最後に
というわけで、両備ホールディングス「ペガサス号」1912号車についてご紹介しました。
「ペガサス号」にはこれまで幾度となく乗車して来ましたが、今回乗車した現行型三菱純正エアロクイーン1912号車も、過去の専用車に引けを取らない快適な車両であることを再認識しました。
車両自体の快適性が向上しているこもとあるのでしょうが、個人的にはシートの座り心地が標準の夜行用シートよりも優れているのが最大の理由なのかなぁと思います。
聞くところによると、ここ数年来の両備高速バスの最新型車両には、あの「ドリームスリーパー」に採用された「ムアツクッション」を採用しているそうですが、一人がけの夜行用シートにもクッションなどに何かしらの工夫がなされているのでしょうか。
気になるところではありますね。
一方で気になったのが、コロナ騒動をきっかけに導入された下り便のサービスエリアでの開放休憩が再び廃止された点です。(しかも両備ホールディングス便のみ。共同運行の下津井電鉄便は開放休憩を継続しています。)
所要時間や乗務員に負担などを考えると致し方がない部分もありますが、やはり消灯前に洗顔や買い物などで車外に出たいという要望は少なからずあるのではないでしょうか。
一利用者の要望として、下り便の消灯前の開放休憩実施の復活を是非ともお願いしたいです。
今回は平日ということもあり、乗客が10名程度と少なかったですが、現在も週末や繁忙期は混み合うそうで、岡山と九州を結ぶ夜行交通機関として機能していることに安堵しました。
ここ最近、東京から西鉄「はかた号」で一気に福岡入りする機会が多い私ですが、「はかた号」に乗車出来ない場合の代替ルートとして「ペガサス号」を選択するのもアリかなぁ・・・そんなことを思った、今回の両備ホールディングス「ペガサス号」1912号車の乗車でございました。
両備ホールディングス「ペガサス号」 1912号車 博多BTにて(別日に撮影)
西鉄博多自動車営業所へ回送される両備ホールディングス「ペガサス号」(別日に撮影)
【乗車データ】
- 乗車日:2025/06/某日
- 乗車区間:
岡山駅西口→博多バスターミナル - 運行会社:両備ホールディングス
- 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
- 年式:2019年式
- 所属:両備バスカンパニー岡山営業所
- 社番:1912