新日本海フェリー「すずらん」苫小牧東→敦賀 乗船記
23時30分 苫小牧東港出港
寝室で荷物を整理したところで出港時間に。
5デッキ船尾側のオープンデッキで出港の様子を見届けます。
すぐ近くの北海道電力苫東火力発電所(2018年北海道胆振東部地震の際の全道ブラックアウトの引き金にもなった火力発電所)を眺めながら、新日本海フェリー「すずらん」は23時30分定刻に苫小牧東港を出港します。
福井県敦賀港まで、20時間の船旅の始まりです。
01時00分頃 就寝
出港を見届けたところで、就寝時間が近づいて来ました。
消灯が00時30分とのことで、就寝時の準備を済ませ、00時30分過ぎに寝室へ。
01時00分頃、しばし眠りにつくのでありました。
新日本海フェリー「すずらん」 苫小牧東→敦賀の旅【2日目】
06時50分頃 起床
06時50分頃、目が覚め、起きることに。
5デッキ船尾側のオープンデッキに出てみました。
外は生憎の曇り空ですが、「これが冬の日本海?」と思う程に波はいたって穏やか。
どおりで動揺で目を覚ますこともなく、しっかりと眠ることが出来たわけです。
敦賀港の到着まで、あと約13時間。
もう少し寝ようと思い、いったん寝室に戻ります。
09時50分頃 僚船「すいせん」との反航
09時30分過ぎ、再度目を覚まします。
そろそろ僚船「すいせん」との反航時間だ・・・と思い、5デッキプロムナードで反航の様子を見ることにしました。
本来であれば、デッキに出て反航の様子を見たいところですが、「すずらん/すいせん」は高速船のため、サイドデッキへの立ち入りが禁止。
5デッキ船尾側のオープンデッキか、同じく5デッキのプロムナードで見るしかありません。
写真も撮りたい!ということで、今回は5デッキのプロムナードで反航の様子を見ることにしました。
09時45分頃、遠くに「すいせん」の姿が見えて来ました。
そして、09時50分頃、「すいせん」とすれ違います。
私を含め多くの乗客がスマホや一眼レフカメラで反航の様子を撮影していました。
中々見られる光景ではありませんからね。
12時00分 昼食
「すいせん」との反航を見終えたところで、共有部でしばしのんびりと過ごします。
スマートフォンの時計表示を見ると、時刻は12時。
昼食の時間となりました。
朝食を摂っていなかったため、昼食はレストランで食べることにしました。
以前の新日本海フェリーのレストランは、好きなものをとって会計を済ませるカフェテリア方式でしたが、コロナ禍をきっかけにタブレットオーダー方式に変更。
テーブル上にあるタブレットで好きなものを選択して注文します。
新日本海フェリーといえば・・・やっぱりカレー!!!
ということで、昼食はビーフカレーの大盛りにしました。
スパイシーながらもコクのあるルーで、大変美味しうございました。
昼食後、5デッキ共有部に戻り、大海原を眺めながらのんびりと過ごします。
日が暮れ始める夕方15時30分頃、外を見てみると・・・虹が見えました。
船内スタッフ曰く、この様な形の虹は珍しいとのことでした。
夕暮れの日本海を、「すずらん」は敦賀港へ向けて航行を続けます。
17時00分 入浴
夕食の時間が近づいたところで、ひとっ風呂を浴びに大浴場へ。
湯船でゆっくりとした後、この後に移動に備えて身支度を済ませます。
18時00分 夕食
夕食の時間となりました。
レストランへ向かいます。
夕食は、よりしっかりとしたものを食べたいと思い、ビーフシチューセットとノンアルコールをオーダー。
柔らかい肉とデミグラスソースが美味のビーフシチューを堪能しました。
なお、先程説明し忘れましたが、会計はセルフレジで行います。
食事終了後に、テーブル毎に配置されているバーコードカードをセルフレジに持っていき、セルフレジのバーコード読み取り部にバーコードカードをかざした後、現金もしくはクレジットカードで支払います。
20時30分 敦賀港入港・接岸
夕食を済ませ、しばしのんびりしたところで、敦賀港入港の時刻が刻々と近づきます。
洗顔と荷物の整理を済ませて、下船の準備をします。
まもなく敦賀港到着。
北陸電力の敦賀火力発電所が見えて来ました。
フェリーターミナルの建物も見えて来ました。
そして、20時30分、新日本海フェリー「すずらん」は定刻に敦賀港に入港・接岸となりました。
思っていたよりもあっという間に感じた約20時間の船旅。
荒れ狂う冬の日本海航路を覚悟していましたが、幸いにも天候に恵まれていたこともあり、拍子抜けする程の快適な船旅でした。
「まだ降りたくない!」という想いが強かったのですが、この後の移動もあり、敦賀港到着後は、福井鉄道の連絡バスで敦賀駅へ。
敦賀駅からJR西日本の特急「サンダーバード48号」で京都駅まで移動し、京都駅からもさらに移動を続けるのでありました。
※京都駅からの移動については、改めてご紹介できればと思っております。
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