両備ホールディングス「ペガサス号」乗車記

夜行バス,高速バス乗車記


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さて、今回は2009年7月に乗車した両備ホールディングスの福岡~岡山間夜行高速バス「ペガサス号」の乗車記をお届けします。
「ペガサス号」にはこれまで2度程乗車した事があるのですが、岡山側事業者の担当の便に乗るのは、今回が初めてとなります。

両備ホールディングス唯一の西工製夜行高速車

今回乗車した車両はこちら↓。
両備ホールディングス「ペガサス号」 0699
両備ホールディングス所有の西工製SD-Ⅱボディを纏った三菱KC-MS822Pです。
同社では唯一の西工製高速車両になります。

今回の出発は西鉄天神バスセンター。もうすっかりお馴染みのバスターミナルです。
21時50分、5番乗り場に岡山行き「ペガサス号」が到着しました。
両備ホールディングス「ペガサス号」 西鉄天神BC 電工表示

両備ホールディングス「ペガサス号」 西鉄天神BC入線

改札を受け、車内に入ります。
車内はこの様になっておりまして、
両備ホールディングス「ペガサス号」車内

両備ホールディングス「ペガサス号」座席
西日本鉄道が所有する「ムーンライト」型SD-Ⅱと造りは同じですが、シートメーカーが異なる(両備所有車は天竜製のシートを搭載)のと、プライベートカーテンが窓側のみ設置されています。プライベートカーテンは、乗客自らがセットする方式になっています。

シート周りを見回すと・・・・この様な釦が。
両備ホールディングス「ペガサス号」SOSボタン
緊急用押し釦です。昨年(だったかな・・・・)新たに設置されたものですが、車番と座席番号が印字されている本格派。万一押されると、どの座席の押し釦が押されたかが運転席で分かるそうです。

では、乗車時の様子を簡単にご紹介。
22時00分、定刻にバスは西鉄天神バスセンター出発します。
博多駅交通センター、黒崎引野口、砂津、小倉駅前と順に停車して乗客を拾っていきます。
最後の乗車停留所である高速門司港に到着したところで消灯の案内があり、乗務員が前方のカーテンをセットして消灯されます。
シートを倒してすぐさま夢の中へ・・・・・。
因みにこの日は約20名程の乗車で、閑散期としてはまずますの乗車率でした。

翌朝5時45分頃、乗務員の案内で目を覚まします。
カーテンを開けて外を見ると、バスは倉敷市内を走行していました。
5時55分、倉敷駅北口に到着。ここで5名下車していきました。
以前乗車した時は、倉敷駅近くの両備バス観光センターで降車扱いをしていた記憶がありますが・・・・・乗降車場所が変更になっていました。
時の流れを感じます。
倉敷を出発後は、広い国道を一路岡山へと向かいます。
途中、中国JRバス岡山支店前を通過。数多くのバスがありましたが、路線車は殆ど居ませんでした。

倉敷を出発して約30分、バスは岡山天満屋バスセンターに到着しました。
終点は岡山駅前ですが、私はここで下車。
乗務員から荷物を受け取り、乗車したバスを撮影します。
両備ホールディングス「ペガサス号」0699 天満屋バスセンターにて

両備ホールディングス「ペガサス号」0699 リア 天満屋バスセンターにて
ちょっと失敗だったかな・・・・・。

正しく「西鉄ムーンライト型のコピー」

というわけで、両備ホールディングス「ペガサス号」の乗車記をお届けしました。
全体的な印象として感じたのは、西鉄の夜行用SD-Ⅱ型をかなり意識した造りになっているなぁという事でした。
シート配列にしろ、シートの造り、サービス、車体の構造まで・・・・・正しく「西鉄ムーンライト型のコピー」といってもおかしくない車両仕様です。
シートの座り心地も良く、西鉄車と同様にぐっすり眠る事が出来ました。
「ペガサス号」乗車にあたっては、両備便を候補に挙げてもいいのかもしれません。
但し、4日に1度しか担当しないのと、車齢が10年を経過しているという事もあって、活躍の機会もそろそろ減っていくのではないかと思います。
もし乗車してみたいと考えている方は、出来るだけ早めに乗車する事をお勧めしますね。
そんなことを思った、今回の「ペガサス号」乗車でした。


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