伊予鉄南予バス 1065号車(日野K-RL321)を追いかけてみる
それは、先日の九州遠征のこと。
名古屋からこちら↓のバスで四国愛媛県へと向っておりました。(写真はイメージです。)
名鉄バスの夜行高速バス「名古屋~松山線」です。
夜行高速バス「名古屋~松山線」については、このブログでも何度かご紹介していますので、詳細は省くとして、名古屋を出発して約9時間後の午前8時過ぎ、大洲市内を過ぎて八幡浜へ向う途中、一台のバスとすれ違います。
それが、こちらのバス↓。 伊予鉄南予バスが所有する中型バス1065号車(日野K-RL321)です。
伊予鉄南予バス1065号車とは?
このバスについて簡単にご紹介すると、デビューしたのは今から34年前の1980年。今や全国どこを探しても稀なモノコック型の最古参車になります。
元々このバスは八幡浜・大洲地区のローカル線専用車として活躍していました。
しかしながら、平成19年ごろの路線整理により大半が引退。
この1065号車も、大洲からのローカル線、田処線の専用車でしたが、田処線の廃止後は本線である長浜~大洲~八幡浜線用の予備車として、ひっそりと余生を過ごしていました。
そんな唯一1台が残ったRLの転機は、映画「女の子ものがたり」への出演です。
映画出演のために、雨樋から下を板金・再塗装したそうです。
その頃から、バスマニアの間でも生き延びていることが認知されるようになり、貸切運行の機会も増加したこともあってか、現在でも予備車兼動態保存という形で活躍しています。
このバスとすれ違った瞬間、私のみならず乗務していた名鉄バスの乗務員氏も目を丸くしていましたが、このバスを見た瞬間、「滅多にない機会だし、この際追いかけてみるか!」ということになり、夜行高速バス「名古屋~松山線」で八幡浜に到着後、僅かの時間を利用してこのバスを追っかけてきました。
大洲に戻って早速乗車!
やってきたのは、八幡浜からJR予讃線で移動すること約40分の大洲市五郎にあるJR五郎駅。こちらの駅から徒歩5分弱の「五郎駅前」バスにてお目当てのバスを待ちます。
10時10分頃、美しい海岸線を走破してきた1065号車がバス停に到着します。 早速乗車します。
車内の様子はこちら↓。
多少くたびれ感こそありますが、思っていたよりも痛んでいないのは流石といったところでしょうか。
そして何よりも、板金・塗装をやり直したこともあるのでしょうが、車体の状態が綺麗なのには正直驚きました。
とても34年選手のバスとは思えない、美しい外観を保っています。
シートに座るな否や、車窓の美しさと懐かしさも相まってか、30年前にタイムスリップした感覚に陥ってしまうのは私だけでしょうかww。
バスは五郎駅前から大洲駅前~大洲本町を経由して、約30分程で伊予鉄南予バス大洲営業所に到着。
終点はその先の大洲病院(市立大洲病院)前ですが、私は乗り継ぎの関係でここで下車しました。
やがて、回送されてきた1065号車が大洲営業所前を通過。
折角なので写真に収めます。 最新型のバスが走る姿も様になりますが、モノコック型のバスが街中を走る姿も、これまた一味違った趣がありますね。
代車で大洲管内路線に入ることも?
以上、伊予鉄南予バスで活躍するモノコック型バス1065号車を簡単にご紹介しました。この1065号車、基本的には車庫で休んでいることが多い様ですが、今回の様に時として他車の代車として管内一般路線を走ることもあるそうです。
もし見かけたら、あなたはラッキーかも??
もし出会ったら是非乗って頂き、昔懐かしいバスの雰囲気と乗り心地を味わって頂きたいと思います。
【乗車データ】 名古屋→八幡浜
- 乗車日:2014/02/16
- 乗車区間:
名鉄バスセンター→八幡浜(伊予鉄南予バス本社) - 運行会社:名鉄バス
- 車両:三菱/エアロクイーンⅠ(PJ-MS86JP)
- 年式:2007年式
- 所属:名古屋中央営業所
- 社番:2701
- 乗車日:2014/02/17
- 乗車区間:
五郎駅前→大洲営業所 - 運行会社:伊予鉄南予バス
- 車両:日野/K-RL321
- 年式:1980年式
- 所属:八幡浜本社営業所(大洲営業所駐在)
- 社番:1065
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