三重交通の連節バス「神都ライナー」(いすゞERGA DUO)
内宮前にて「神都ライナー」を見てみる
大阪から近鉄特急に乗車すること1時間半。(写真はイメージです。)やって来たのは、伊勢新宮への玄関口のひとつである伊勢市駅です。
伊勢志摩の中心都市「伊勢市」の代表駅であり、古くから伊勢参りの玄関口としても有名です。
バスのりばはJR駅の駅舎側にありますが、駅の構造上、近鉄線のホームとJR線のホームが離れているため、近鉄線を利用の方は、連絡通路を渡ってJR線駅舎へ移動する必要があります。
こちらが、JR線駅舎前にあるバスのりば。
バスのりばの配置図も用意されていて、分かりやすいです。
伊勢神宮(外宮・内宮)行きバスは、駅舎から一番近い10番のりばから発車します。
本来であれば、往復とも連節バスで移動したかったのですが、生憎都合の良い時間の便がなかったため、往路は一般路線バスで移動。
コロナ禍であるにもかかわらず、車内は立ち客が出る程の盛況ぶりでした。
25分程で、バスは内宮前に到着。
バス停には、この様な立派なバス待合所・案内所も完備されています。
到着したのがお昼過ぎということもあり、バス停向かいの食堂で昼食を済ませます。
人生初の「てこね寿司」と「伊勢うどん」でしたが、こんな美味しいものがあったのか・・・と。
新しい発見でございました。
バス停前では、この様な珍しいバスも待機しておりました。
「神都バス」には、次回訪問時に是非乗車してみたいですね。
三重交通「神都バス」
三重交通「ピカチュウ電気バス」
時間が来たところで、「神都ライナー」に乗車します。
コロナ禍の影響もあり、内宮前発車時は空席が多数ありましたが・・・
途中停留所からの乗車が結構あり、猿田彦神社前を発車した時点で、座席はほぼ全て埋まる程の盛況ぶりでした。
コロナ禍の影響がなければ、もっと混雑していたのでしょうが・・・。
j-bus製の連節バスに乗車するのは今回が2度目ですが、ハイブリッド機構を搭載しているからか、走行音を含めた「音」は確かに静かですね。
ただ、AMT特有の変速ショックは多少感じることもあり、このあたりの乗り心地の良さは、やはりトルコン式AT車に敵わないのかなぁという印象を受けました。
20分程で、バスは伊勢市駅に到着。
こちらで、鉄道に乗り換える乗客と、伊勢新宮へ乗客が入れ替わります。
伊勢市駅を発車する「神都ライナー」です。
いうまでもありませんが、やはり連節バスは車体が長いですね。
伊勢市駅を発車する三重交通「神都ライナー」1001号車
最後に
私自身、恥ずかしながら伊勢市を訪れるのは今回が事実上初めてでしたが、「JR線のホームと近鉄線のホームが意外と離れていること」
「駅前バスのりばの様子」
「伊勢市駅~内宮間の距離が意外とあること」
「てこね寿司・伊勢うどんというおいしい食べものがあること」
などなど、知らないことばかりで勉強になりました。
お目当ての見え連節バス「神都ライナー」にも実乗しましたが、同社のシンボルカラー「深緑」を基本にしつつも、スタイリッシュな外観のバスは「お伊勢参りの新たな魅力」として、今後注目を集めそうです。
今回の乗車では、座席が全て埋まる程度の混雑ぶりでしたが、最繁忙期において「神都ライナー」は、かなりの威力を発揮するのでではないでしょうか。
一方で、車内のデッドスペースのとり方や座席配置など、まだまだ改善点があるのも事実。
コスト面も含め、今後どの様に改善されていくのか注目したいところですが、それ以前に、(開催されるか怪しい)東京五輪を年頭に月日をかけて開発された国産連節バスの灯が消えることのないよう、是非とも祈念したいところ。
そんなことを感じた、今回の伊勢市訪問及び三重交通「神都ライナー」の乗車でございました。
伊勢市駅にて乗降扱いを行う三重交通「神都ライナー」1002号車
【乗車データ】
- 乗車日:2021/05/01
- 乗車区間:
内宮前→伊勢市駅 - 運行会社:三重交通
- 車両:いすゞ/ERGA DUO[エルガ デュオ](LX525Z1)
- 年式:2020年式
- 所属:伊勢営業所
- 社番:1001
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