長電バス「ナガデンエクスプレス」京都・大阪/USJ・神戸線 簡単な乗車記

夜行バス,高速バス乗車記

ながでんグループの中核バス会社であり、長野県中部・北部地域に路線バス、高速バス、観光バスを運行している長電バス株式会社(本社:長野市)。

長電バス 湯田中 1548_01 湯田中駅にて

長野市中心部はもとより、長野電鉄(以下:長電)主要駅から各方面への路線バス、湯田中駅〜志賀高原間の路線バスなど、主に長電沿線からフィーダー的役割の路線を運行しています。

一方で、路線数は少ないものの、高速バスも運行しており、現在は東京(池袋)、新潟、京阪神方面の3路線を運行しています。

長電バス「ナガデンエクスプレス」新潟線 1273 新潟駅前にて

長電バスについては、以前の記事で少しだけ触れさせていただきましたが、今回はこちらの路線をご紹介。
長野県中部・北部と京都・大阪・神戸の間を結ぶ夜行高速バス「ナガデンエクスプレス」京都・大阪/USJ・神戸線です。

長電バス「ナガデンエクスプレス」大阪線 1453

長電バス「ナガデンエクスプレス」大阪線 1453 リア

共同運行の南海バス担当便については、以前にこのブログでご紹介しましたが・・・


以前から「機会があればご紹介を・・・」と思っていた長電バス便、いったい、どんなバスなのでしょうか。

夜行高速バス「神戸・USJ/大阪・京都〜長野・湯田中・野沢温泉線」とはどんな路線なのか?

「神戸・USJ/大阪・京都〜長野・湯田中・野沢温泉線」は、南海バス(本社:堺市)と長電バスが共同運行する夜行高速バス。
ビジネスや観光はもとより、特に冬のスキーシーズンには使い勝手の良い路線として、多くの方に利用されています。

とはいえ、実はこの路線、一度廃止されたという経緯があります。

元々この路線は、1989年(平成元)年12月10日に南海電気鉄道と長野電鉄(いずれも当時)が共同で運行を始めた夜行高速バス「大阪なんば〜長野・志賀高原線」が起源となっています。

運行開始当初は、大阪~長野間の所用客や志賀高原方面へのスキー客などで賑わっていましたが、利用客数が減少したことなどから、2000年代初頭にいったん運行を休止します。

しかし、2004(平成16)年6月11日、長野側発着地を湯田中駅に変更した上で、4列シート格安便として運行を再開。
その後、運賃改定や使用車両の変更(3列独立シート車の投入)、乗降地の変更・新設・区間延伸などを経て、現在は神戸・USJ/大阪・京都~長野・湯田中・飯山・野沢温泉間を結ぶ路線として運行しています。

南海バス「サザンクロス」長野線 ・530
運行再開時に導入された南海バス「サザンクロス」長野線の4列シート車

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