前回、商船三井さんふらわ「さんふらわあ かむい」(苫小牧~大洗航路深夜便)の乗船記をご紹介しましたが・・・
商船三井さんふらわあ「さんふらわあ かむい」

実は現在、商船三井さんふらわで1年間にわたるスタンプラリー企画が開催されています。
その名も、
「さんふらわあ 端ッコスタンプラリー第二弾」
です。
前回の第一弾は、日本最北端の北海道宗谷岬と日本最南端の鹿児島県佐多岬を訪問し、さらに商船三井さんふらわあが就航する苫小牧~大洗航路と関西~九州航路各1航路に乗船してデジタルスタンプを集めると、コンプリート賞として景品がもらえる他、抽選で乗船券が当たるという企画でしたが、今回の第2弾は、日本最東端の北海道納沙布岬と日本最西端の長崎県神崎鼻を訪問し、さらに商船三井さんふらわあが就航する苫小牧~大洗航路と関西~九州航路各1航路に乗船してデジタルスタンプを集めるという企画になっております。
コンプリート賞のプレゼント応募は、6つのスタンプ捺印欄のうち、上記条件を満たした4つを集めれば応募出来ますが、
「これは参加するしかない!参加するからには4つとはいわずに6つ全てのスタンプを集めるぞ!」
ということで、「さんふらわあ かむい」乗船時にスタンプラリー参加を決め、船内で1個目のスタンプをゲット。
その記録をブログにも残したいと思い、今回から不定期で「さんふらわあ 端っコ スタンプラリー」スタンプ収集の旅と題し、その旅の模様をお届けすることになりました。
1回目の今回は、ズバリ【北海道編】
自宅のある札幌と根室市納沙布岬の間を往復した時の模様をご紹介します。
納沙布岬を訪れるのは、実に数年ぶり。
自宅を出る前から楽しみで仕方がありませんでした。
スタンプラリー参加にはアプリが必要
旅の模様をご紹介する前に、スタンプラリーの参加方法を簡単にご紹介します。
「さんふらわあ 端っコ スタンプラリー」参加には、スマートフォンアプリ「CocoAR(ココアル)」をダウンロードしインストールする必要があります。
「CocoAR(ココアル)」は、クラウドサーカス株式会社が提供するARアプリ。
アプリをかざすことで、キャラクターの3Dや音楽、動画、おみくじなどの様々なコンテンツを体験出来、各種イベントやスタンプラリー、パンフレットや商品パッケージなど色んな場所で利用されています。

CocoAR(ココアル)
ダウンロード、インストールは無料で出来、iPhoneであればApp Storeから、AndroidスマホであればGoogle Playからダウンロードすることが出来ます。(以下のQRコードからダウンロード出来ます。)

CocoAR QRコード
スタンプの集め方ですが、「CocoAR(ココアル)」のアプリを起動後、チェックポイントにあるポスター内のARマーカー部分(下記赤枠部分)を読み取り、「スタンプ取得はこちらをタップ!」をタップすると、スタンプをゲットすることが出来ます。

さんふらわあ-端っコスタンプラリー 読み込み用ポスター

さんふらわあ-端っコスタンプラリー スタンプゲット画面
但し、ARマーカー部分の読み取りにはコツがいるのと、「スタンプ取得はこちらをタップ!」と記した半透明のスペース部分の文字が小さく背景に紛れて目立たないため、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。(私も最初は苦労しました。)
以上の方法で、日本最東端の北海道納沙布岬と日本最西端の長崎県神崎鼻、商船三井さんふらわあが就航する苫小牧~大洗航路と関西~九州航路の船内にあるARマーカーを読み込んで、デジタルスタンプを集めていきます。
都市間バスと鉄道、路線バスを乗り継いで日本最東端の街「根室」へ・・・
先述の通り、今回の目的地は根室市の納沙布岬です。
本来であれば、JRを乗り継いで移動するか根室中標津まで飛行機を利用するかになると思いますが、今回は時間に余裕があったことから、以下の方法で移動しました。
1日目 札幌→斜里 斜里バス「イーグルライナー」夜行便
2025年3月とある日の深夜。
やって来たのは、札幌市中央区大通にある中央バス札幌ターミナルです。
22時を回っているということもあり、バスターミナル周辺はひっそりとしています。
この時間帯、以前は釧路や北見・網走、函館行きの夜行バスが発着していましたが、函館行きの夜行便が廃止された他、釧路行き夜行便や北見・網走行きの夜行便も事実上休止状態であることから、1階の待合室はひっそりとしています。
まずは、こちらから斜里バスが運行する都市間バス「イーグルライナー」夜行便で知床斜里へ向かいます。
乗車した車両はこちら。
斜里バス本社営業所所属375号車(三菱エアロクイーン QRG-MS96VP)です。
札幌~斜里・ウトロ線「イーグルライナー」の専用車として活躍しています。
のりばへ移動してみると・・・既にバスが待機しておりました。
23時15分 中央バス札幌ターミナル発車
23時00分過ぎ、バスが5番のりばに入線。
乗車改札が始まります。
乗車改札を受け、車内に入ります。
車内は、3列独立シート29乗りの夜行高速仕様になっています。
トイレは車内中央部に設置、座席と通路を仕切る通路カーテンは設置されていません。
シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
足置き台(フットレスト)やレッグレストを完備しますが、残念ながらモバイル充電用のコンセント・USBポートは設置していません。
移動中にスマートホンなどの充電をされたい方は、事前にモバイルバッテリーを準備しておきましょう。
23時15分、乗客が全員揃ったところで、バスは中央バス札幌ターミナルを発車。
札幌市内の国道12号や環状通などを経由し、札幌インターから道央自動車道に入ります。
札幌インターから道央自動車道に入ったところで、車内は完全消灯。
翌朝までお休みタイムとなります。
なお、「イーグルライナー」の夜行便は開放休憩がありませんので、飲料類の購入は乗車前に済ませておきましょう。
私もシートを倒して目を瞑ると、いつしか夢の中へ。
翌朝の案内放送まで目を覚ますことはありませんでした。
05時35分 斜里バスターミナル到着
翌朝05時00分過ぎ、車内灯点灯と案内放送で目が覚めます。
まもなく、小清水バス停に到着する様です。
春休み期間中ということもあり、この日は私を含めて20人弱の乗客が乗車。
小清水バス停では4名程が下車していきました。
日が昇り始めた国道334号を、バスは斜里町へ向けてひた走ります。
05時35分、定刻より10分早く、バスは斜里バスターミナルに到着。
私を含め10名程の乗客が下車しました。
札幌から約6時間半。
ひと眠りすれば一気に知床斜里へ移動出来る・・・・なんて便利な乗りものなのでしょう!
この路線の夜行便に乗車する度に思います。
沿線人口が多くないため、採算的にどうなのか・・・という疑問はありますが、これまで、そして今回乗車した車内を見る限りでは、地元の方を中心に利用が根付いているのかなぁと感じました。
「イーグルライナー」については過去記事でも紹介していますので、路線についての考察はここではしませんが、今後も斜里・知床と札幌を乗り換えなしで結ぶ主要交通機関として末永く運行し続けることを願いたいものです。
【乗車データ】
- 乗車日:2025/03/27
- 乗車区間:
中央バス札幌ターミナル→斜里バスターミナル - 運行会社:斜里バス
- 車両:三菱/エアロクイーン(QRG-MS96VP)
- 年式:2015年式
- 所属:本社営業所
- 社番:375
都市間バス「イーグルライナー」の概要
<運行区間>
札幌発:中央バス札幌ターミナル→斜里バスターミナル・ホテル知床
斜里・ウトロ発:ホテル知床・斜里バスターミナル→北2西3
<運行会社>
斜里バス
<所要時間>
札幌発:7時間30分
斜里・ウトロ発:7時間12分
<運賃>
札幌~斜里:7,800円(往復14,800円、4枚つづり回数券27,900円)
札幌~ウトロ:8,900円(往復16,700円、4枚つづり回数券31,000円)
※学生片道運賃、学生往復運賃の設定もあります。
<使用車両>
スーパーハイデッカーまたはハイデッカー3列シート29人乗り
詳細は以下のリンクにてご確認願います。
⇒ イーグルライナー(北海道中央バス公式サイト)
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