北海道新幹線「新函館北斗駅」開業に伴うバス会社の対応について

2016年2月26日夜行バス,昼行高速バス,一般路線バス

2016年3月26日の北海道新幹線開業まであと1か月となりました。


開業に向けて現在急ピッチで準備が進められていますが、北海道新幹線「新函館北斗駅」からの2次交通として重要な役割を担うのが「バス」であります。
そして、ようやくではありますが、新函館北斗駅を発着する路線バス（定期観光バスを含む）についての全容がほぼ明らかになってきました。
そこで、この記事では北海道新幹線「新函館北斗駅」開業に伴うバス会社各社の対応について纏めてみました。
（尚、この記事はバス会社の情報が全て出揃うまで、随時更新していく予定です。）

バス会社各社の対応（目次）

【1】函館バス（函館市内方面、郊外路線）

【2】北都交通・HKB（定期観光バス）

【3】東京バスグループ（北海道観光バス）

【4】函館タクシー（函館帝産バス）

【5】大沼交通

【6】都市間バス《札幌～函館間》

【7】その他

【1】函館バス（函館市内方面、郊外路線）

函館バスは、新函館北斗駅開業に伴い、一部の系統において経路を新函館北斗駅に変更する他、新函館北斗駅と美原地区を結ぶ直行路線、函館駅と湯の川温泉を結ぶ直行路線を新設します。
（内容の一部は、函館バス公式サイト「平成28年3月26日ダイヤ改正について」より引用）

北斗市大野方面、七飯方面路線の経路変更

• 北斗市大野方面、七飯方面路線約50往復を新函館北斗駅経由に変更します。
• 函館新幹線車両所経由の系統を新設します。

函館江差線、「快速瀬棚号」、大沼公園・鹿部線の経路変更

• 函館江差線（函館バスセンター～江差ターミナル）、「快速瀬棚号」（函館バスセンター～北桧山～瀬棚）、大沼公園・鹿部線（函館バスセンター～大沼公園～鹿部）を新函館北斗駅経由に変更します。
• 江差ターミナル発に早朝時間帯（5時50分発）を設定します。
  （北海道新幹線との接続、市立函館病院受診の利便が大きく向上します。）

「美原ライナー」の新設

• 新函館北斗駅と美原地区を結ぶ「美原ライナー」を新設します。
  新函館北斗駅と美原地区を約50分で結び、7時台発車や午後21時台到着の新幹線にも接続運行します。
  ※土日祝のみの運行となります。

「湯の川温泉ライナー」の新設

• JRアクセス列車「はこだてライナー」に接続する路線バス「湯の川温泉ライナー」を新設します。
  函館駅と湯の川温泉間を均一運賃（300円）で結びます。
  ※土日祝のみの運行となります。

定期観光バスの新函館北斗駅乗り入れ

• 函館発着の定期観光バス「江差・松前名所周遊号」を新函館北斗駅へ乗り入れる計画があります。
  ※詳細につきましては現在調査中です。

【2】北都交通・HKB（定期観光バス）

• 新函館北斗駅を経由又は起点とする定期観光バスを新設する計画があります。
  ※詳細につきましては現在調査中です。

【3】東京バスグループ（北海道観光バス）

• 新函館北斗駅～五稜郭本町～函館駅前ターミナル～湯の川温泉間の路線バス（急行バス）を運行します。
  所要時間は1時間07分（新函館北斗駅～湯の川温泉間）、運賃は900円（新函館北斗駅～湯の川温泉間）です。
  新型のノンステップバス（三菱エアロスターノンステップ）にて運行する予定です。
  （新函館北斗駅～五稜郭・函館駅前・湯の川温泉館路線バスの時刻、運賃など詳細はこちらにてご確認願います。）

【4】函館タクシー（函館帝産バス）

• 新函館北斗駅～五稜郭・湯の川温泉・函館空港間のシャトルバス（路線バス）を運行します。
  所要時間は1時間16分（新函館北斗駅～函館空港間）、運賃は1,000円（新函館北斗駅～函館空港間）です。
  （新函館北斗駅～五稜郭・湯の川温泉・函館空港間シャトルバス時刻、運賃など詳細はこちらにてご確認願います。）

【5】大沼交通

• 3月26日より新函館北斗駅～大沼地区間の路線バスを運行します。
• 所要時間は28分（新函館北斗駅～大沼公園ポロト館前）、運賃は720円（新函館北斗駅～大沼公園ポロト館前）です。
  （時刻、運賃など詳細はこちらにてご確認願います。）

【6】都市間バス《札幌～函館間》

【対象路線】

• 「高速はこだて号」（北海道中央バス・北都交通・道南バス）
  3月26日より新函館北斗駅経由となります。
  ※新函館北斗駅乗り入れ廃止に伴い、大幅な時刻変更が実施されます。（詳しくはこちら）
  ※3月25日札幌発夜行便は、新函館北斗駅に臨時停車します。
• 「函館特急ニュースター号」（北海道バス・北海道観光バス）
  3月25日より新函館北斗駅経由となります。
  ※新函館北斗駅乗り入れ廃止に伴い、大幅な時刻変更が実施されます。（詳しくはこちら）

北海道新幹線始終発列車⇔都市間バス夜行便乗り継ぎについて

北海道新幹線始発列車への乗り継ぎ及び最終列車からの乗り継ぎには、「高速はこだて号」夜行便及び「函館特急ニュースター号」夜行便をご利用下さい。
新函館北斗駅南側バスのりばに停車しますので、新幹線との乗り継ぎに便利です。

【東京⇒新函館北斗最終列車⇒札幌方面乗り継ぎ時刻】


【札幌⇒新函館北斗始発列車⇒東京方面乗り継ぎ時刻】


「高速はこだて号」のご予約はこちらから
「函館特急ニュースター号」のご予約はこちらから

【7】その他

• 新函館北斗駅から大沼などを巡り洞爺湖・登別までの企画観光バス運行が計画されています。
  ※詳細につきましては現在調査中です。
• 函館地区とニセコ・倶知安地区を結ぶ都市間バスの運行が計画されています。
  ※詳細につきましては現在調査中です。（2015年秋に試験運行実施済み。）

最後に

以上、北海道新幹線「新函館北斗駅」開業に伴うバス会社に対応についてご紹介しました。
北海道の玄関口として新たに加わる新函館北斗駅。
駅周辺の本格的な開発はこれからとなりますが、道南、道央方面への2次交通の拠点としてしっかり機能していくことを切に願いたいものです。


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