道の駅りくべつと十勝バス「17陸別線」 日野ブルーリボン 客貨混載対応車 【ふるさと銀河線(池田~北見)代替バスのいま(2)】

一般路線バス



最後に

今回乗車したのは、平日の日中時間帯の便でしたが、北海道北見バス「陸別線」(北見~陸別)と同様、こちらも乗客数は10人未満と指で数えられる程でした。
北海道北見バス「陸別線」と比較すると若干乗客の数は多いですが、それでも以前乗り通した時(10年近く前)と比較すると、便数、乗客数ともに減少している印象を受けました。
想像したくはありませんが、そう遠くないうちに更なる減便になりはしないか・・・気になります。

そして、今回乗車した客貨混載対応車について。
ノンステップエリアのアイポイントが必然的に低くなることから、車窓を楽しむという点では確実に魅力が減りますが、バス会社の収入源確保という点でを考慮すると、この様な仕様の車両投入はひとつの施策としてはアリなのかなぁという気がします。
ですが、いざこの路線で本格導入するとなると、佐川急便の営業所が本別営業所となるため、途中の本別バス停で荷物の積み下ろしを行うか、もしくは佐川急便の営業所に立ち寄って荷物の積み下ろしを行う必要があります。
指摘されているバスの運行ダイヤと荷物輸送のタイミングの問題を含め、解決しなければならない課題が結構あるのではとも感じました。

十勝バス 17陸別線 1705_202406_115 車窓_02
アイポイントが必然的に低くなるのがノンステップバスのデメリット?

前回と今回の2回に分けて、「ふるさと銀河線(池田~北見)代替バスのいま」という表題でご紹介しましたが、(繰り返しになりますが)今回乗車した限りにおいては、便数、乗客数ともに減少している印象を受けました。
今後、更なる減便、そして一部区間の廃止・デマンド交通化といったことにならないか、非常に心配です。

あと、(これは妄想レベルで何度か述べていますが)いち利用者として、

帯広~北見間の直通特急バスがあればなぁ・・・

と。

ふるさと銀河線があった頃には、帯広~北見間直通の快速列車「銀河」が運行されており、それなりの利用があったと記憶しています。
また、2005年頃には、十勝バスと北海道北見バスが共同で臨時の都市間バスを運行しており、この都市間バスには私も乗車しましたが、かなりの乗車率であったことを記憶しています。

北海道北見バス 帯広~北見線 臨時都市間バス_202406_201
繁忙期などに臨時運行していた都市間バス「帯広~北見線」(北海道北見バス担当便)

現在、陸別乗り換えで帯広~北見間を公共交通機関(バス)で移動しようとすると、所要時間は最速でも4時間40分ほどかかりますが、20年前と比較すると、沿線人口が減っているとはいえ、道東自動車道の延伸や十勝オホーツク自動車道の供用開始で道路環境は良くなっています。
一部区間(音更帯広インター~本別インター間、陸別小利別インター~北見西インター間)を高速道路(自動車専用道路)経由で運行し、停車停留所を本別、足寄、陸別のみに限定すると仮定した場合、恐らくですが、所要時間2時間台で帯広と北見の間を結ぶことが可能ではないでしょうか。
乗務員不足や、運行経費をどこから捻出するのかという問題はありますが、通年運行は事業者にとってもリスクが高いでしょうから、ますは繁忙期の臨時運行から初めて認知度を上げ、ゆくゆくは週末及び繁忙期の曜日限定運行に持っていければ、それなりの利用があるとは思えるのですが・・・。
場合によっては、利用が少ない時間帯の帯広~陸別間、陸別~北見間を減便して、その分を帯広~北見間直通バスに振り分けるという方法もあるのではと考えます。

20年前と現在とでは取り巻く環境が変化しており、実現性を考えると不可能に近いですが、帯広~北見間直通交通機関についてはいま一度検討してみても良いのでは・・・今回のふるさと銀河線(池田~北見)代替バスの乗車で改めて思った次第です。

十勝バス 17陸別線 1705_202406_120 池田駅前到着_01


【乗車データ】 
  • 乗車日:2024/05/31
  • 乗車区間:
    陸別→池田駅前
  • 運行会社:十勝バス
  • 車両:日野/ブルーリボン(QPG-KV290Q1)
  • 年式:2017年式
  • 所属:本社・帯広営業所
  • 社番:1705

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