西武バス「関越高速バス新潟線」のいま

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西武バス「関越高速バス新潟線」 1779 上里SAにて_01
西武バス「関越高速バス新潟線」1779号車

写真は、2021(令和3)年10月のとある日に新潟から東京へ移動する際に利用した西武バスの高速バス「関越高速バス新潟線」1779号車(いすゞガーラHD 2RG-RU1ESDJ)です。
関越自動車道上里サービスエリアにて開放休憩中に撮影しました。

以前にこのブログで、ウィラーエクスプレスH5204便「Reborn(リボーン)」(新潟→東京新宿)に乗車した時の模様をご紹介しましたが、


その比較対象として、久しぶりに「関越高速バス新潟線」に乗車してみました。


コロナ禍で便数が半減された「関越高速バス新潟線」

「関越高速バス新潟線」については、このブログの読者の方であればご存知の方も多いかと思いますが、改めて「関越高速バス新潟線」についてご紹介しておきましょう。

「関越高速バス新潟線」は、1985(昭和60)年12月10日に西武バス・新潟交通・越後交通の3社が共同で運行を開始した、現存する高速バスの中では老舗の部類に入る路線です。
運行開始当初は、昼夜各1往復体制でしたが、予想を超える人気ぶりになったことから、増便に増便を重ね、最盛期には1日17往復に増便されます。
この間、3列シート車の導入(3列シート化については2014(平成26)年6月に完了)や大宮発着便の新設などを実施しますが、現在は新宿・池袋~長岡・新潟系統に1本化されています。

西武バス「関越高速バス新潟線」 1779 上里SAにて_01
一時期、大宮発着系統も運行されていた。(西武観光バス「大宮~新潟線」1761号車

ご多分に漏れず、「関越高速バス新潟線」もコロナ禍で多大な影響を受けています。

2020(令和2)年4月3日から、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5往復10本が運休。
定期増発便が全便運休となり、五百刈・長岡駅東口停留所が休止されます。
その約1週間後の4月11日からは、全便を運休。
6月19日から一部便(8往復)の運行を再開しますが、2021年1月15日から再度全便運休となります。
そして、3月1日、運休期間中にダイヤ改正を実施。
1日17往復から9往復と、便数がほぼ半減されたのです。

4月2日からは、一部便(6往復)の運行を再開。
現在は、昼行5往復と夜行1往復の計6往復体制の暫定ダイヤにて運行しています。

便数半減のダイヤ改正には正直びっくりしましたが、事業者としては、コロナ騒動が収まる見通しが立たない中、長期間の運休→運行再開の繰り返しでは、完全に乗客が戻らないと判断したのでしょう。
仕方がないといえばそれまでですが、最盛期の時刻表をご覧になられた方にとっては、現在の姿は寂しく感じるのではないでしょうか。

(次ページに続きます。)