北海道北見バス「陸別線」 三菱エアロスター 【ふるさと銀河線(池田~北見)代替バスのいま(1)】
写真は、北海道北見バス(本社:北見市)のふるさと銀河線(池田~北見)の代替バス「陸別線」(北見~陸別)の車両です。
ご覧の通り、同社の新色「ミントカラー」を纏った現行型の三菱エアロスター(2KG-MP38FM)を採用しています。
前回の記事『北海道北見バス「ドリーミントオホーツク号」最新型車両(三菱エアロクイーン)』でもご紹介しましたが、同社が札幌観光バス(本社:札幌市)の傘下になって以降、かつて日本最大のハッカの産地であった北見をイメージする新色「ミントカラー」を纏った車両が続々と登場しており、「陸別線」の車両でもすでに数台が活躍しています。
最新型車両では白色LED表示器を搭載
北海道北見バス「ドリーミントオホーツク号」最新型車両の実見と実乗を終えた翌日、「久しぶりにふるさと銀河線代替バスに乗車しよう!」と思い、ホテルをチェックアウトして北見バスターミナルへ。
かつてのふるさと銀河線全区間(北見~池田)をバスで走破してみることにしたのです。
平日で数えるほどの乗客 訓子府からは貸切状態に・・・
通勤・通学客で賑わう北見バスターミナル。バスのりばでしばしバスを待っていると、1台のバスが入線します。
北海道北見バス「陸別線」陸別行きです。
北海道北見バス「陸別線」は、かつてのふるさと銀河線(池田~北見)の廃線に伴って2006年に新設された路線。
2024年4月現在、北見発陸別行きは1日6便、陸別発北見行きは1日5便運行しており、陸別では次回ご紹介予定の十勝バス「17陸別線」と接続しています。
乗車したのは、北海道北見バス北見営業所所属2147号車(三菱エアロスター 2KG-MP38FM)。
新色「ミントカラー」を纏った、遠くからでも目立つカラーリングのバスです。
写真はありませんが、車内は一般的な郊外線仕様のシート配列となっています。
北見から陸別までの約1時間半の間、座りっぱなしだと疲れるかもしれません・・・。
北見バスターミナルを発車したバスは、鉄路時代に何度も耳にした北光社、上常呂、訓子府、置戸などを経由して、道道50号(北見置戸線)、国道272号を陸別へ向けて走行します。
乗車したのが平日の通勤・通学時間帯の便でしたが、乗客数は10人未満と指で数えられる程。
北見から訓子府までの区間は、途中の停留所での乗降もそれなりにありましたが、それも訓子府までで、訓子府から先は私一人の貸切状態となりました。
想像以上の厳しさというものを改めて実感します。
置戸を過ぎると、バスは国道242号池北峠に差しかかります。
ふるさと銀河線時代は、かなりきつい峠だという印象を持っていたのですが、一方の道路の方は、ノンステップバスも走破出来る程の緩やかさ。
巧みなハンドル捌きで、順調に走行していきます。
北見を発車して約1時間半、終点の陸別に到着です。
いうまでもなく、北見から陸別まで乗り通したのは私一人。
以前乗り通した時(10年近く前)よりも、便数、乗客数ともに、確実に減少している印象を受けました。
想像したくはありませんが、そう遠くないうちに路線短縮・廃止→デマンドバス化されないか、非常に心配です。
陸別バス停は、かつてのふるさと銀河線陸別駅。
現在は、道の駅オーロラタウン93りくべつとして、建物自体が活用されています。
そして、こちら陸別バス停(道の駅オーロラタウン93)の構内は、「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」という鉄道保存展示施設として活用されており、毎年多くの鉄道ファンが訪れる名所にもなっています。
このあと、陸別で少々のんびりしたところで、十勝バス「17陸別線」に乗り換えるのですが・・・
「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の様子も含め、この続きは次回といたします。
【乗車データ】
- 乗車日:2024/05/31
- 乗車区間:
北見バスターミナル→陸別 - 運行会社:北海道北見バス
- 車両:三菱/エアロスター(2KG-MP38FM)
- 年式:2021年式
- 所属:北見営業所
- 社番:2147
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