新日本海フェリー「らべんだあ」とウィラーエクスプレス「Reborn(リボーン)」で北海道から東京まで移動してみました。

昼行高速バス,高速バス乗車記,フェリー



【第2ランナー】ウィラーエクスプレスH5204便「Reborn(リボーン)」(新潟→東京新宿)

新潟港からは、高速バスで東京新宿へ移動します。

新潟港から東京へ高速バスで移動する場合、新潟交通の路線バスで新潟駅へ移動した後、高速バスに乗り継ぐという方法が一般的ですが・・・
新潟交通路線バス 1318 新潟港フェリーターミナルにて

実は、新日本海フェリーターミナル(山の下埠頭)から乗り換えなしで東京新宿へ移動出来る高速バスが運行されているのをご存知でしょうか。

それが、今回ご紹介するウィラーエクスプレスH5204便であります。

通常、ウィラーエクスプレスH5204便は、4列シート車「リラックス」で運行されています。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス「リラックス」 外観

ウィラーエクスプレス「リラックス」 車内

ところが、新型コロナウイルス感染症拡大による減便の影響で車両運用の変更が行われており、H5204便については、2021(平成3)年9月28日より超ハイグレード車両「Reborn(リボーン)」が投入されているのです。

ウィラーエクスプレス「Reborn(リボーン)」については、以前にこのブログで東京発大阪行きW167便に乗車した時の模様をご紹介しました。

ウィラーエクスプレス「リボーン」W167便 ・729


この時は、夜行便での乗車でしたが、超ハイグレードバスで昼行高速バスの旅が楽しめるということ、そして、いつまで投入されるのか不明であるということもあり、「この機会、乗らない選択肢はない!」という結論に至り、今回乗車してみることにしたのです。

ウィラーエクスプレス「Reborn(リボーン)」を改めてご紹介

車両は、同社新潟営業所に所属する三菱エアロクイーン2019年モデル(2TG-MS26GP)。
いわゆる「ピンクリボーン」といわれる外観カラーリングを纏っている車両になります。

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_101

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_102

改めて車内をご紹介します。

車内は2+1配列の3列シェルシート18人乗り「Reborn(リボーン)」専用仕様となっています。
シート幅は約60cm、シートピッチは約150cm、リクライニング角度は約155度と、長身の方でもゆったりと出来る広さを有しています。
一方で、シート幅を広げたのとシェルタイプを採用していることで、通路はかなり狭く、カニ歩き状態で移動しないとスムーズに移動することが出来ません。

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_103 車内

シートは、回りが気にならないシェルタイプを採用。
後の乗客に気兼ねすることなくリクライニング出来るのが、このシートの最大の特長です。

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_104 シート

シートをフルリクライニングすると、この様になります。
実際に座ってみると、リクライニングとチルトを併用した「ゆりかご」構造になっているからか、かなり深く倒れている感覚になります。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_105 シート フルリク時

シートには可動式枕を搭載していますが、サイズは決して大きくありませんので、移動中にしっかりと寝たい方は、市販のネックピローを持参すると良いでしょう。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_106 可動式枕

シートの操作は全て電動式となっており、コントローラーはシェル内壁右側に備えられています。
同じくシェル内壁右側には、シートポケットもあります。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_107 シートコントローラなど

携帯電話・スマートフォンの充電に便利なコンセントは、右側の肘掛先端に設置されています。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_108 コンセント

反対の左側肘掛付近には、読書灯のスイッチとドリンクホルダーが備えられています。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_108 ドリンクホルダー・読書灯スイッチ

前席下にはフットレストと靴入れを完備。
フットレストは靴を脱いで使用します。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_109 フットレスト

前席上部には大型テーブルを設置。
テーブル上部を手前に引いて使用します。
パソコン仕事も可能な大きさですが、「ドリームスリーパー」の様な完全個室ではないため、実際にはちょっとした飲食など必要最小限での使用に限られそうです。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_110 大型テーブル

この便では、小さいながらもブランケットの貸与が実施されていました。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_111 ブランケット

中央列座席用の荷物棚です。
カバンやコートなど、ちょっとした手荷物を置くのに便利です。
荷物棚の奥にはミラーが設置されており、小物類などを落としても見つけやすくする工夫がなされています。(写真はイメージです。)

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_112 中央列荷物棚

その他、写真はありませんが、車内では無料のWi-fiサービスと独自のコンテンツサービス「WILLER THEATER(ウィラーシアター)」を提供。
Wi-fiの接続設定することでインターネットが楽しめる他、事前に専用アプリをダウンロードし、車内Wi-fiに接続するだけで、人気映画・バラエティ・オーディオブックなどを無料で楽しむことが出来ます。

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_113 Wi-fi案内リーフレット

ウィラーエクスプレス_新潟「リボーン」 1286_113 WILLER THEATER(ウィラーシアター)案内リーフレット

尚、この車両にはトイレが装備されていません。
どうしてもトイレが気になる方は、乗車前に済ませておく、必要以上の水分補給を避けるなどの工夫が必要かもしれませんね。


新型コロナ対策について

今回乗車した便の新型コロナウイルス対策は、以下の様になっておりました。

【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです)
・座席使用制限:なし
・車内消毒液設置:あり
・運転席回りのビニール製カーテン設置:あり
 ※運行時に前方遮蔽カーテンをセット。
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
 メーカー公式【三菱ふそう】新型コロナウィルス新生活様式への対応
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
 ウイルス対策装置(深紫外線LEDが搭載された空間除菌消臭装置「Aeropure」)の導入
 乗車前の検温実施
 乗務員のマスク着用 など


(次ページに続きます。)