北海道中央バス「ドリーミントオホーツク号」 3940号車(いすゞガーラSHD)【2022年冬】

昼行高速バス,高速バス乗車記



途中休憩は1箇所のみ 厳寒の石北峠と高速道路を走破

バスは発車の10分前(13時50分)に網走バスターミナル3番のりばに入線します。

入線後、すぐに乗車改札が行われます。

14時00分、バスは定刻に網走バスターミナルを発車。
国道39号を北見市へ向けて走行します。

左手に、JR網走駅が見えて来ました。

網走市街を抜けると、右手には氷結した網走湖が。



40分程で、美幌駅前ターミナルに到着。
乗車扱いを行います。

再び、国道39号に戻り、雄大な冬の道東の景色を眺めながら、北見市へと向かいます。


網走を発車すること1時間程で、バスは北見市内に入ります

15時20分頃、北見バスターミナルに到着し、乗車扱いを行います。

北見バスターミナルで多くの乗客が乗車し、車内は50%以上の乗車率に。
5分遅れの15時25分、バスは札幌へ向けて北見バスターミナルを発車します。

路面凍結の影響からか、北見市内は若干渋滞気味です。

北見西7号線で最後の乗車扱いを行ったところで、乗務員から詳しい案内がマイクを通じて行われ、最後に交代乗務員が車内を巡回し、不明点がないかを確認します。
言葉数は決して多くないものの、きめ細かな応対は、さすが中央バスといったところでしょうか。

北見市街を抜け、留辺蘂、温根湯を過ぎると、いよいよ難関の石北峠越えが始まります。


往路と同じ道を走行していますが、往路とは違い日が明るい分、往路よりもスリルを味わえると感じるのは私だけでしょうか。




16時43分、石北峠頂上を通過。
ここから先は、上り坂以上に気を遣う下り坂となります。

日が完全に落ちた17時04分、層雲峡温泉街を通過。
その約20分後の17時27分、上川層雲峡インターを通過します。
ここで一般道とはお別れ。
ここから先は、自動車専用道路(旭川紋別道)と高速道路(道央自動車道)を走行し、ゴールの札幌を目指します。

旭川紋別自動車道を20分程走行したところに位置する比布北料金所を通過したバスは、道央自動車道へ。
そして、17時51分、道央自動車道に入ってすぐの比布大雪パーキングエリアにて、唯一の開放休憩となりました。

こちらでは、18時01分までの10分間停車。
併せて、車両点検と乗務員交代も行われます。

比布大雪パーキングエリアを発車したバスは、道央自動車道を西へ。
雪による速度制限もなく、バスは順調に札幌へ向けて走行します。

やがて、前方に札幌インター料金所と街の灯りが見えて来ました。
ここまで来ると、もう我が家に帰って来たのも同然です。

19時31分、札幌インター料金所を通過したバスは、菊水元町7条で降車扱いを行った後、国道275号などを経由し、札幌市中心部へ。
渋滞に巻き込まれることもなく、15分程で札幌市中心部に入ります。

時計台前(北1条東1丁目)、北2条西3丁目で降車扱いを行ったバスは、定刻より19分早い19時56分に終点の札幌駅前ターミナルに到着。
往路と同じく、あっという間に感じた約6時間のバスの旅でございました。


乗客を降ろし、忘れ物点検を済ませたバスは、札幌駅から30分弱離れた担当営業所(北海道中央バス札幌北営業所)へと回送されていきます。


【乗車データ】
  • 乗車日:2022/01/23
  • 乗車区間:
    網走バスターミナル→札幌駅前ターミナル
  • 運行会社:北海道中央バス
  • 車両:いすゞ/ガーラSHD(QRG-RU1ESBJ)
  • 年式:2015年式
  • 所属:札幌北営業所
  • 社番:3940


最後に

以上、前回と今回の2回に分けて、札幌~北見・網走間都市間バス「ドリーミントオホーツク号」乗車の模様をお届けしました。

同路線に往復乗車したのは久しぶりでしたが、コロナ禍における同路線の現状を知れたという点においては、往復利用して良かったのではと思います。

とはいえ、同路線を取り巻く環境が厳しさを増しているのは、事実としてある様です。
昨今のコロナ禍が理由であることはいうまでもありませんが、加えて、以前このブログでもご紹介したライバル路線「北見特急ニュースター号」(北海道バス)の登場も、見逃せない事実としてある様に思えました。


今回の車内の客層を見る限りでは、(数としては少ないながらも)札幌~北見間における都市間バスの利用が「ドリーミントオホーツク号」から「北見特急ニュースター号」に移っている様に見受けられました。
当方にてデータを取っている訳ではありませんので、確かなことはいえませんが、もしかすると、車内サービスや運賃に敏感な女性や若者の一部が、ライバル路線への利用に移っている可能性があるのかもしれません。

都市間バス同士の本格的な競争は、コロナ禍が本格的に落ち着いてからになるかと推測しますが、果たして利用者は今後どちらの路線を評価するのか・・・今後の動向に注目したいところですし、私としても引き続き注目したいと思っております。

色々と書きましたが、今回の「ドリーミントオホーツク号」往復利用は、並行するJR特急が不便な状況下において、同路線の利便性の良さを改めて感じるものとなりました。
私も今後利用し続けると思いますが、皆様も機会がありましたら、是非利用してみてはいかがでしょうか。
利便性の良さと車窓の良さを感じられる、全国有数のお勧め都市間路線バスだと私は思います。

網走バス「ドリーミントオホーツク号」 1161

北海道中央バス「ドリーミントオホーツク号」 3940


【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した北海道中央バス「ドリーミントオホーツク号」乗車の模様を動画にしてみました。
現在、Youtubeにて公開しています。
宜しければご覧いただけると幸いです。


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