔、買い物などを済ませていました。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリア_02

この日は、バス駐車スペースにトラックが1台も駐車していないという日でした。
この先の深夜走行に向けて、バスもしばしのひと休みです。

西鉄「はかた号」 0001 静岡サービスエリアにて

23時50分 車内消灯

乗客が全員揃ったところで、23時40分、バスは静岡サービスエリアを発車します。

発車後、ハンドルを握っていない乗務員がビジネスシートのフェイスカーテンをセットし、23時50分頃に車内は消灯されました。
この後、バスは数か所のサービスエリアにて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することが出来ません。

実は今回乗車した便、2023年9月5日に山陽自動車道下り線尼子山トンネル内で発生した火災の影響で、山陽自動車道播磨JCT~赤穂IC間(下り線)が通行止めとなっているため、発車時のアナウンスで中国自動車道へ迂回することが案内されていました。
そのため、この日の「はかた号」は通常の運行経路と異なり、この先は新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~広島自動車道~山陽自動車道~中国自動車道~関門橋~北九州都市高速道路~九州自動車道~福岡都市高速道路という経路で運行しました。
SNSなどによると、渋滞が酷い時は山口県まで中国自動車道へ迂回することもあったとか。
この場合、翌朝の開放休憩場所を変更して対応したそうです。

シートを倒して目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
夜中3時半頃に一度目を覚ましましたが、それ以降はバスが広島県に差し掛かる頃まで、目を覚ますことはありませんでした。

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翌朝 九州福岡へ|関門橋を渡る

06時10分頃、広島県庄原市付近に差し掛かったところで目を覚まします。
ペットボトルの飲み物をひと口含んだところで、右手に広がる車窓を楽しみながら、のんびりと過ごします。

西鉄「はかた号」 0001 朝の中国道からの風景_01

いつもの「はかた号」であれば、朝の山陽時の風景が車窓一面に広がっているのですが・・・先述の通り、この日の「はかた号」は中国自動車道へ迂回。
山並みの風景が車窓一面に広がるという、いつもとは違った車窓を楽しむことが出来ました。

西鉄「はかた号」 0001 朝の中国道からの風景_02
西鉄「はかた号」 0001 朝の中国道からの風景_03

07時08分頃、広島北ジャンクションを通過。
こちらで中国自動車道とはお別れし、ここから先は山陽自動車道へ接続する広島自動車道に入ります。

西鉄「はかた号」 0001 広島北ジャンクション通過

15分程で広島ジャンクションを通過。
所定の運行経路である山陽自動車道に戻り、九州へ向けてひた走ります。

西鉄「はかた号」 0001 山陽道走行中

08時30分 起床

車内前方のカーテンが開けられ、乗務員による案内放送で起床となります。
早速、迂回運行により約20分遅れで運行している旨の案内がありました。

案内放送後、朝の休憩場所到着の案内が行われます。
昨晩セットしたビジネスシートのプライベートカーテンは、佐波川サービスエリア休憩時に片付けをするとのことでした。

08時35分~08時50分 佐波川サービスエリアにて朝の開放休憩

静岡サービスエリア発車後、約9時間でバスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。

佐波川サービスエリアは、山陽自動車道の中でも比較的大きなサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家も入居しています。
流石に吉野家の牛丼弁当を購入して車内で・・・というわけにはいきませんが、匂いの少ない軽食類や飲み物をセブンイレブンで購入して車内に持ち込む乗客が多かったですね。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_01
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア_02

佐波川サービスエリアに停車中の「はかた号」。
ラストスパートに向けて、バスもしばしのひと休みです。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_01
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_04
西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_05

09時47分~48分 関門橋通過

佐波川サービスエリアを発車した「はかた号」は、北九州・福岡へ向けてラストスパート。
ここから先は、昼行高速バスの雰囲気を味わいながら福岡へと向かいます。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリア発車

広島県を走行していた時は曇り空でしたが、徐々に天気が良くなります。

西鉄「はかた号」 0001 車窓_04

09時47分~48分、バスは関門橋を通過。
東京新宿を発車してまもなく13時間、いよいよ九州に上陸です。

西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過_01
西鉄「はかた号」 0001 関門橋通過_02

10時13分 小倉駅前到着

09時52分、門司インターを通過。
北九州都市高速道路を小倉市街へと向かいます。

西鉄「はかた号」 0001 門司インター通過

10時03分、富野ランプを流出。
小倉中心部を走行し、10時13分、バスは最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着します。
こちらでは、6名程の乗客が下車しました。

西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_01
西鉄「はかた号」 0001 小倉駅前到着_02

次の砂津(チャチャタウン前)黒崎インター引野口は降車客がおらずに通過。

西鉄「はかた号」 0001 砂津通過_01
西鉄「はかた号」 0001 砂津通過_02

足立ランプから再度北九州都市高速道路に入り、八幡インターを経由して九州自動車道に戻ります。
足立ランプから八幡インターにかけての北九州都市高速道路からは、工場や住宅などが建ち並ぶ八幡の街並みが。
一見の価値ありです。

西鉄「はかた号」 0001 北九州都市高速道路走行中
西鉄「はかた号」 0001 八幡インター通過

八幡インターからは、九州自動車道を福岡へ。
天神、そして終点の博多駅まで、あと一息です。

11時08分、福岡インターを通過。
ここから先は、福岡都市高速道路を天神北ランプまで走行します。

西鉄「はかた号」 0001 福岡インター通過

貝塚ジャンクションから天神北ランプにかけての区間では、博多港が一望出来ます。
博多ポートタワーも見えますね。

西鉄「はかた号」 0001 福岡都市高速道路走行中_01
西鉄「はかた号」 0001 福岡都市高速道路走行中_02

11時28分 西鉄天神高速バスターミナル到着

11時18分、天神北ランプを通過。
那の津地区から天神中心部に入ります。
前方に、西鉄天神高速バスターミナルや西鉄福岡(天神)駅が入る「ソラリアターミナルビル」が見えて来ました。

西鉄「はかた号」 0001 まもなく西鉄天神高速バスターミナル到着

11時28分、定刻26分遅れでバスは西鉄天神高速バスターミナルに到着します。
西鉄の基幹バスターミナルのひとつであるこのバスターミナルは、九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、西鉄天神大牟田線への乗り換えに便利です。
こちらでは、乗客の約半数が下車していきました。

西鉄「はかた号」 0001 西鉄天神高速バスターミナル到着_01
西鉄「はかた号」 0001 西鉄天神高速バスターミナル到着_02

11時50分 博多バスターミナル到着

天神地区、博多駅地区での渋滞で、西鉄天神高速バスターミナルを発車したバスは遅延が拡大。
結局、終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着したのは、定刻33分遅れの11時50分でした。
九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、JR各線、福岡市営地下鉄への乗り換えは、こちらが便利です。

西鉄「はかた号」 0001 博多バスターミナル

33分遅れで到着はしましたが、今回も充実した「はかた号」の旅を存分に楽しませていただきました。
長時間の運行、お疲れ様でした。(写真はイメージです。)

西鉄「はかた号」 0001 博多バスターミナル到着_01
西鉄「はかた号」 0001 博多バスターミナル到着_02
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夜行高速バス「はかた号」のメリット・デメリットとは?

いま一度、夜行高速バス「はかた号」のメリット・デメリットをおさらいしておきましょう。

夜行高速バス「はかた号」のメリット

  • 宿泊費を節約できる
  • 日本最長クラスのバス旅が体験できる
  • 車両設備がとても豪華
  • 乗務員のサービスレベルが高い
  • 寝ている間に長距離移動できる

夜行高速バス「はかた号」のデメリット

  • 所要時間がとても長い
  • 睡眠の質が人によって大きく変わる
  • 飛行機の早割と価格差が小さい場合がある
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右側座席を選んで何が大正解だったのか?

以上、2023年10月に西鉄「はかた号」新型車両【プレミアムシート】(新宿→福岡)に乗車した時の模様をお届けしました。

コロナ禍騒動がひとまず収まり、人の動きがコロナ禍前の状況に戻りつつある昨今、ご多分に漏れず利用が戻って来ている「はかた号」の現状を見ることが出来たという点では、今回乗車出来て良かったかなぁと思います。
特に今年になってからは、個室型プレミアムシートを中心に「はかた号」の予約が取りにくい状況が続いており、予約後に決済・乗車することなく一般のお客様のご予約を阻害する迷惑行為も頻発していたということで、2023年8月1日付(同年10月1日乗車分以降の予約)で乗車券の購入期限を変更しています。

⇒ 『福岡~東京線(はかた号)における迷惑予約者対策について』(西鉄公式サイト)

この様な迷惑行為は、いち利用者の立場として困るので絶対にやめていただきたいところですが、それだけ利用が戻って来ていることの証左ともいえるかもしれません。

そして、先述の通り、今回の「はかた号」乗車は、今までとはひと味違った乗車となりました。
私自身、これまで「はかた号」に乗車する場合は、進行方向左側(出入口側)の座席を指定していたのですが、今回は進行方向右側(運転席側)の座席を指定して乗車。
これが、結果として”大正解”となりました。

何が大正解だったのか・・・

それは、進行方向左側(出入口側)での車窓では味わえない、素晴らしい車窓が楽しめたということです。

夜の御殿場から沼津にかけての街の灯りに、朝の中国道・山陽道山側の街並み、関門橋、北九州都市高速道路から眺める八幡の街並み、そして福岡都市高速道路から眺める博多港の風景など・・・これまでの固定概念が覆る程でした。

空席状況にもよりますし、朝の山陽道からの瀬戸内の風景も素晴らしいのはいうまでもありませんが、こと東京新宿発の「はかた号」に乗車するのであれば、むしろ進行方向右側(運転席側)の方がお勧めかもしれません。

晴れている時の朝の中国道から関門橋、九州福岡にかけての車窓は、是非一度見ておくことをお勧めしたいですね。

もちろん、個室感覚でくつろげる「プレミアムシート」の快適さは、何度乗っても飽きることはありません。
今回の「はかた号」の旅も、過ぎてゆく時間があっという間に感じた、充実したバス旅でございました。

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【まとめ】西鉄「はかた号」はこんな人におすすめ

東京~福岡を結ぶ夜行高速バス「はかた号」は、日本国内でも最長クラスの距離を走る長距離バスです。
特にプレミアムシートは、個室に近い空間で長時間の移動でも快適に過ごせる点が魅力。
一方で、ビジネスシートも寝るのには十分過ぎる設備を有しており、快適さを重視する方にもおすすめできる路線です。

今回ご紹介した「はかた号」は、こんな人におすすめです。

向いている人

  • 交通費を節約したい
  • 夜行バスでも快適に移動したい
  • 長距離バス旅が好き

プレミアムシートがおすすめの人

  • 夜行バスでしっかり寝たい
  • 個室空間が欲しい
  • 飛行機や新幹線以外の旅を楽しみたい

なお、これまでにご紹介した「はかた号」の乗車記は、こちら

に書いていますので、宜しければ併せてご参考に。

「キング」の名にふさわしい日本最長クラスの夜行高速バス「はかた号」。
機会がありましたら、是非一度乗車されてみることをお勧めします。

西鉄「はかた号」 0001 佐波川サービスエリアにて_02

【乗車データ】 

  • 乗車日:2023/10/13
  • 乗車区間:
    バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→博多バスターミナル
  • 運行会社:西日本鉄道
  • 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
  • 年式:2020年式
  • 所属:博多自動車営業所
  • 社番:0001
おことわり:
この記事は筆者が実際に2023年10月に「はかた号」に乗車した体験をもとに執筆しています。
運行情報や料金は公式サイトの情報を参考にしています。
(最終更新日:2026年3月15日)

【お知らせ】
「はかた号」ビジネスシートのご予約・ご購入はこちらのサイトでも受け付けています。

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【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した西日本鉄道「はかた号」0001号車乗車の模様を動画にしてみました。
宜しければご覧いただけると幸いです。

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