四国高速バス「さぬきエクスプレス八幡浜」乗車記
※この乗車記は、2008年12月に乗車した時の乗車記をリライトしたものです。
高松と愛媛県八幡浜市を結んでいる高速バス「さぬきエクスプレス八幡浜」。
2007年12月に運行を開始し、両都市間を約約3時間程で結んでいます。
運行会社は四国高速バス(本社:高松市)と伊予鉄南予バス(本社:八幡浜市)。
特に伊予鉄南予バスにとっては、初の高速路線でもあります。
今般、九州旅行の一環で利用する機会があり、早速利用してみました。
快適3列シート車で八幡浜港へ直行!
【2008年12月のとある日】高松に到着後、うどんを食してバスウォッチング&JRウォッチングを敢行したのですが、その後「どうしようか・・・・」と考えている時に知人からのメールが。
「高松から八幡浜へ行く高速バスに乗ってみたら?四国高速バスの便に当たれば3列シートの車両に乗れるかも??」
そこで早速四国高速バスのカウンターへ直行します。すると・・・・
「この後の13時35分発車の便ですが・・当社の担当になります。」
更にラッキーな情報を入手します。
なんと、高松から別府までの「高速バス&フェリー割引キップ」を発売しているとのこと。
そのキップを使えば、高松から別府まで6,300円で移動できるというのです。
即決しました!!!
500系こだまは・・・・博多駅で撮影すればいいや!!ということで急遽ルートを変更です。
カウンターでは「SUNQパス」も発売しているとのことだったので、別府までの割引キップと同時に購入し、しばしバスの到着を待ちます。
待つこと約30分、バスが入線。なんと、この車両が来ました。↓ 以前に名古屋線「さぬきエクスプレス名古屋号」で活躍していたセレガR-FDです。
車体のマスコットが愛らしさを感じます(笑)。
改札を受けて車内に入ります。
ゆったりとした3列シートが目に入ります。 3時間程のバスの旅でこの車両とは・・・ラッキーでした。この路線を選んで正解だったかも??
13時35分、バスは定刻に高松駅を出発。栗林公園前、ゆめタウン高松BT、高松中央インターBT、高速丸亀、高速観音寺で停車するも乗客はゼロ。
高松駅から乗車して来たもう一人の男性と合せて2名で一路八幡浜へと向かいます。
高松中央インターから高松自動車道に入ったところで、乗務員からの肉声案内放送が行われます。
バスはこの先、大洲までひたすら高速道路を走り続けます。
車内を見回していると・・・四国高速バスの細かな配慮を一つ見つけました。
それは・・・床がカーペット敷きなんです。
バブルの頃はカーペット敷きを採用していた事業者もいくつかありましたが、現在では殆ど見かけなくなりました。
我が地元北海道でさえも、床にカーペットを敷いている高速バスは今では殆ど見かけません。
それだけに、静かな車内で少しでも快適に過ごして貰おうという心使い・・・乗客としては嬉しいですね。
バスは順調に高松自動車道を西へ。右手には松山市街~伊予市街を見渡す事が出来ます。↓ 大洲インターで高速を降り、あとは一般道を八幡浜へ向けて走ります。
ここで驚いたのが・・・・大洲市内の道の狭さ。
特に大洲本町付近辺りは、車がすれ違うのがやっとといった感じ。
バス同士がすれ違う時はどうするんでしょうか。
気になるところではあります。
そうこうしているうちにバスは八幡浜市内に入り、16時30分頃、八幡浜の伊予鉄南予バス本社前に到着。
前方の液晶モニターでは案内放送が行われています。↓
ここで1名が下車します。
そして更に走る事5分、16時37分に終点の八幡浜港に到着しました。 乗車券を乗務員に渡してバスを降りると、潮の香りが心地良く、心が落ち着きますね。
現状は・・・やはり厳しい!?
というわけで、「さぬきエクスプレス八幡浜」の乗車記をご紹介しましたが、率直な感想は・・・・「やはり厳しいのかなぁ・・・」
この一言に尽きますね。
高松~八幡浜間の流動ってそんなに多くないのでしょうか。
目の付けどころは悪くないと思うのですが・・・・。
八幡浜からですと、メインはJR利用による松山への移動でしょうが、むしろフェリーを利用して別府へ移動する、若しくは高速バスやJRを利用して京阪神方面へ移動する方が多いのかもしれませんね。
今後何らかのてこ入れが必要に思います。
最悪、「坊ちゃんエクスプレス」の一部八幡浜延長でも対応出来るかもしれませんね。(但し、所要時間は延びますが・・・)
そんなことを思った今回の乗車でございました。
【追記】
「さぬきエクスプレス八幡浜」は、2010年3月末をもって廃止されました。
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