道の駅りくべつと十勝バス「17陸別線」 日野ブルーリボン 客貨混載対応車 【ふるさと銀河線(池田~北見)代替バスのいま(2)】
写真は、十勝バス(本社:帯広市)のふるさと銀河線(池田~北見)代替バス「17陸別線」(帯広~陸別)の車両です。
ご覧の通り、黄色一色のカラーリングを纏った現行型の日野ブルーリボンや、先代の日野ブルーリボンⅡノンステップなどが投入されています。
前回の記事『北海道北見バス「陸別線」 三菱エアロスター 【ふるさと銀河線(池田~北見)代替バスのいま(1)】』で、北海道北見バス「陸別線」(北見~陸別)のいまをご紹介しましたが、今回はその続き。
陸別から帯広まで、十勝バスのふるさと銀河線(池田~北見)代替バス「17陸別線」(帯広~陸別)に乗車した時の模様をご紹介します。
運転体験・乗車体験が楽しめる道の駅「オーロラタウン93りくべつ」
かつてのふるさと銀河線「陸別駅」は、鉄道駅と道の駅を兼ねた「道と鉄道の駅」でした。小見出しの通り、現在は鉄道の運転体験や乗車体験が楽しめる道の駅となっています。
道の駅オーロラタウン93りくべつ
早速、中に入ってみます。
入口から入って右手には、陸別の特産品をそろえた観光物産館があります。
観光物産館入口の左手には、陸別開拓者である関寛斎資料館があり、観光物産館入口の手前には、2階の宿泊施設「オーロラハウス」につながる階段があります。
「オーロラハウス」には、10年ほど前に一度宿泊したことがありますが、居心地が良かったのを今でも覚えています。
機会がありましたら、また泊まってみたいですね。
入口から入って正面には、フリースペースが。
コンセント・USBポートを完備しています。
そして、写真はありませんが、フリースペースの隣(かつての陸別駅改札付近)には、バスの案内所を兼ねた「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の事務所が。
バス乗車券やふるさと銀河線関連グッズの販売、運転体験・乗車体験の受付を行っています。
ふるさと銀河線りくべつ鉄道は、かつての陸別駅を生かした鉄道保存展示施設。
2006(平成18)年に廃止された北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の線路の一部と、動態保存されていた気動車6両を引き継いで、2008(平成20)年に開業しました。
2021年4月30日に開業した旧陸別駅~旧分線駅間を利用した鉄道運転体験コースの距離は5.7km。
この距離は、運転体験コースとしては日本国内最長といわれています。
現在は、陸別町商工会が事業主体となっており、「株式会社りくべつ」が営業委託を受け管理運営を行っています。
折角なので、かつての陸別駅ホームに降りてみましょう。
鉄道時代の様子が思い出されます。
建物前のホームには、CR75形気動車CR75-3(999号・通称「白メーテル」)が停車していました。
車体には、「銀河鉄道999」の原作者である松本零士氏のサインが。
2013(平成25)年の9月に訪れていたのですね。
こちらは、CR75形気動車のCR75-2。
同じ「999号」ですが、通称「黄メーテル」と呼ばれている車両です。
こちらは、排雪モーターカー。
トロッコ客車の牽引にも使用されるそうです。
そして、こちらは、オリジナルカラーのCR75形気動車のCR75-1です。
駅構内を行ったり来たりしておりました。
駅の裏手には、代替バスの共同バス車庫があります。
帯広もしくは北見から来たバスは、こちらの車庫でしばし休息をとります。
尚、ふるさと銀河線りくべつ鉄道の営業は、毎年4月下旬から10月下旬までの期間限定。
興味がある方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【ふるさと銀河線りくべつ鉄道】(陸別町商工会公式サイト内)
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