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網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」新千歳空港→網走 493号車 簡単な乗車記

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網走バス(本社:網走市)が運行する新千歳空港~北見・網走間都市間バス「千歳オホーツクエクスプレス」

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・1171
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」

2019(令和元)年7月から約3か月にわたっての試験運行を経て、現在は通年運行を行っています。

実はこの度、同路線の2代目専用車がデビューし、先日乗車して来ました。
今回はその時の模様をご紹介します。

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都市間バス「千歳オホーツクエクスプレス」とは?

「千歳オホーツクエクスプレス」は、北の空の玄関口である新千歳空港と、北海道オホーツク総合振興局の主要都市である北見・網走の間を結ぶ都市間路線バス。
道内空港民営化を控え観光客の動きが活発になることや、オホーツクエリア~新千歳空港間の陸路直通が地元自治体や観光関係者から期待されているとの理由で、先述の通り、2019(令和元)年7月21日から約3か月の間、試験運行という形で運行を開始しました。

試験運行のプレスリリースに、通年運行化をにおわせる記載があっただけに、そう遠くないうちに通年運行化されるだろうなぁ・・・とは思っていましたが、試験運行終了後に僅か2か月程で通年運行へ移行されたことに驚いたのを、今でも覚えています。

昨今のコロナ禍の影響で、2020年~2021年においては数回にわたり長期運休を余儀なくされますが、現在は通常運行に戻り、特に網走発新千歳空港行きの便にいたっては、網走・北見~札幌線「ドリーミントオホーツク号」(北海道中央バス・北海道北見バスと共同運行)の夜行便が長期間運休していることから、網走地区から発車する唯一の夜行路線として重宝されています。

また、同路線では現在、北海道が実施している公共交通需要喚起策「ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン」を活用したセットプラン「千歳オホーツクエクスプレス タクシーパック」を販売しています。
新千歳空港から網走までの都市間高速バス片道乗車券に網走市内タクシー乗車券(5,000円分)」がセットになったお得なプランとなっており、網走到着後にタクシーを観光で利用するのに便利です。

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「千歳オホーツクエクスプレス」2代目専用車とは?

網走バスでは、「千歳オホーツクエクスプレス」の通年運行化に際し、元近鉄バスの272号車(日野セレガHD PKG-RU1ESAA、2009年式)夜行高速仕様車を導入しました。
ところが、3年も経たないうちにこの車両が除籍。
その代替として導入されたのが、今回ご紹介する493号車なのです。

「千歳オホーツクエクスプレス」2代目専用車も、新製導入ではなく、中古車両による代替導入となりました。

導入された車両はこちら。
元小田急ハイウェイバス(デビュー当時は小田急シティバス)の日野セレガSHD(QPG-RU1ESBA、2013年式)夜行高速仕様車です。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 外観

小田急時代の車番はNo.41。
東京新宿を拠点に、秋田や岐阜、広島など全国各地をを結ぶ夜行高速路線で活躍していました。
また、この車両は、小田急シティバス(当時)初のj-bus製夜行高速用車両として注目された車両でもありました。

網走バスといえば、かつての資本関係から「三菱車」というイメージが強いですが、「千歳オホーツクエクスプレス」については2代目専用車もj-bus製を選択しました。
詳細理由は不明ですが、同社の公式Twitterアカウントによると、空港発着路線ということもあってか、トランクの容量を重視した旨の書き込みがなされており、納得の車種選択ともいえるかもしれません。

車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様。
トイレは車内中央部階段を降りた突き当たりに設置しており、窓側座席には通路カーテンも装備しています。
なお、移籍にあたっては、可動式枕の撤去とシートモケットの張替えが行われています。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車内
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 シート

各座席には、モバイル充電用のコンセントを完備。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 充電用コンセント

また、この路線ではアメニティグッズの無償提供も実施されており、他の道内長距離都市間路線と比較してもサービスレベルが高い印象を受けます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 アメニティグッズ
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新千歳空港→網走 約6時間の昼行長距離バスの旅

乗車したのは、新千歳空港13時30分発の網走行き
網走発が夜行便で運行されるのに対し、新千歳空港発は昼行便として運行されます。

新千歳空港の発車場所は、1階到着口の21番のりば。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 新千歳空港21番のりば

発車の5分前にはバスが到着し、乗車改札が行われます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 新千歳空港21番のりば改札中

この日は平日ということもあっては、乗客は私を含めて僅か3名と寂しい車内。
利便性が良い路線だけに、もっと多くの方に利用して欲しいものですが・・・。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 アメニティグッズ

13時30分 新千歳空港21番のりばを発車

定刻に新千歳空港21番のりばを発車したバスは、国道337号を走行し千歳東インターへ。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_01

千歳東インターからは道東自動車道に入り、JR石勝線に並行するかたちで夕張~占冠~トマム~十勝平野を走破します。

この区間の見どころは、占冠・トマムから十勝平野にかけての車窓。
「北海道の道を走行しているんだ!」と実感出来る素晴らしい景色に出会えること間違いなしです。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_02
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_03
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_04
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_05

15時19分~15時30分 十勝平原サービスエリアにて開放休憩

15時19分、新千歳空港から2時間弱で、バスは十勝平原サービスエリアに到着。
こちらでは約10分間の開放休憩となりました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリア_01

サービスエリアとはいいつつも、こちらのサービスエリアはトイレと自販機のみの簡素な造り。
ですが、春季から秋季にかけては、写真の様な臨時の売店が営業しており、ちょっとした軽食類を購入することが出来ます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリア_02

バスもしばしのひと休みです。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリアにて_01
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリアにて_02
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリアにて_03
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリアにて_04

16時28分~16時46分 道の駅あしょろ銀河ホール21にて乗務員交代

十勝平原サービスエリアを発車したバスは、雄大な十勝路を眺めながら東へ進みます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_06
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_07

池田本線料金所を通過し、本線との分岐点である本別ジャンクションからは、足寄インターへ繋がる「端野支線」へ進路を変えます。

16時28分、バスはかつての「ふるさと銀河線」足寄駅でもあった「道の駅あしょろ銀河ホール21」に到着。
こちらでは乗務員交代を行います。
試験運行で乗車した時は開放休憩も実施していただけに、今回も下車出来るかなぁと思いきや、「乗務員交代を行いますので、車内でお待ち下さい。」とのこと。
下車は認められませんでした。

敷地内には、かつての国鉄足寄駅駅舎を復元したバス待合室が。
良く出来ています。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 かつての国鉄足寄駅駅舎を復元したバス待合室

18時17分 北見バスターミナル到着

16時46分、「道の駅あしょろ銀河ホール21」を発車。
「18分も停車するのであれば降ろしてくれよ!」と思ったのは私だけでしょうか・・・。

バスは国道242号を北上し、日本一寒い街で有名な陸別町を通過。
町の北部にある陸別小利別インターからは、新直轄方式の高速道路「十勝オホーツク自動車道」に入り、左手に北見平野を眺めながら北見市内までノンストップで駆け抜けます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_08
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_09

18時10分、北見中央インターを流出したバスは、住宅街を走行。
7分程で北見バスターミナルに到着します。
こちらでは1名が下車していきました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 北見バスターミナル

19時35分 網走バスターミナル到着

北見バスターミナルを発車したバスは、国道39号を東へ進みます。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 北見~網走間 車内
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_10

この先、美幌での降車客がいない場合は、美幌町市街地手前から美幌バイパスに入り、美幌市街地をショートカットするのですが、今回は美幌での降車客がいるため、そのまま国道39号を直進します。

18時54分、美幌駅前ターミナルに到着。
こちらでは1名が下車していきました。

その後も、バスは国道39号を東へ。
日も暮れ始めて来ました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 車窓_11

網走市街に入る頃には、日がすっかり暮れて真っ暗。
そして、新千歳空港を発車して約6時間後の19時35分、バスは終点の網走バスターミナルに到着しました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 網走バスターミナル

あっという間の昼行都市間バスの旅。
快適なバス移動であったのには間違いないですが、とはいえ、休息は必要。
ということで、この日は近くの某ホテルにて身体を休めることにしました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 網走市内のホテルにて_01
網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 網走市内のホテルにて_02

翌日、ホテルの部屋から見た網走市内です。
遠くにはオホーツク海が・・・。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 網走市内のホテルにて_03

朝食も美味しくいただきました。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 網走市内のホテルにて_04
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最後に

2019年7月の試験運行時に乗車して以来、今回が2度目の「千歳オホーツクエクスプレス」の乗車。
夜行便では決して味わうことの出来ない、のんびりとした時間の経過が楽しめる昼行都市間バスの旅を、今回も存分に楽しませていただきました。

先述の通り、この路線の昼行便のポイントは、ゆったりとした車内・シートで雄大な道東の景色が堪能出来るという点に尽きます。
飛行機から降りて、観光がてら北海道の景色を眺めながら長距離移動したいという方に是非ともお勧めしたいです。

一方で、利用状況及び採算面という点で見ると、現在の国内を取り巻く状況が状況とはいえ、かなり厳しいなぁという印象が拭えませんでした。
今後、コロナ禍が落ち着いて新千歳空港を発着する国際線の本数が復活すれば、少しは状況が改善するのかもしれませんが、新千歳空港からの始発便に乗り継げる網走発夜行便と比較すると、利便性という点で劣るのは致し方がないのかもしれません。
今以上の利用が多ければ、現在運行支援に徹している北都交通(本社:札幌市)の運行参入もありうるのでしょうが、現状において厳しいとなると、いっそのこと新千歳空港発も夜行便に変更して、東京羽田発の最終便から乗り継げる様にするなど、大胆なテコ入れを実施するのもひとつの手かもしれません。

私がいうまでもありませんが、この路線の肝は「飛行機への(もしくは飛行機からの)乗り継ぎ客をいかに獲得するか」です。
現在のコロナ騒動が今後どう落ち着くかは分かりませんが、利用者目線に立ったサービスを考案・継続していただき、末永く運行し続けることを是非とも期待したいです。

網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」 ・493 十勝平原サービスエリアにて_05

【乗車データ】

  • 乗車日:2022/06/27
  • 乗車区間:
    新千歳空港21番のりば→網走バスターミナル
  • 運行会社:網走バス
  • 車両:日野/セレガSHD(QPG-RU1ESBA)
  • 年式:2013年式
  • 所属:網走営業所(本社)
  • 社番:493
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【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した網走バス「千歳オホーツクエクスプレス」493号車(新千歳空港→網走)乗車の模様を動画にしてみました。
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。

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