JR東海バス「新宿／渋谷・静岡号」 747-12962号車（日野セレガHD）

2022年11月10日昼行高速バス,高速バス乗車記

JR東海バス「新宿／渋谷・静岡号」747-12962号車　バスタ新宿にて

写真は、東京新宿・渋谷～静岡間高速バス「新宿／渋谷・静岡号」で活躍するJR東海バス（本社：名古屋市）の747-12962号車（日野セレガHD　QPG-RU1ESBA）です。
同社静岡支店に在籍しており、デビュー当時も静岡支店に配属されましたが、一時期名古屋支店に転属し、「名神ハイウェイバス」（名古屋～京都・大阪）などで活躍していたこともあります。
外観においても一部変更が施され、デビュー当時は屋根の前方部分がブルーに塗装されていましたが、車体更新時に現行のホワイトに変更されています。

1. ハイグレード4列仕様のはしり？
2. 途中休憩は1回　渋滞で1時間近くの遅延が・・・
3. 【おまけ】動画にしてみました

ハイグレード4列仕様のはしり？

車内は、4列シート40人乗りのハイグレード仕様となっています。
JR東海バスは、2010年頃から写真のハイグレード4列仕様の導入を開始。シートモケットの柄を質を変更しつつも、現在に至るまでこの仕様を引き継いでいます。

シートは、メーカー標準シートよりもシート幅が広いワイドシートを採用。
座席を仕切るアームレストもしっかりとした造りになっており、座り心地もなかなかのものです。
但し、この車両にはフットレストが付いていませんでした。

各座席にはコンセントを完備。

シート背面は小型テーブルと降車ボタンを設置しています。

シートポケットには、共通の「ご利用案内リーフレット」が備え付けられています。
車内備品のために持ち帰ることは出来ません。

途中休憩は1回　渋滞で1時間近くの遅延が・・・

今回乗車したのは、バスタ新宿15時15分発の「新宿／渋谷・静岡11号」。
清水駅前から草薙駅南、東静岡駅を経由して静岡駅へ向かう「南幹線系統」と呼ばれる系統になります。

バスタ新宿を発車したバスですが、早速雨とゴトウ日直前の渋滞に巻き込まれます。
渋谷マークシティ発車時点では5分遅れでしたが、その後の首都高速道路から東名高速道路にかけても渋滞は続き、休憩場所の足柄サービスエリアに到着したのは、定刻より約1時間遅れた17時45分のことでした。

足柄サービスエリアは、東名高速道路のサービスエリア、パーキングエリアの中でも最大級の広さと施設を誇るサービスエリアとして有名。
飲食店、売店の品揃えも豊富で、長時間居ても飽きません。

こちらでは20分間停車しました。
遅れてはいますが、休憩時間を短縮することもなく規定通りに休憩時間を確保するあたり、JRバスらしさを感じます。

足柄サービスエリアを発車したバスは、東名高速道路を西へ進み、50分程走行した清水インターで高速道路を降ります。
若干渋滞気味の清水市内を走行し、19時05分、定刻44分遅れでバスは清水駅前に到着します。
こちらでは、2～3名下車していきました。

清水駅前からは、静岡鉄道静岡清水線（鉄道路線）に沿って走行。
草薙一里塚、草薙駅南に停車し、県総合運動公園駅付近からは、東静岡駅方面へ進路を変えます。
東静岡駅を発車したバスは、こ線橋を渡り国道1号線へ。
19時46分、定刻より49分遅れてバスは終点の静岡駅に到着しました。

静岡駅に到着したところで、JRハイウェイバスのバス停に掲げられている時刻表を見てみますが、かつての主役であった「東名ハイウェイバス」（東京駅～静岡駅）の便数が朝夕のみの運行に激減している一方で、「新宿・渋谷～静岡線」が約1時間おきの運行を確保しているのを見るにつけ、時代の流れを改めて感じるのでありました。

【乗車データ】