北海道バス「釧路特急ニュースター号」 乗車記(2024年4月・5月乗車分)

昼行高速バス,高速バス乗車記



<その3>釧路→札幌 昼行138便

最後にご紹介するのは、5月初旬に乗車した釧路発の昼行最終便である昼行138便。
夕暮れの釧路駅前でバスを待っていると、写真のバスが現れました。
北海道バス「ニュースター号」 ・969_01

北海道バス「ニュースター号」 ・969_12

北海道バス「ニュースター号」 ・969 釧路駅前乗車改札中
北海道バス清田営業所所属の20S92-686T号車(日野セレガHD 2TG-RU1ASDA)です。
フルカラーLEDを搭載しているあたり、比較的新しい車両になるのでしょうか。

既にそれなりの数の乗客が着席していたため、車内を詳細に撮影することは出来ませんでしたが、車内は3列独立シート29人乗りの夜行高速仕様。
これまで登場した車両とは異なり、トイレは車内進行方向右側中央部に設置されています。
北海道バス「ニュースター号」 ・969 車内

画像はありませんが、シートは天龍工業製の幅広シートを採用。
座り心地も良く、札幌までの移動を快適に過ごせられそうです。

因みにこの車両ですが、従来の「ニュースター号」用車両よりもグレードが高い位置付けなのか、車体側面には「Premium New Star」の表記がありました。

17時45分、定刻に釧路駅前(北大通13)を発車したバスは、フィッシャーマンズワーフMOO鳥取神社前大楽毛駅前で乗車扱いを行った後、国道38号、国道240号を経由して阿寒インターへ。
阿寒インターから道東自動車道、道央自動車道を経由し、札幌市内までひた走ります。

この便は、他の昼行便とは異なり、札幌市清田区および豊平区の降車専用バス停を経由します。
よって、高速道路の走行は、札樽自動車道札幌北インターまでではなく、途中の道央自動車道北広島インターまでとなります。

1回目の休憩場所である上浦幌パーキングエリアでは、特段用事もなく、バス車内で待機。
バスから外に出たのは、2回目の休憩場所である占冠パーキングエリア到着後でした。
スマートフォンの時計表示を見てみると、時刻は21時過ぎ。
札幌到着まで、あと約2時間です。
北海道バス「ニュースター号」 ・969 占冠パーキングエリア

北海道バス「ニュースター号」 ・969 占冠パーキングエリアにて_01

北海道バス「ニュースター号」 ・969 占冠パーキングエリアにて_02

占冠パーキングエリアを発車したバスは、順調に道東自動車道を走行。
22時15分頃、千歳恵庭ジャンクションに差し掛かり、ここからは道央自動車道を北上します。

22時30分、北広島インターを通過。
ここから先は、札幌市内有数の幹線道路でもある国道36号を札幌市中心部へ向けて走ります。

その後、北海道バス本社前月寒中央通11丁目豊平郵便局前にて降車扱いを行ったバスは、23時03分定刻に札幌駅前降車専用バス停(北4西1)に到着。
5時間あまりの時間があっという間に感じた、快適なバス移動でございました。
北海道バス「ニュースター号」 ・969 札幌駅前到着


【乗車データ】 
  • 乗車日:2024/05/01
  • 乗車区間:
    釧路駅前(北大通13)→札幌駅前(北4西1)
  • 運行会社:北海道バス
  • 車両:日野/セレガHD(2TG-RU1ASDA)
  • 年式:2020年式
  • 所属:清田営業所
  • 社番:20S92-686T


最後に

以上、北海道バスの都市間バス「釧路特急ニュースター号」乗車の模様をお届けしました。

同路線に乗車したのは、2021年1月以来、約3年ぶりとなりましたが、特に今回は夜行便の存在に助けられたといっても過言でありません。
競合路線「スターライト釧路号」夜行便の運休が続く昨今、

「釧路特急ニュースター号」の夜行便があって本当に助かった!

今回の乗車で率直に感じたことです。

実は今般の3回の釧路訪問、3回とも朝から動く必要があり、しかもその前日は札幌で別の仕事を済ませる必要がありました。
こうなると、夜行バスで移動する必要があるのですが、本来であれば利用していたであろう競合路線「スターライト釧路号」の夜行便が未だに運休中。
となると、必然的にもうひとつの「釧路特急ニュースター号」の夜行便を利用しようということになるわけで、事実「釧路特急ニュースター号」の夜行便は、週末や繁忙期はもちろんのこと、平日でも日によっては座席が取りにくくなっています。

そろそろ「スターライト釧路号」夜行便の運行を再開しても良いのでは?とも思うのですが、深刻な乗務員不足ということもあり、おいそれ運行再開が出来ない状況なのではと推測されます。
果たして、「スターライト釧路号」夜行便は今後運行を再開するのか、それともこのままフェードアウトして(夜行便に関しては)「釧路特急ニュースター号」の独壇場となるのか、今後の動向に注目したいですね。

一方で、ネットで気軽に予約・決済出来てメール提示のみで乗車出来ることや、所要時間が鉄道と比較しても1時間程の差しかないこと、そして昼行便の車窓が楽しく、道中退屈に感じることがないことなどを見ると、冬季の雪害による大幅遅延・運休のリスクを考慮したとしても、これはもう今後はバス移動メインで考えても良いのかなぁと改めて感じました。

と同時に、高速道路網の発達と引き換えに、鉄路衰退はこの様にして進んでいくのかなぁと、心中複雑な気分になったのも事実。
高速道路・自動車専用道路の延伸、改良工事が進んでいる現状からして、JR北海道はいま一度都市間輸送をどうするのか、早急に対策を立てる必要があるのではないかと感じた次第です。

色々と書きましたが、札幌~釧路間をはじめ、北海道内都市間バスの利用は今後も頻繁にありそうです。
もっと色々な路線に乗車出来ればとも思っていますので、その際はこのブログでご紹介していきます。
どうか楽しみにしていただけると幸いです。

北海道バス「ニュースター号」 ・969 釧路車庫にて_01
釧路車庫にて待機中の北海道バス「釧路特急ニュースター号」

【おまけ】動画にしてみました

今回ご紹介した北海道バス「釧路特急ニュースター号」乗車の模様を動画にしてみました。
宜しければご覧いただけると幸いです。




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