西鉄高速バス「桜島号」3913号車 乗車記 まもなく引退か? (2017年7月乗車分)
西鉄高速バス「桜島号」9134号車の乗車記をご紹介しました。
この記事の中で「古くは1988年運行を開始した福岡~宮崎線「フェニックス号」専用車両から受け継がれてきた2+1シート配列のスーパーハイデッカーが、惜しまれつつ終焉を迎えようとしている」と書きましたが、いよいよこのタイプの車両が本当に終焉の刻を迎えようとしています。
実は、2017年4月20日より「桜島号」西鉄高速バス担当便の一部に投入された4列シート車(新車)が8月10日より増備されることになり、これに伴い、2+1シート配列の車両が事実上の引退を迎えることになりました。
私自身、7月下旬に日本モビリティ・マネジメント会議(通称:jcomm)という交通系の学会参加のために福岡を訪れる予定を以前から入れており、九州島内を乗りバスする計画も立てていたのですが、「これは引退直前の雄姿を一目見ておくしかない!」と思った私は、急遽西鉄高速バス「桜島号」2+1配列シート車(3913号車)の乗車を計画。
ネット予約を済ませて福岡へと向かうのでありました。
「西工02MC SD-1」ボディに三菱製シャーシ(形式:KL-MS86MP)を搭載しています。
この車両がデビューしたのは2004年。
昼行高速用のSD-Ⅰ型としてはこの年の車両が最後の車両で、日産ディーゼルシャーシの車両と平行導入されました。
また、西工02MC型としては最初で最後の導入であり、更に三菱製シャーシの「02MC SD-Ⅰ」昼行用車両としては、現役を引退して現在は教習車として活躍している3912号車と合わせても2台しか導入されていない、ある意味希少価値がある車両でもあります。
元々は西鉄本体の所属でしたが、2011年の福岡~宮崎線「フェニックス号」のリニューアルに伴い、子会社の西鉄高速バスへ移籍します。
しかし1年も経たないうちに西鉄本体所属に返り咲き、「桜島号」昼行便や延岡線「ごかせ号」に充てられていましたが、2013年4月に宮崎線・鹿児島線両路線が西鉄高速バスへ移管されたことから、再度西鉄高速バスへ移籍、現在に至っています。
外観は交通バリアフリー法(当時)の関係で側面と後部に方向幕が追加されていること以外は、これまでのSD-1とほぼ同様のスタイル・塗色を踏襲しています。
一方で車内は2+1配列の3列シート29人乗りの長距離昼行高速バス仕様となっています。
シートは天竜工業製のものを採用、シート地は紫をベースにした柄を採用しています。
勿論、車内中央部にはトイレとサービスコーナー(現在は閉鎖)を設置している他、各座席にはマルチステレオコントローラを完備(こちらも現在は閉鎖)しています。
所要時間が約4時間程かかる路線ではありますが、途中休憩も2箇所(北熊本サービスエリア・えびのパーキングエリア)にて設定されていることから、道中快適に移動することが出来ます。
札幌から神戸まではAIR DOを利用し、神戸からは両備ホールディングス「リョービエクスプレス神戸」で岡山へ移動。
岡山からは、同じく両備ホールディングスの夜行高速バス「ペガサス号」0511号車(三菱エアロクイーンⅠ KL-MS86MP)で福岡へ移動します。
「リョービエクスプレス神戸」は、元岡電車「青バス」が充てられていました。
遠くからでも目立ちますね。
そして、今回福岡から乗車したのは、博多バスターミナル11時32分発の「桜島号」西鉄高速バス担当便。
鹿児島空港を経由する各停便です。
車両は、先程からご紹介している西鉄高速バス福岡支社所属の3913号車(三菱KL-MS86MP)。
多少くたびれた印象は受けるものの、まだまだ活躍出来そうです。
博多バスターミナル、西鉄天神高速バスターミナルで乗車扱いを行ったバスは、渋滞の天神地区を抜け、天神北ランプより福岡都市高速道路へと入ります。
この間、自動音声放送による各種案内と乗務員による補足説明が行われますが、過不足無い丁寧な案内は流石といったところ。
この様な細かな努力の日々に積み重ねが、乗客に信頼を得ていくものだと改めて実感します。
福岡都市高速道路から九州自動車道に入り、筑紫野(二日市温泉入口)、高速基山、久留米インター、八女インターで乗車扱いを行ったバスは、スムーズな流れの九州自動車道を快走。
博多バスターミナルを発車して2時間弱の13時18分、バスは最初の休憩場所である北熊本サービスエリアに到着します。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
手早く撮影を済ませ、買い物を楽しんだところで、バスに戻ります。
13時33分、乗客が全員揃ったとことでバスは北熊本サービスエリアを発車。
震災復旧工事が続く区間(益城熊本空港~御船間)を過ぎ、やがて23箇所のトンネルが続く山岳区間に入ります。
生憎の曇り空でしたが、九州らしい山間の風景を堪能すると、バスは人吉インターを通過。
人吉インターから先は遠くのえびの高原や霧島連山を見ながら鹿児島へと向かいます。
博多バスターミナルを発車して3時間以上経過しているのですが、安定した走行音とエンジン音、そして揺れが少ない安定した車体は流石といったところ。
10年以上経っても色褪せない快適な乗り心地を提供してくれます。
14時52分、バスは2回目の休憩場所であるえびのパーキングエリアに到着。
こちらでは10分間の開放休憩となりました。
パーキングエリアからは、えびののループ橋も眺められる有名な休憩スポット。
「桜島号」もかつてえびののループ橋を越えていたのかのかと思うと、大学時代に乗車した時の良き思い出が蘇ってきます。
15時02分、乗客が全員揃ったところでバスは発車。
この先は鹿児島へ向けてひたすら九州自動車道を南下していきます。
えびのパーキングエリアから30分弱走行したバスは、最初の降車停留所である鹿児島空港南に到着します。
こちらでは2名が下車していきました。
そしてその7分後の15時36分、定刻よりも若干早くバスは鹿児島空港国内線ターミナルに到着。 本来であれば、終点の鹿児島本港(高速船ターミナル)まで乗車したいところでしたが、今回は「予てからの目的」を叶えるためにこちらで下車しました。
鹿児島空港国内線ターミナルでは、私を含めて2名が下車。
私を除く1名は、国内線ターミナルの中へ入っていきましたが、この後、離島もしくは沖縄那覇方面への飛行機にでも乗り継ぐのでしょうか。
バスは、私たちを降ろしすぐさま発車。
鹿児島方面へ向けて走り去っていきました。
未訪問の鹿屋を訪れることでした。
鹿屋市は、大隅半島に位置する人口約10万人の地方都市。
鉄路が無くなり、バスが唯一の交通機関として機能している鹿屋という場所を一度訪れてみたかったのです。
鹿児島空港からは、いわさきグループ三州自動車のリムジンバスに乗車し、約1時間40分で到着します。
鹿屋訪問については日を改めてご紹介しますが、考えさせられることがいくつかあったことだけは述べておきます。
その後、鹿屋バス停周辺を散策した私は、三州自動車「志布志垂水線」で垂水港へ移動した後、垂水フェリーで鹿児島鴨池港へ移動し、鹿児島港からは鹿児島交通の路線バスで鹿児島市中心部へ移動。
鹿児島でひと休みした後は、西鉄高速バス「桜島号」夜行便4012号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅰ)で福岡へと戻るのでありました。
今回はトイレ前の座席を確保していたということもあり、ほぼ熟睡状態で福岡に到着。
到着後、しっかりと身支度を済ませてjcomm会場(アクロス福岡)へと向かうのでありました。
前回も同じことを書きましたが、私自身、このタイプのバスにはこれまで幾度となく乗車して来ましたが、時が流れているとはいえ、いざこのタイプの乗車が本当に出来なくなるとなると、一抹の寂しさも感じます。
先述の通り、「桜島号」は8月10日に4列シート車が増備されます。
4月20日に稼働した4列シート車3台に加えて、西鉄高速バス担当便3台(3往復6便)が4列シート車に置き換わる他、共同運行会社の南国交通(鹿児島市)も4列シート車を1往復投入することになっています。
これにより、現在1台在籍している2+1配列の3列シートスーパーハイデッカー(3913号車)と、同じく2+1配列の3列シートハイデッカー(4013号車)が運用から離脱するのがほぼ確定となっています。
(厳密には、この記事をアップしている頃には既に「桜島号」の運用から離脱しており、西鉄博多自動車営業所への繁忙期貸し出し(「ごかせ号」(福岡~高千穂・延岡線)に運用予定)後に正式離脱ということになりそうです。)
「フェニックス号」の登場以来、約30年間続いてきた2+1配列の3列シートスーパーハイデッカーの歴史も、今後導入される兆候が見受けられないことから、ひとまずは終焉となりそうです。
「在来線のグリーン車よりも広くて快適」と評判の仕様だっただけに、正直残念な思いはありますが、一時代を築いた車両の歴史として、心の中にしっかりと刻んでおきたいと思います。
尚、2017年8月5日以降、繁忙期期間中に限りますが、2+1配列の3列シート車は博多バスターミナルを午前中に発車する2便(博多バスターミナル8時00分発、10時00分発)に充てられる確率が高い様です。(ハイウェイバスドットコム調べ。車両運用の都合で変更になる場合があります。)
九州地区にお住まいの西工ファンの方、もし機会があれば最後の雄姿を一目見ておいた方が良いかもしれませんね。
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以前このブログで、
この記事の中で「古くは1988年運行を開始した福岡~宮崎線「フェニックス号」専用車両から受け継がれてきた2+1シート配列のスーパーハイデッカーが、惜しまれつつ終焉を迎えようとしている」と書きましたが、いよいよこのタイプの車両が本当に終焉の刻を迎えようとしています。
実は、2017年4月20日より「桜島号」西鉄高速バス担当便の一部に投入された4列シート車(新車)が8月10日より増備されることになり、これに伴い、2+1シート配列の車両が事実上の引退を迎えることになりました。
西鉄高速バス 3913号車
三菱KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅰ)
三菱KL-MS86MP(西工02MC SD-Ⅰ)
西鉄高速バス 4013号車
三菱KL-MS86MP(西工02MC C-Ⅰ)
三菱KL-MS86MP(西工02MC C-Ⅰ)
私自身、7月下旬に日本モビリティ・マネジメント会議(通称:jcomm)という交通系の学会参加のために福岡を訪れる予定を以前から入れており、九州島内を乗りバスする計画も立てていたのですが、「これは引退直前の雄姿を一目見ておくしかない!」と思った私は、急遽西鉄高速バス「桜島号」2+1配列シート車(3913号車)の乗車を計画。
ネット予約を済ませて福岡へと向かうのでありました。
最初で最後の三菱製シャーシ昼行用「02MC SD-Ⅰ」
今回取り上げる車両は、西鉄高速バス福岡支社所属の3913号車。「西工02MC SD-1」ボディに三菱製シャーシ(形式:KL-MS86MP)を搭載しています。
この車両がデビューしたのは2004年。
昼行高速用のSD-Ⅰ型としてはこの年の車両が最後の車両で、日産ディーゼルシャーシの車両と平行導入されました。
また、西工02MC型としては最初で最後の導入であり、更に三菱製シャーシの「02MC SD-Ⅰ」昼行用車両としては、現役を引退して現在は教習車として活躍している3912号車と合わせても2台しか導入されていない、ある意味希少価値がある車両でもあります。
元々は西鉄本体の所属でしたが、2011年の福岡~宮崎線「フェニックス号」のリニューアルに伴い、子会社の西鉄高速バスへ移籍します。
しかし1年も経たないうちに西鉄本体所属に返り咲き、「桜島号」昼行便や延岡線「ごかせ号」に充てられていましたが、2013年4月に宮崎線・鹿児島線両路線が西鉄高速バスへ移管されたことから、再度西鉄高速バスへ移籍、現在に至っています。
外観は交通バリアフリー法(当時)の関係で側面と後部に方向幕が追加されていること以外は、これまでのSD-1とほぼ同様のスタイル・塗色を踏襲しています。
一方で車内は2+1配列の3列シート29人乗りの長距離昼行高速バス仕様となっています。
シートは天竜工業製のものを採用、シート地は紫をベースにした柄を採用しています。
勿論、車内中央部にはトイレとサービスコーナー(現在は閉鎖)を設置している他、各座席にはマルチステレオコントローラを完備(こちらも現在は閉鎖)しています。
所要時間が約4時間程かかる路線ではありますが、途中休憩も2箇所(北熊本サービスエリア・えびのパーキングエリア)にて設定されていることから、道中快適に移動することが出来ます。
10年以上経っても色褪せない快適な乗り心地
福岡への移動手段は、2017年4月や5月の時とほぼ同じ。札幌から神戸まではAIR DOを利用し、神戸からは両備ホールディングス「リョービエクスプレス神戸」で岡山へ移動。
岡山からは、同じく両備ホールディングスの夜行高速バス「ペガサス号」0511号車(三菱エアロクイーンⅠ KL-MS86MP)で福岡へ移動します。
「リョービエクスプレス神戸」は、元岡電車「青バス」が充てられていました。
遠くからでも目立ちますね。
そして、今回福岡から乗車したのは、博多バスターミナル11時32分発の「桜島号」西鉄高速バス担当便。
鹿児島空港を経由する各停便です。
車両は、先程からご紹介している西鉄高速バス福岡支社所属の3913号車(三菱KL-MS86MP)。
多少くたびれた印象は受けるものの、まだまだ活躍出来そうです。
博多バスターミナル、西鉄天神高速バスターミナルで乗車扱いを行ったバスは、渋滞の天神地区を抜け、天神北ランプより福岡都市高速道路へと入ります。
この間、自動音声放送による各種案内と乗務員による補足説明が行われますが、過不足無い丁寧な案内は流石といったところ。
この様な細かな努力の日々に積み重ねが、乗客に信頼を得ていくものだと改めて実感します。
福岡都市高速道路から九州自動車道に入り、筑紫野(二日市温泉入口)、高速基山、久留米インター、八女インターで乗車扱いを行ったバスは、スムーズな流れの九州自動車道を快走。
博多バスターミナルを発車して2時間弱の13時18分、バスは最初の休憩場所である北熊本サービスエリアに到着します。
こちらでは15分間の開放休憩となりました。
手早く撮影を済ませ、買い物を楽しんだところで、バスに戻ります。
13時33分、乗客が全員揃ったとことでバスは北熊本サービスエリアを発車。
震災復旧工事が続く区間(益城熊本空港~御船間)を過ぎ、やがて23箇所のトンネルが続く山岳区間に入ります。
生憎の曇り空でしたが、九州らしい山間の風景を堪能すると、バスは人吉インターを通過。
人吉インターから先は遠くのえびの高原や霧島連山を見ながら鹿児島へと向かいます。
博多バスターミナルを発車して3時間以上経過しているのですが、安定した走行音とエンジン音、そして揺れが少ない安定した車体は流石といったところ。
10年以上経っても色褪せない快適な乗り心地を提供してくれます。
14時52分、バスは2回目の休憩場所であるえびのパーキングエリアに到着。
こちらでは10分間の開放休憩となりました。
パーキングエリアからは、えびののループ橋も眺められる有名な休憩スポット。
「桜島号」もかつてえびののループ橋を越えていたのかのかと思うと、大学時代に乗車した時の良き思い出が蘇ってきます。
15時02分、乗客が全員揃ったところでバスは発車。
この先は鹿児島へ向けてひたすら九州自動車道を南下していきます。
えびのパーキングエリアから30分弱走行したバスは、最初の降車停留所である鹿児島空港南に到着します。
こちらでは2名が下車していきました。
そしてその7分後の15時36分、定刻よりも若干早くバスは鹿児島空港国内線ターミナルに到着。 本来であれば、終点の鹿児島本港(高速船ターミナル)まで乗車したいところでしたが、今回は「予てからの目的」を叶えるためにこちらで下車しました。
鹿児島空港国内線ターミナルでは、私を含めて2名が下車。
私を除く1名は、国内線ターミナルの中へ入っていきましたが、この後、離島もしくは沖縄那覇方面への飛行機にでも乗り継ぐのでしょうか。
バスは、私たちを降ろしすぐさま発車。
鹿児島方面へ向けて走り去っていきました。
未訪問の地へ・・・
で、先程述べた「予てからの目的」とは・・・未訪問の鹿屋を訪れることでした。
鹿屋市は、大隅半島に位置する人口約10万人の地方都市。
鉄路が無くなり、バスが唯一の交通機関として機能している鹿屋という場所を一度訪れてみたかったのです。
鹿児島空港からは、いわさきグループ三州自動車のリムジンバスに乗車し、約1時間40分で到着します。
鹿屋訪問については日を改めてご紹介しますが、考えさせられることがいくつかあったことだけは述べておきます。
その後、鹿屋バス停周辺を散策した私は、三州自動車「志布志垂水線」で垂水港へ移動した後、垂水フェリーで鹿児島鴨池港へ移動し、鹿児島港からは鹿児島交通の路線バスで鹿児島市中心部へ移動。
鹿児島でひと休みした後は、西鉄高速バス「桜島号」夜行便4012号車(三菱KL-MS86MP 西工02MC SD-Ⅰ)で福岡へと戻るのでありました。
今回はトイレ前の座席を確保していたということもあり、ほぼ熟睡状態で福岡に到着。
到着後、しっかりと身支度を済ませてjcomm会場(アクロス福岡)へと向かうのでありました。
現役の姿が見られるのはお盆の繁忙期まで?
というわけで、西鉄高速バス「桜島号」3913号車の乗車記をお届けしました。前回も同じことを書きましたが、私自身、このタイプのバスにはこれまで幾度となく乗車して来ましたが、時が流れているとはいえ、いざこのタイプの乗車が本当に出来なくなるとなると、一抹の寂しさも感じます。
先述の通り、「桜島号」は8月10日に4列シート車が増備されます。
4月20日に稼働した4列シート車3台に加えて、西鉄高速バス担当便3台(3往復6便)が4列シート車に置き換わる他、共同運行会社の南国交通(鹿児島市)も4列シート車を1往復投入することになっています。
これにより、現在1台在籍している2+1配列の3列シートスーパーハイデッカー(3913号車)と、同じく2+1配列の3列シートハイデッカー(4013号車)が運用から離脱するのがほぼ確定となっています。
(厳密には、この記事をアップしている頃には既に「桜島号」の運用から離脱しており、西鉄博多自動車営業所への繁忙期貸し出し(「ごかせ号」(福岡~高千穂・延岡線)に運用予定)後に正式離脱ということになりそうです。)
「フェニックス号」の登場以来、約30年間続いてきた2+1配列の3列シートスーパーハイデッカーの歴史も、今後導入される兆候が見受けられないことから、ひとまずは終焉となりそうです。
「在来線のグリーン車よりも広くて快適」と評判の仕様だっただけに、正直残念な思いはありますが、一時代を築いた車両の歴史として、心の中にしっかりと刻んでおきたいと思います。
尚、2017年8月5日以降、繁忙期期間中に限りますが、2+1配列の3列シート車は博多バスターミナルを午前中に発車する2便(博多バスターミナル8時00分発、10時00分発)に充てられる確率が高い様です。(ハイウェイバスドットコム調べ。車両運用の都合で変更になる場合があります。)
九州地区にお住まいの西工ファンの方、もし機会があれば最後の雄姿を一目見ておいた方が良いかもしれませんね。
【乗車データ】
- 乗車日:2017/07/27
- 乗車区間:
博多バスターミナル→鹿児島空港国内線ターミナル - 運行会社:西鉄高速バス
- 車両:三菱/KL-MS86MP(西工02MC SD-1)
- 年式:2004年式
- 所属:福岡支社
- 社番:3913
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