【再掲?】南海バス「サザンクロス」専用車を改めて見てみる (日野セレガHD)【2024年春版】
充実した車内設備が売りの「サザンクロス」
外観と車両スペックを簡単にご紹介したところで、続いては乗客にとって一番触れる部分であろう車内についてご紹介します。車内全体
車内は、3列独立シートの夜行高速仕様となっています。
客席定員は、予備席1席を含めて28席。
以前は28席仕様と29席仕様が混在していましたが、現在は28席仕様に統一されています。
また、南海バス「サザンクロス」は、全座席に座席と通路を仕切るカーテンを装備。
周りを気にせずにゆっくりと休むことが出来ます。
シート
シートは、天龍工業製の夜行用シートを採用。
リクライニング角度もかなり深く、長時間の移動を快適に過ごすことが出来ます。
なお、2015年以降に導入された車両については、可動式枕が搭載された幅広タイプのシートが採用されています。
足置き台(フットレスト)・レッグレスト
もちろん、足置き台(フットレスト)・レッグレストも完備しています。
以前はレッグレストを装備していませんでしたが、2009年に導入された車両からレッグレストも装備される様になりました。
モバイル充電用コンセント(USBポート)
各座席の肘掛け下には、モバイル充電用のコンセントを完備。
携帯電話やスマートフォンの充電に使用出来ます。
2018年に導入された車両からは、コンセントがUSBポートに変更されています。
リーフレット類・使い捨てスリッパ
リーフレット類とエチケット袋は、各座席のシートポケットに入っています。
スリッパは、足置き台(フットレスト)裏面のポケットに入っています。
トイレ
トイレは、車内中央部の階段を下りた突き当たりにあります。
さほど広くないため(とはいっても他メーカーのバスと比較すると広いですが)、夜間消灯時の緊急用と考えた方が良さそうです。
その他
南海バス「サザンクロス」では、一部車両を除き、車内全体、シート、カーテンに消臭、抗菌、抗ウイルス施工を実施しています。
また、ウイルスの作用を抑制しカビ菌などを分解・除去するプラズマクラスター(※)を全車両に搭載し使用しています。
※「プラズマクラスター」はシャープ株式会社の登録商標です。
なお、以前に実施していた毛布(ブランケット)貸し出しサービスは、新型コロナ騒動以降サービスを停止しています
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