JRバス中国「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」乗車記(三菱エアロキング)

夜行バス,高速バス乗車記



途中休憩は1階のみ 目覚めたら名古屋!?

21時50分 JR出雲市駅発車

定刻にJR出雲市駅を発車した「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」は、斐川インターまで一般道を走行。
同インター隣接の停留所にて乗車扱いのために停車後、斐川インターから山陰自動車道に入り、宍道玉造の各停留所にて停車、松江西インターで山陰自動車道を降り、一般道を松江市中心部へ向けて走行します。

22時40分過ぎ、松江駅に到着。
こちらで多くの乗客が乗車し、トランクへの荷物の収納に時間を要したことから、定刻3分遅れの22時48分、「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」は松江駅を発車しました。

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松江駅を発車したバスは、8分程走行した松江中央インターから再び山陰自動車道へ。
暗闇の山陰自動車道を20分程走行し、23時15分に米子西インターを流出。
米子市中心部へ向かいます。

23時20分過ぎ、米子駅に到着。
こちらで最後の乗車扱いを行い、23時25分に「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」は米子駅を発車します。

米子駅を発車したところで、乗務員による詳しい案内が行われた後、自動案内放送が流れます。
その間、バスは米子西インターからみたび山陰自動車道に入り、米子ジャンクションからは米子自動車道を南下していきます。
米子自動車道を落合ジャンクションまで走行した後、落合ジャンクションからは中国自動車道を走行。
岡山県の勝央サービスエリアで乗務員交代を行い、中国自動車道から名神高速道路、新名神高速道路、東名阪自動車道、名古屋高速を経由して、終着の名古屋駅新幹線口をめざします。


00時05分~00時20分 蒜山高原SAにて開放休憩。

米子駅を発車して40分後の00時05分、バスは米子自動車道蒜山高原サービスエリアに到着します。
こちらでは、消灯前かつ唯一の開放休憩として15分間停車しました。

蒜山高原サービスエリアは、岡山県真庭市蒜山西茅部の米子自動車道上にあるサービスエリア。
米子自動車道で唯一のサービスエリアでもあります。

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移動中、唯一の外へ出られる時間ということもあってか、多くの乗客がバスを降りてトイレや買い物などを済ませていました。
バスも、深夜走行に備えてしばしのひと休みです。

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00時20分、乗客が全員そろたっところで、バスは蒜山高原サービスエリアを発車。
その2分後の00時22分、車内の灯りが消され、深夜走行に入りました。

消灯されたところで、シートを倒して目を瞑ると夢の中へ。
数回目を覚ますものの、翌朝までしっかりと寝たのでありました。


06時00分 名古屋駅新幹線口到着

翌朝、目を覚ますと、「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」は東名阪自動車道を走行中でした。

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この先、東名阪自動車道から名古屋高速へ入り、名古屋高速岩塚ランプを流出する直前、自動放送による到着案内が行われます。

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岩塚ランプを通過した「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」は、一般道を15分程走行し、名古屋駅周辺の高速ビル群が見えると、

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終着の名古屋駅新幹線口に到着です。
この日は、定刻より5分早い06時00分に到着しました。

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しっかりと寝たこともあって、気分は概ね好調。
長時間の運行、お疲れ様でございました。

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この後、私は身支度や買い物などで1時間程時間をつぶし、名古屋新幹線口から名鉄バスの高速バス「北陸道高速バス福井線」で福井県へ向かったのでありました。

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名鉄バス「北陸道高速バス福井線」 2357_202408_03

名鉄バス「北陸道高速バス福井線」 2357_202408_15

ハピラインふくい 福井駅 202408_02

最後に

以上、JRバス中国「出雲松江米子ドリーム名古屋2号」乗車の模様をお届けしました。

先述の通り、国産唯一の2階建てバス"三菱エアロキング"が生産終了して今年で14年。
現在営業運行している車両が残り数少なくなっている今日において、まさか他事業者からの移籍で復活するとは思いもしませんでしたが、地元のマスコミ報道などによると、この路線では観光やビジネスの需要が旺盛しているとのことで、輸送力の増大が大きな課題であったとのことです。

実際に今回初めて乗車してみて、週末という1週間で一番利用客が多い日にちとはいえ、2階建てバスで満席になる程の利用がある路線であることにも々驚いたと同時に、2階建てバスを投入するに至った理由が理解出来た気がしました。

今回、他事業者からの移籍車両とはいえ、1台当たりの輸送効率が改善されたことは、事業者にとってはプラスになるでしょう。

とはいえ、10年以上活躍した車両を再投入しているわけですから、かなりの手入れをしているとはいえ、それなりに老朽化は進んでいることでしょう。
今後如何にメンテナンスをしっかりと行い、1日でも長く運行が続けられるかが当面の課題なのかなぁと感じました。

奇跡?の復活をとげたJRハイウェイバスの2階建てバス”三菱エアロキング"。
新車ほど活躍期間は長くないでしょうが、一日でも長く活躍することを切に祈念いたします。

因みに、今回アサインしたビジネスシートですが・・・2階建てバス独特の揺れがあったとはいえ、シート自体の座り心地が良く、足元もゆったりとしていて、約8時間の移動があっという間に感じたことを付け加えておきます。

中国JRバス「出雲松江米子ドリーム名古屋号」 744-10905_202408_28


【乗車データ】 
  • 乗車日:2024/08/23
  • 乗車区間:
    JR出雲市駅→名古屋駅新幹線口
  • 運行会社:JRバス中国(乗車当時は中国JRバス)
  • 車両:三菱/エアロキング(BKG-MU66JS)
  • 年式:2010年式
  • 所属:島根支店(乗務員運用は島根支店と岡山支店共管)
  • 社番:744-10905




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