鉄道と都市間バスを乗り継いで帰札の路へ・・・
美味しいお昼ご飯を食べ、すっかり満足したところで、根室駅前ターミナル内の売店で根室名物「オランダせんべい」を購入。
帰路のおやつとなりました(笑)。
3日目② 根室→釧路 JR花咲線5628D
目的を全て達成したところで、自宅のある札幌へ戻ります。
時刻は13時過ぎ。
この時間は釧路行き都市間バス「ねむろ号」の運行もないため、根室から釧路までJR花咲線の普通列車で移動した後、釧路からは札幌行き都市間バス「スターライト釧路号」で帰札することにしました。
まずは、JR根室駅へ移動します。
投函すると幸せになれるという幸せを届ける黄色いポストです。
この根室の地にも2019(令和元)年10月に設置されました。
この様な取り組みが少しでも利用客増加に繋がると嬉しいのですが・・・。
13時36分 根室駅発車
根室から乗車したのは、根室13時36分発の釧路行き普通列車5628D。
国鉄時代末期に製造されたキハ54系500番台で、現在は花咲線の他、宗谷本線の一部列車、留萌本線、根室本線の滝川~富良野間などで活躍しています。
車内は、ロングシートと新幹線0系電車の廃車発生品である「海峡」用のオハ50系から再転用した転換クロスシートの混合座席。
シートピッチはさほど広くありませんが、個人的にはH100形のシートよりもこちらのシートが疲れ難いと感じます。
13時36分、定刻に根室駅を発車した列車は、廃駅となった旧東根室駅を通過し、左手に海を眺めながら釧路をめざします。
厚床駅に近づくと、それまでの景色が一変。
「これぞ北海道!」といわんばかりの景色が車窓一面に広がります。
浜中駅に到着です。
神出鬼没の大泥棒がいますね(笑)。
厚岸駅に近づくと、湿地帯の風景が広がります。
厚岸湖が見えると、まもなく厚岸駅に到着します。
厚岸駅を発車すると、左手には再び太平洋が見えて来ます。
その後、車内でうたた寝してしまい、気が付くと列車は東釧路駅を過ぎ、釧路川の鉄橋を渡っているところでした。
16時03分、列車は定刻に釧路駅に到着。
景色を眺め、うたた寝しているうちに着いてしまった・・・そんな感覚の花咲線での移動でございました。
JR花咲線の概要
<運行区間>
釧路~根室間(路線距離135.4km)
<運行会社>
JR北海道
<所要時間>
釧路~根室間 2時間11分~2時間45分
<運賃>
釧路~根室間:3,080円
<使用車両>
JR北海道キハ54系500番台気動車
3日目③ 釧路→札幌 北海道中央バス「スターライト釧路号」
今回の旅の最後は、北海道中央バスの都市間バス「スターライト釧路号」で札幌へ戻ります。
釧路駅でバス車内での飲食物を購入し、くしろバスの路線バスでくしろバス本社へ。
折角なので・・・ということで、今回も始発のくしろバス本社から乗車することにしました。
乗車したのはこちらのバス。
北海道中央バス札幌北営業所所属4946号車(いすゞガーラSHD 2RG-RU1ESDJ)です。
この車両、元々は札幌~北見・網走線「ドリーミントオホーツク号」をメインに活躍していましたが、最近は「スターライト釧路号」にも充てられています。
車内は、3列独立シート28人乗りの夜行高速仕様になっています。
トイレは車内中央部に設置されており、座席と通路を仕切るカーテンは窓側座席のみに設置されています。
シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
可動式枕を装備しており、座り心地も中々のものです。
もちろん、足置き台(フォットレスト)とレッグレストも完備。
各座席にはモバイル充電用のコンセントも設置しています。
17時45分 くしろバス本社発車
くしろバス本社に到着すると、まもなくして乗車するバスが入線、乗車改札となりました。
メール乗車票を乗務員に提示し、指定された座席に着席、バスの発車を待ちます。
17時45分、バスは定刻にくしろバス本社を発車。
雄鉄線通、国道44号を経由して、釧路駅バスターミナルへ向かいます。
釧路駅バスターミナル(イメージ)
釧路駅バスターミナルでは10名弱の乗客が乗車し、18時05分定刻に発車。
新釧路川を渡り、国道38号に入ったバスは、鳥取分岐と大楽毛駅前で乗車扱いのために停車します。
大楽毛からは進路を変え、国道240号を北上。
阿寒インター手前で1回目の乗務員交代を終えた後、阿寒インターから道東自動車道に入り、道東自動車道~道央自動車道を経由して札幌市内をめざします。
外は日がすっかり暮れて真っ暗。
夕食を済ませた後、手持ちのスマートフォンで音楽を楽しんだりして、ゆったりバス移動を楽しみます。
途中の開放休憩は、十勝管内芽室町にある十勝平原サービスエリアで10分間設定されています。
併せて、こちらでは2回目の乗務員交代も行われます。
サービスエリアとはいいつつも、施設はトイレと自販機、ドックランのみ。
レストランや売店はありませんので、正直な話、立ち寄る人はあまりいない印象を受けます。
バスもしばしのひと休みですが、乗客が全員戻って来たところですぐに人数確認を行い、定刻よりも早めに発車します。
22時41分 札幌駅前(都市間バス降車場)到着
十勝平原サービスエリアを発車したバスは、暗闇の道東自動車道を札幌へ向けてひた走ります。
21時32分、由仁パーキングエリアにて3回目の乗務員交代を実施。
その約20分後の21時55分、千歳恵庭ジャンクションを通過し、ここから先は道央自動車道を北上、札幌市内をめざします。
22時09分、札幌南インターを追加。
その5分後の22時14分、札幌市内最初の降車停留所である大谷地バスターミナル(地下鉄大谷地駅)に到着します。
こちらでは、2名が下車していきました。
次の地下鉄南郷18丁目駅(降車専用)は降車客がおらずに通過。
清田通から国道12号に入り、札幌市中心部をめざします。
札幌市中心部に入り、時計台前、北2西3も降車客がいないということで通過することに。
終点の札幌駅前まで直行します。
そして、22時41分、定刻よりも30分以上早く、バスは終点の札幌駅前(都市間バス降車場)に到着しました。
毎度のことながら、「スターライト釧路号」の釧路発最終便は、余程のことがない限り早着することが多い気がします。
それだけダイヤに余裕を持たせているのか分かりませんが、今回もあっという間に感じた5時間弱の釧路~札幌間のバス移動でございました。
なお、「スターライト釧路号」は、2025年4月1日のダイヤ改正から運行経路を変更しております。
道東自動車道の阿寒インター~釧路西インター間延伸に伴うもので、これまでの阿寒インター経由から釧路西インター経由に変更され、所要時間も20分短縮の5時間15分(札幌駅前~釧路駅バスターミナル間)とさらにスピードアップしました。
運行経路変更に伴い、一部停留所の改廃や釧路側の始発地変更が行われていますので、最新時刻は運行会社の公式サイトなどでご確認いただく様お願いします。
【乗車データ】
- 乗車日:2025/03/29
- 乗車区間:
くしろバス本社→札幌駅前(都市間バス降車場) - 運行会社:北海道中央バス
- 車両:いすゞ/ガーラSHD(2RG-RU1ESDJ)
- 年式:2018年
- 所属:札幌北営業所
- 社番:4946
都市間バス「スターライト釧路号」の概要
<運行区間>
札幌駅前・大谷地バスターミナル~くしろバス本社・釧路駅バスターミナル
<運行会社>
北海道中央バス・くしろバス・阿寒バス
<所要時間>
下り(札幌→釧路):5時間15分
上り(釧路→札幌):5時間30分
<運賃>
札幌~釧路:5,230円~6,000円(早割運賃4,630円~5,400円)
※学割運賃の設定があります。
<使用車両>
スーパーハイデッカー3列シート28人~29人乗り
詳細は以下のリンクにてご確認願います。
⇒ スターライト釧路号(北海道中央バス公式サイト)
最後に
以上、長々となってしまいましたが、「さんふらわあ 端っコ スタンプラリー」スタンプ収集の旅【北海道編】と題し、2個目のスタンプを入手するための旅の模様をご紹介しました。
本来であれば、フェリーの乗船を絡めてご紹介するべきなのでしょうか、スケジュール的にも実現とはいかず、「フェリーはフェリー」「陸路移動は陸路移動」と別々のご紹介となってしまいました。
ですが、まずは2個目のスタンプも無事に入手することが出来、ひと安心しております。
で、この記事を作成する前に、実は3個目のスタンプも無事に入手しております(笑)。
私のSNSで既にアップしておりますが、3個目のスタンプを入手するための移動も、これまた陸路移動のみ。
ネタバレを少しすると、3個目のスタンプ入手の旅は、かなりの大移動となりました。
詳しくは、後日ブログと動画でご紹介出来ればと思っておりますので、どうかお楽しみに。
それにしても、「さんふらわあ 端っコ スタンプラリー」第2弾の終了まであと約5か月(2025年04月30日現在)。
何とか6つ全てのスタンプを入手したいとは思っているのですが、果たして実現出来るのか・・・まずは休みとお金のやりくりを頑張ります(笑)。

今回乗車した乗りもの達
