南海バス「サザンクロス」長岡線 乗車記 <2023年秋 ~南海堺→三条乗車編~>

夜行バス,高速バス乗車記

大阪堺・なんば・大阪駅前・京都と新潟県柏崎・長岡・三条を結ぶ南海バス(本社:堺市)の夜行高速バス「サザンクロス」長岡線
新潟県長岡市に本社を置く越後交通「三条・長岡~京都・大阪線」と共同で運行しています。

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518_501
南海バス「サザンクロス」長岡線

越後交通「三条・長岡~京都・大阪・堺線」 1091_101
越後交通「三条・長岡~京都・大阪線」

かつては、大阪・京都~新潟の間を運行していた夜行高速バス「おけさ号」(阪急観光バス・新潟交通)とともに、関西と新潟を結ぶ主要夜行高速バスのひとつでしたが、「おけさ号」が事実上運行を終了したことで、同区間における唯一の既存系夜行高速路線でもあります。

このブログでは、何度か「堺・大阪・京都~長岡・三条線」の南海バス便(サザンクロス)をご紹介しましたが・・・・



前回の乗車(2023年4月)の乗車から約半年、再度この路線に乗車してみました。

コロナ騒動が落ち着き、人の移動がほぼ戻りつつある状況下での「サザンクロス」長岡線の利用状況は、果たしてどうだったのでしょうか。

旅の始まりは南海電車有数のターミナル駅

前回の記事の続きです。

金剛自動車「千早線」(千早ロープウェイ前→富田林駅前)阪急バス「阪北線」11系統(阪急園田駅→梅田)の惜別乗車を終え、コインロッカーに預けていた荷物を取りに堺市へ戻ります。


堺東駅近くのお好み焼き屋でひとり打ち上げを敢行し、落ち着いたところで移動を再開します。

やって来たのは、大阪府堺市堺区にある南海電鉄堺駅
南海電鉄本線の主要駅でもあり、堺市内最古の鉄道駅でもあります。
南海電鉄 堺駅_01

南海電鉄 堺駅_01

今でこそ、南海高野線堺東駅が堺市の実質的代表駅になっていますが、駅周辺には商業施設やマンションが立ち並ぶ他、シャープ堺工場(匠町地区)や堺浜シーサイドステージ、Jグリーン堺が開設されてからは、それらへ向かうバスの発着拠点としての機能も果たす、堺市内を代表するターミナル駅のひとつにもなっています。
南海電鉄 堺駅_03

南海バス「サザンクロス」長岡線は、JR堺市駅前(阪和堺市駅前)を起終点としていますが、こちら南海堺駅前4番のりばにも停車し、乗降扱いを行います。
南海電鉄 堺駅_05 南海高速バスのりば_01

南海電鉄 堺駅_06 南海高速バスのりば_02

かつては、東京行きや鹿児島行き、佐世保行きなど、数多くの夜行高速バスが停車していた南海堺駅前も、現在停車する夜行高速バスは、この「サザンクロス」長岡線と、和歌山バスと成田空港交通が運行する和歌山・泉ヶ丘・堺~横浜・東京・西船橋・TDR・海浜幕張線「サウスウェーブ」の2路線のみ。
随分と寂しくなりました。

成田空港交通「サウスウェーブ」 615
成田空港交通「サウスウェーブ」(イメージ)

南海堺駅前の発車時刻は21時00分。
バスは発車時刻間際に到着し、到着するとすぐに乗車改札が始まります。
南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518_202310 南海堺駅前到着_01

南海バス「サザンクロス」長岡線 ・518_202310 南海堺駅前到着_02

(次ページに続きます。)