4列シートでも快適な車内 京阪バス「京都~米子線」の車両
米子駅から南北自由通路「がいなロード」を渡り、米子駅南口を出て歩くこと約10分。
やって来たのは、米子市目久美町にある日本交通米子営業所です。
高速バス「京都~米子線」は、こちらの米子営業所が始発地となっています。
敷地内には数多くのバスが駐車しており、かつて日ノ丸自動車で夜行高速用専用車として活躍していた車両(日野セレガHD)も見かけることが出来ました。
現在この車両は、「山陰特急バス」米子線の車両として活躍しています。(画像は敷地外から撮影しました。)
向かいには、日本交通ハイヤーセンターの建物が。
この建物の1階玄関が高速バス待合スペースを兼ねており、高速バス利用者はこちらの待合スペースにてバスの到着を待つことが出来ます。
乗車当時、高速バス「京都~米子線」は臨時ダイヤでの運行となっていましたが、先述の通り、2024年3月16日にダイヤ改正を実施しており、現在は1日2往復体制で運行しています。
16時前、なんばOCAT経由大阪弁天町行きの日本交通(鳥取)「山陰特急バス」米子線が入線し乗車改札を行います。
大阪弁天町行きの発車約2分後、白と赤のカラーリングを纏った1台のバスが入線します。
というわけで、今回乗車したバスは、こちらのバスでした。
京阪バス洛南営業所所属H-3282号車(日野セレガHD QRG-RU1ESBA)です。
以前は「京都~松山線」の専用車として活躍していましたが、同路線からの運行撤退に伴い、現在は主に「京都~米子線」で活躍しているそうです。
バスが停車し、乗務員による乗車改札が。
モバイル乗車券を提示し、車内に入ります。
車内は、4列シート40人乗りの昼行高速仕様。
トイレは、車内最後部に設置しています。
シートは、天龍工業製のワイドシートを採用。
可動式枕を装備し、座り心地は抜群です。
このシートには、足置き台(フットレスト)を完備。
足置き台は、靴を脱いで使用します。
そして、各座席にはテーブルとモバイル充電用コンセントも完備。
長時間の移動を快適に過ごせられる配慮がなされています。
並行する日本交通「山陰特急バス」の車両と比較すると、見劣りする感は否めませんが、4列シートながらもワイドシートを採用していることや、足置き台(フットレスト)、テーブル、コンセントを完備していることを考慮すると、シートピッチが若干狭いことを除いて、負けず劣らずの快適さなのではと感じました。
なお、写真はありませんが、共同運行の日本交通(鳥取)の車両は、「山陰特急バス」と同仕様の3列独立シート28~29人乗りとなっています。
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