京阪京都交通「京都エクスプレス」京都～岡山・倉敷線

2012年12月1日昼行高速バス

写真のバスは、京阪京都交通の京都～岡山・倉敷間高速バス「京都エクスプレス」です。
両備ホールディングス・下津井電鉄と共同で、1日7往復運行しています。

そもそも、「京阪京都交通」という会社名をご存じない方に簡単に説明すると、京阪京都交通は2004年に会社更生法の適用を受けて事実上倒産した旧京都交通の亀岡以南のエリアを引き継ぐ形で、2005年4月に京阪バスの100％出資で設立されたバス会社です。
京阪グループに属し、京阪バスシステムズの一員でもあります。
カラーリングも現在はほぼ全車が京阪バスカラーに塗り変わりました。
メインは亀岡以南の一般路線バスですが、高速バスも2路線を運行しており、「京都エクスプレス」の他にも、中国バスと共同で京都～福山・府中・尾道線「みやこライナー」を運行しています。

で、「京都エクスプレス」の話に戻すと、元々この路線は、両備ホールディングスと下津井電鉄の2社が2001年に運行を開始、1日2往復でスタートしました。
その後、4往復→5往復と増便を繰り返し、2009年の2往復増便（7往復化）の際に、京阪京都交通が1往復のみではありますが運行に参入し、現在に至っています。

車両は、他事業者から移籍してきた4列シートトイレ付き車両が充てられています。
「みやこライナー」はトイレ無し車両が充てられることが多いのですが、この路線に関しては、共同運行会社が基本トイレ付き車両を投入している関係上、同社もトイレ付き車両を投入しています。

最後にトリビア的な話を一つ。
写真の京阪バスカラー、昔から親しまれているカラーリングで有名ですが、実は1950年代に当時のグレイハウンドの色彩デザイナーによってデザインされたものだとか。
ご存知の方も多いのでは？
でも、今日まで採用が続いているということは、今でも色褪せることのない、塗装デザインのセンスの良さからなんでしょうねw。

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