西日本鉄道「はかた号」 0002号車(プレミアムシート 新宿→福岡)【2021年春 日本縦断】
1000km以上のハイウェイを福岡へ向けて快走!
コロナ禍前は、基本的に4階D10番のりばから発車していましたが、コロナ禍の減便によるのりば変更により、今回もA2番のりばからの発車となりました。20時45分、「はかた号」は通常より若干早くのりばに入線。
早速、乗車改札と乗車前の検温が行われます。
「待合室と同様、車内も空いているかなぁ・・・」と思っていましたが、閑散とした待合室とは裏腹に、プレミアムシートは残席2、ビジネスシートは満席という盛況ぶりでした。
21時00分 バスタ新宿発車
定刻にバスタ新宿を発車したバスは、スロープを下り、甲州街道へ。
バスタ新宿のスロープから甲州街道に出たところで、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスは流石といったところでしょうか。
通常であれば、初台南ランプから首都高速道路~東名高速道路に入るのですが、この日は、首都高速道路中央環状線にて渋滞が発生していたことから、池尻ランプまで一般道走行となりました。
21時33分 東京料金所通過
東京料金所を通過後は、いよいよ夜のハイウェイクルージング。
シートを少し倒してマッサージ機能をONにし、外の景色を眺めながらのんびりと過ごします。
そして、事前に買い込んでいた食事類をテーブルに広げ、ちょっとした夜食タイムに。
流れゆく街の明かりを見ながら、至福の時間を過ごします。
23時22分~23時40分 静岡サービスエリアにて開放休憩
新宿から2時間20分程で、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着。
こちらでは、消灯前の開放休憩として18分間停車しました。
車の往来に注意しながら、消灯前の洗顔と買い物を済ませてバスに戻ります。
バスも、深夜のハイウェイ走行に備えて、しばしのひと休みです。
23時42分 消灯
乗客が全員揃ったところで、乗務員2名がビジネスシートのプライベートカーテンをセットし、バスは静岡サービスエリアを発車します。
この後は、数か所のサービスエリアにて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することができません。
その間、バスは新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道を福岡へ向けてひた走ります。
お酒が入っていたせいか、シートを倒して目を瞑ると・・・いつしか夢の中へ。
翌朝05時00分頃に一度目を覚ましますが、再び就寝。
次に目を覚ました時、バスは広島県の宮島サービスエリア付近を走行していました。
08時22分~08時40分 佐波川サービスエリアにて開放休憩
08時00分過ぎ、乗務員による起床案内の後、交代乗務員が3列独立ビジネスシートにてセットされていたプライベートカーテンを片付けます。
そして、静岡サービスエリア発車後9時間程で、バスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは18分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。
佐波川サービスエリアといえば、あのバラエティ番組「水曜どうでしょう」の聖地のひとつとしても知られています。
確か、こちらの観光案内の前でミスターさん(鈴井貴之氏)がカメラを回していましたねぇ。
「大泉さん・・・あの2人(ディレクター陣)・・・やっぱり、いません」とミスターさんのセリフが今にも聞こえそうです。
佐波川サービスエリアは、山陽自動車道有数の広さを誇るサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家などが併設されており、ちょっとした飲食にも便利です。
但し、バス車内での牛丼は避けた方が良いでしょう。
バスも、ラストスパートに向けてひと休みです
09時38分~09時39分 関門橋通過
佐波川サービスエリアを発車したバスは、北九州・福岡へ向けてラストスパート。
佐波川サービスエリアを発車して1時間程で、関門橋に差し掛かります。
関門橋を渡ると、いよいよ九州に上陸です。(写真は過去に撮影したものです。)
10時02分 小倉駅前到着
09時44分、門司インターを通過したバスは、北九州都市高速道路へ。
10分程走行した富野ランプでいったん北九州都市高速道路を降り、小倉中心部へと向かいます。
10時02分、最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着します。
定刻よりも10分程遅れての到着となりました。
次の砂津(チャチャタウン前)とその次の黒崎インター引野口は降車客がおらずに通過し、足立ランプから再度北九州都市高速道路に流入。
20分弱で八幡インターを通過し、再び九州自動車道に入ります。
10時55分、福岡インターを通過。
ここから先は、福岡都市高速道路を走行。
10分程走行し、天神北ランプを降りると、福岡市中心部はもう目の前です。(写真は過去に撮影したものです。)
11時10分 西鉄天神高速バスターミナル到着
11時10分、定刻8分遅れでバスは西鉄天神高速バスターミナルに到着します。
西鉄の基幹バスターミナルのひとつである同所は、九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、西鉄天神大牟田線への乗り換えに便利です。
こちらでは、乗客の約半数が下車していきました。
11時28分 博多バスターミナル到着
通常であれば、この先の渋滞で遅延が拡大しがちなのですが、緊急事態宣言が出されていた影響からか、車やバスの数が少なかったこともあり、この先はスムーズに走行します。
終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着したのは、定刻11分遅れの11時28分。
九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、JR各線、福岡市営地下鉄への乗り換えは、こちらが便利です。
この後、私は遅いご飯を食べに、高速バス「ひのくに号」で福岡~熊本間を往復。
発着地(ターミナル立地)のありがたさを改めて嚙みしめたのでありました。(写真はイメージです。)
最後に
新宿を出発して14時間28分。
“あっという間"に感じた移動時間でございました。
個室感覚でくつろげる「プレミアムシート」は何度乗っても良いですね。
今回も十分に楽しませていただきました。
とはいえ、そろそろ「3列独立ビジネスシート」のレビュー記事もアップしなければとも考えております。
いつになるかは今のところ未定ですが、時期を見て乗車し、レビューを紹介したいですね。
「はかた号」新型車両のレビューは、これまでにご紹介した乗車記
に書いていますので詳細は省きますが、何度も書いている通り、先代の専用車よりも全体的な質感は確実に向上しています。
もし機会がありましたら、是非一度乗車されてみることをお勧めします。
【乗車データ】
- 乗車日:2021/02/19
- 乗車区間:
バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→博多バスターミナル - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
- 年式:2020年式
- 所属:博多自動車営業所
- 社番:0002
【おまけ】動画にしてみました
宜しければご覧いただけると幸いです。
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