前回、このブログで弘南バスの夜行高速バス「パンダ号」3列シート臨時便についてご紹介しました。
今回は、その続きとなります。
あの長大路線で燃料電池バスが・・・
東京に到着後、デイユース利用するホテルにチェックインした後、以前から乗車したかった写真のバスに乗車します。
東急バスの東98系統(東京駅南口~目黒駅前~清水~等々力操車場)で活躍するトヨタブランドの量販型燃料電池バス「SORA」です。
東急バス東98系統は、終戦直後から運行を続けている老舗路線であり、東京23区を走る路線バスの中でも屈指の長距離一般路線です。
現在は撤退しましたが、かつては都営バス(東京都交通局)と共同運行していたことでもよく知られています。
この路線に全区間乗車するのは、今回が初めて。
しかも、「SORA」でに移動ということで、楽しみにしておりました。
東京国際フォーラムや皇居端、霞が関の官庁街、東京タワー、目黒・世田谷の住宅地など、変化に富んだ沿線風景がとにかく面白い。
車両も走行音が静かで、所要1時間あまりの移動も苦になりませんでした。
休みの日のちょっとした乗りバスに最適な路線だと感じました。
それにしても、トヨタブランドの量販型燃料電池バス「SORA」ですが、都心部を中心に台数を増やしていますね。
東京都交通局で複数台導入されたをきっかけに、東急バスや京王バス、西武バス、東武バスなど、導入する事業者も増えています。
最近では、姫路市に本社を置く神姫バスでも1台導入され、姫路市内を走る路線で運行を開始する他、仙台市に本社を置く宮城交通でも1台導入され、近く運行を開始する予定です。
もしかすると、導入する事業者が今後もう少し増えるかもしれませんね。
有名長距離夜行高速バス「はかた号」で一気に福岡へ
ホテルにて身支度を済ませ向かった先は、新宿駅南口に位置する「バスタ新宿」(新宿高速バスターミナル)でした。
この日は金曜日でしたが、首都圏では2度目の緊急事態宣言の最中。
待合室でバスを待つ乗客も、かなり少ない様に見えます。
バスタ新宿からは、「キング・オブ・夜行バス」こと西日本鉄道(以下:西鉄)の夜行高速バス「はかた号」で一気に気に福岡へ移動します。
今回も、こちらの車両に乗車しました。
西日本鉄道博多自動車営業所所属0002号車(三菱エアロクイーン 2TG-MS06GP)です。
2020年7月に運行を開始した最新車両で、パールホワイトメタリックの車体に「Line connecting Hakata with Tokyo」のロゴが入った「はかた号」専用カラーリングの外観と精悍なフロントマスクが特徴です。
「はかた号」は、個室型プレミアムシートと3列独立ビジネスシートの2クラス制。
今回も、プレミアムシートを選択しました。
「はかた号」の車内設備については、以前公開したブログに詳しく書いていますので、そちらをご参照いただけると幸いです。

新型コロナ対策について
新型コロナウイルス対策については、以下の対策が取られています。
【主な新型コロナ感染症対策】(乗車当時のものです)
・座席使用制限:なし
※全席通路カーテン付き。
・車内消毒液設置:あり(乗車時に消毒する様にとの案内もあり)
・運転席回りのビニール製カーテン設置:なし(消灯時に前方遮蔽カーテンをセット)
・運行終了時の車内消毒:実施
・エアコンの外気導入:実施
メーカー公式【三菱ふそう】新型コロナウィルス新生活様式への対応
・休憩時の車内換気:実施
・その他:
プラズマクラスターイオン発生装置を設置
除菌水噴射装置(ハイクロミスト)を設置
乗車前の検温実施
乗務員のマスク着用
1000km以上のハイウェイを福岡へ向けて快走!
コロナ禍前は、基本的に4階D10番のりばから発車していましたが、コロナ禍の減便によるのりば変更により、今回もA2番のりばからの発車となりました。
20時45分、「はかた号」は通常より若干早くのりばに入線。
早速、乗車改札と乗車前の検温が行われます。
「待合室と同様、車内も空いているかなぁ・・・」と思っていましたが、閑散とした待合室とは裏腹に、プレミアムシートは残席2、ビジネスシートは満席という盛況ぶりでした。
21時00分 バスタ新宿発車
定刻にバスタ新宿を発車したバスは、スロープを下り、甲州街道へ。
バスタ新宿のスロープから甲州街道に出たところで、乗務員による運行経路・車内設備の案内がマイクを通じて行われ、その後、車内を回ってサービス品の提供と不明点がないかの確認をしていきます。
過不足無く丁寧な案内とサービスは流石といったところでしょうか。
通常であれば、初台南ランプから首都高速道路~東名高速道路に入るのですが、この日は、首都高速道路中央環状線にて渋滞が発生していたことから、池尻ランプまで一般道走行となりました。
21時33分 東京料金所通過
東京料金所を通過後は、いよいよ夜のハイウェイクルージング。
シートを少し倒してマッサージ機能をONにし、外の景色を眺めながらのんびりと過ごします。
そして、事前に買い込んでいた食事類をテーブルに広げ、ちょっとした夜食タイムに。
流れゆく街の明かりを見ながら、至福の時間を過ごします。
23時22分~23時40分 静岡サービスエリアにて開放休憩
新宿から2時間20分程で、バスは消灯前の休憩場所である静岡サービスエリアに到着。
こちらでは、消灯前の開放休憩として18分間停車しました。
車の往来に注意しながら、消灯前の洗顔と買い物を済ませてバスに戻ります。
バスも、深夜のハイウェイ走行に備えて、しばしのひと休みです。
23時42分 消灯
乗客が全員揃ったところで、乗務員2名がビジネスシートのプライベートカーテンをセットし、バスは静岡サービスエリアを発車します。
この後は、数か所のサービスエリアにて乗務員交代のために停車しますが、乗客は翌朝の開放休憩まで下車することができません。
その間、バスは新東名高速道路~伊勢湾岸自動車道~新名神高速道路~名神高速道路~中国自動車道~山陽自動車道を福岡へ向けてひた走ります。
お酒が入っていたせいか、シートを倒して目を瞑ると・・・いつしか夢の中へ。
翌朝05時00分頃に一度目を覚ましますが、再び就寝。
次に目を覚ました時、バスは広島県の宮島サービスエリア付近を走行していました。
08時22分~08時40分 佐波川サービスエリアにて開放休憩
08時00分過ぎ、乗務員による起床案内の後、交代乗務員が3列独立ビジネスシートにてセットされていたプライベートカーテンを片付けます。
そして、静岡サービスエリア発車後9時間程で、バスは朝の休憩場所である山陽自動車道佐波川サービスエリアに到着します。
こちらでは18分間の開放休憩となりました。
殆どの乗客がバスを降り、トイレや洗顔、朝食の買い出しなどを済ませていました。
佐波川サービスエリアといえば、あのバラエティ番組「水曜どうでしょう」の聖地のひとつとしても知られています。
確か、こちらの観光案内の前でミスターさん(鈴井貴之氏)がカメラを回していましたねぇ。
「大泉さん・・・あの2人(ディレクター陣)・・・やっぱり、いません」とミスターさんのセリフが今にも聞こえそうです。
佐波川サービスエリアは、山陽自動車道有数の広さを誇るサービスエリア。
コンビニ(セブンイレブン)や牛丼の吉野家などが併設されており、ちょっとした飲食にも便利です。
但し、バス車内での牛丼は避けた方が良いでしょう。
バスも、ラストスパートに向けてひと休みです
09時38分~09時39分 関門橋通過
佐波川サービスエリアを発車したバスは、北九州・福岡へ向けてラストスパート。
佐波川サービスエリアを発車して1時間程で、関門橋に差し掛かります。
関門橋を渡ると、いよいよ九州に上陸です。(写真は過去に撮影したものです。)
10時02分 小倉駅前到着
09時44分、門司インターを通過したバスは、北九州都市高速道路へ。
10分程走行した富野ランプでいったん北九州都市高速道路を降り、小倉中心部へと向かいます。
10時02分、最初の降車停留所である小倉駅前(高速バス降車場)に到着します。
定刻よりも10分程遅れての到着となりました。
次の砂津(チャチャタウン前)とその次の黒崎インター引野口は降車客がおらずに通過し、足立ランプから再度北九州都市高速道路に流入。
20分弱で八幡インターを通過し、再び九州自動車道に入ります。
10時55分、福岡インターを通過。
ここから先は、福岡都市高速道路を走行。
10分程走行し、天神北ランプを降りると、福岡市中心部はもう目の前です。(写真は過去に撮影したものです。)
11時10分 西鉄天神高速バスターミナル到着
11時10分、定刻8分遅れでバスは西鉄天神高速バスターミナルに到着します。
西鉄の基幹バスターミナルのひとつである同所は、九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、西鉄天神大牟田線への乗り換えに便利です。
こちらでは、乗客の約半数が下車していきました。
11時28分 博多バスターミナル到着
通常であれば、この先の渋滞で遅延が拡大しがちなのですが、緊急事態宣言が出されていた影響からか、車やバスの数が少なかったこともあり、この先はスムーズに走行します。
終点の博多バスターミナル2階降車ホームに到着したのは、定刻11分遅れの11時28分。
九州島内高速バスや西鉄の福岡市内路線バス、JR各線、福岡市営地下鉄への乗り換えは、こちらが便利です。
この後、私は遅いご飯を食べに、高速バス「ひのくに号」で福岡~熊本間を往復。
発着地(ターミナル立地)のありがたさを改めて嚙みしめたのでありました。(写真はイメージです。)
最後に
新宿を出発して14時間28分。
“あっという間”に感じた移動時間でございました。
個室感覚でくつろげる「プレミアムシート」は何度乗っても良いですね。
今回も十分に楽しませていただきました。
とはいえ、そろそろ「3列独立ビジネスシート」のレビュー記事もアップしなければとも考えております。
いつになるかは今のところ未定ですが、時期を見て乗車し、レビューを紹介したいですね。
「はかた号」新型車両のレビューは、これまでにご紹介した乗車記


に書いていますので詳細は省きますが、何度も書いている通り、先代の専用車よりも全体的な質感は確実に向上しています。
もし機会がありましたら、是非一度乗車されてみることをお勧めします。
【乗車データ】
- 乗車日:2021/02/19
- 乗車区間:
バスタ新宿(新宿高速バスターミナル)→博多バスターミナル - 運行会社:西日本鉄道
- 車両:三菱/エアロクイーン(2TG-MS06GP)
- 年式:2020年式
- 所属:博多自動車営業所
- 社番:0002
【おまけ】動画にしてみました
宜しければご覧いただけると幸いです。




