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新日本海フェリー「らべんだあ」(新船) 乗船記

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こんにちは。ひろしプロジェクトです。
いつもこのブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

久しぶりのフェリー乗船記になります。

苫小牧・小樽と秋田・新潟・敦賀・舞鶴の間を結ぶ「新日本海フェリー」

新日本海フェリー あかしあ

このブログで何度かご紹介している「太平洋フェリー」(苫小牧~仙台・名古屋)と並び、多様な船内設備を設けるなど旅客サービスに力を入れているフェリー会社として、数多くの方に利用されています。
また、一部の航路には30ノット前後で航行可能な高速フェリーを導入するなど、競合するRO-RO船との差別化を図っています。

この新日本海フェリーに、2017年の3月と6月、新船が投入されました。
その新船とは・・・「らべんだあ」「あざれあ」です。
新日本海フェリー らべんだあ
小樽~新潟航路で就航していた「らいらっく」「ゆうかり」の後継船としてデビューしました。

一方で、それまでの「らいらっく」「ゆうかり」は、苫小牧~秋田~新潟~敦賀航路に転属しています。(写真はイメージです。)
新日本海フェリー らいらっく

実は今年(2018年)2月末~3月上旬にかけて本州・九州方面へ出かける用事がありました。
その際、往路のルートをどうするかで直前まで決めかねていたのですが、「それならば久しぶりにフェリーに乗るかぁ!」ということで、約1年ぶりに新日本海フェリーのお世話になることに。
悩んだ挙句、新船の「らべんだあ」に乗船することに決め、出発当日の午後、北海道中央バス「高速いわない号」と小樽市内路線バス(ぱるて築港線)を乗り継いで、小樽港フェリーターミナルへと向かいます。
JR小樽駅

北海道中央バス「ぱるて築港線」4832

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直角構造の船主が特徴の「らべんだあ」

やって来たのは、JR小樽築港駅からタクシーで5分程移動したところにある小樽港フェリーターミナル。(写真はイメージです。)
新日本海フェリー 小樽港フェリーターミナル

新日本海フェリー 小樽港フェリーターミナル 受付
新日本海フェリーの小樽~新潟航路と小樽~舞鶴航路の2航路が発着します。
アーチ状の形状が特徴です。

今回乗船したのは、小樽港17時00発の新潟行きの「らべんだあ」
新日本海フェリー らべんだあ

新日本海フェリー らべんだあ 小樽港にて_01

新日本海フェリー らべんだあ 小樽港にて_02
三菱重工下関造船所で建造され、2016年9月に進水、2017年3月9日に就航を開始した旅客船です。
総トン数14,173トン、全長197.25m、出力22,000kw、航海速力25ノットを誇ります。
「らいらっく」「ゆうかり」と比較すると、出力は上がっているものの、総トン数や大きさでは若干小ぶりな設計になっています。
直角構造の船主が特徴で、この独特な船主構造のおかげで航海速力を引き上げた上での10%燃料削減が実現したそうです。
尚、新投入に伴い、運航ダイヤが変更され、所要時間が北行航路は1時間15分、南行航路は3時間短縮されてます。

一通り外観をチェックしたところで、フェリーターミナルの売店で飲食物を購入し、待合室で乗船開始時刻を待ちます。

新日本海フェリー「らべんだあ」の旅【1日目】

16:15 乗船開始

2階乗船口から乗船しますが、乗船連絡橋はエスカレーター・エレベーター完備のバリアフリー対応になっていて、足が不自由な方でも楽に乗船することができます。
この日は閑散期の平日ということもあり、乗船客は少な目。
トラックの数も少な目でしたが、唯一実業団のスポーツチーム(多分陸上関係ではと推測)が団体乗船していました。

16:20 船内散策

早速船内を散策してみましょう。

4デッキのエントランス部です。
新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ エントランス_01

新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ エントランス_02
乗下船口の傍に位置しています。
昨今の大型フェリーの流行でもある「吹き抜け構造」になっており、中央部にはステージが設けられています。
各種イベントはこちらで催されるようです。
案内所(カウンター)はこちらのデッキに設置されており、個室利用の方は予め案内所(カウンター)で鍵を受け取ります。
自販機やゲームコーナーも、こちらのデッキに配置されています。

4デッキに配置されている客室は、カプセルタイプの「ツーリストC」「ツーリストA」と1人用ベッドルーム「ツーリストS」、そして個室の「ステートA(洋室)」の4種類。
比較的運賃の安いグレードがメインとなっています。
尚、「らべんだあ」「あざれあ」には「ツーリストJ」(2等和室)と「ツーリストB」(2等寝台)がありませんのでご注意を。

5デッキの売店とカフェ、とレストランです。
新日本海フェリー らべんだあ 5デッキ 売店とカフェ

新日本海フェリー らべんだあ 5デッキ レストラン_01

新日本海フェリー らべんだあ 5デッキ レストラン_02
売店、カフェ、レストランは時間を区切っての営業となっており、レストランはSHKグループのではお馴染みのカフェテリア方式となっています。
また、予約制のグリルは、売店の右隣に入口が配置されています。

5デッキに配置されている客室は、カプセルタイプの「ツーリストA」と1人用ベッドルーム「ツーリストS」、個室の「ステートA(和洋室)」、「ステートA(インサイド)」、「デラックスA(和室)」の5グレード。
個室がメインとなっています。

そして、6デッキには大浴場があります。
新日本海フェリー らべんだあ 6デッキ 大浴場
写真をアップすることは出来ませんが、サウナ、露天風呂を完備した立派な造りとなっていました。
湯船は2つあり、コーナーにある湯船はジェットバスになってます。
時間制となっており、夜は22:00まで、朝は6:00~8:00の間で利用することが出来ます。
到着時刻が繰り下がったことで、朝風呂に入れるようになったのは利用者としてはありがたいですね。
また、6デッキにはスポーツルームも設置。
ひと汗かきたい方にはお勧めかもしれません。

6デッキに配置されている客室は、上級グレードの「デラックスA(洋室)」と「スイートルーム」となっています。
いつかはスイートルームに乗船してみたいです・・・。

4デッキに戻って、プロムナード(共有部)です。
新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ 共有部分
見ての通り、狭いです。
昨今の利用客のニーズを反映してか、個室を増やした分、プロムナード(共有部)のスペースを狭くしています。
5デッキにもキッズコーナーを兼ねたプロムナード(共有部)がありますが、こちらも狭いです。
プロムナードで海を見ながらぼーっと過ごす・・・といったことはまず出来ないと思って良いでしょう。

一通り船内を散策したところで、今回お世話になった客室へ。
こちらの客室↓にお世話になりました。
新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ ツーリストA_01

新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ ツーリストA_02

新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ ツーリストA_03

新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ ツーリストA_04
客室というよりはカプセルルームですね。(笑)
今回は「ツーリストA」を選択。
キルトケット、枕、シーツが装備されている他、電灯付近にはコンセントも完備されています。
2,000円近くの運賃差がある「ツーリストC」との違いがいまいち分からないというのが正直な感想ではありますが、寝ることに関しては問題ないのかなぁという印象を持ちました。

17:00 出港

出港の汽笛が鳴らされ、快晴の空の元、定刻に小樽港を出港します。
プロムナードで海を見ながら食事の時間までゆっくりしようかとも思いましたが、既に団体客が占領していたため、自室に戻ってゴロゴロとします。

18:30 夕食

夕食は18:00からですが、少し遅めにレストランへ。
肉じゃがや魚類など、和食をメインにチョイス。
生ビールと合せて、2,000円近く支払いました。
(撮影した写真のデータが壊れていたため、画像を掲載することが出来ません。申し訳ありません。)

20:00 入浴

夕食後、自室に戻って少し休んだ後、入浴を楽しみます。
混んでいるかなぁと思いきや、貸切でした。
1時間近く湯舟に浸かって疲れを癒します。

22:00 就寝

大浴場でさっぱりしたところで、自室に戻って横になると・・・いつしか夢の中へ。
低気圧通過後の影響で多少の波があった筈ですが、思っていたよりも揺れることはありませんでした。

新日本海フェリー「らべんだあ」の旅【2日目】

翌朝07:30 起床

目を覚ましてスマートフォンの時計を見てみると・・・なんと7時30分。
あと1時間半で新潟港に接岸です。
フェリー移動にしては良く寝ていた方がだと思います。
ですが・・・朝風呂に入って朝食を楽しむ予定はもろくも崩れ去りました。
そろそろ下船の準備をしなければなりません。

08:10 接岸まであと50分

洗顔、身支度を済ませて、4デッキへ行ってみます。
新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ EVホール

新日本海フェリー らべんだあ 4デッキ 共有部分_02
まだ陸地は見えませんね。

09:00 接岸・到着
9時00分 定刻に新日本海フェリー「らべんだあ」は新潟港フェリーターミナルに到着しました。
出迎えの車で家路に向かう人や、連絡バスなどで次の目的地へ向かう人、送迎バスで所属先へ戻る実業団などなど、それぞれの人間模様が垣間見えるのが、フェリー旅の面白いところです。
新日本海フェリー 新潟港フェリーターミナル


というわけで、新日本海フェリーの小樽~新潟航路「らべんだあ」の乗船記をお届けしました。
今回、約2年半ぶりの新日本海フェリー小樽~新潟航路の利用でしたが、新船による時間短縮効果、とりわけ「時間の流れの早さ」というものを今回実感しました。
元々、小樽~新潟航路に関しては、丁度良い航海速力と使い易い運行ダイヤ、レベルの高い船内設備が売りだった(と私は思っている)のですが、これに今回、所要時間短縮という売りが1つ増えた格好になりました。
物流関係者や少しでも早く移動したい方にとっては、一層便利になったことには間違いないでしょう。
一方で、新船「らべんだあ」「あざれあ」では、他の新船と同様に昨今の利用客のニーズを色濃く反映した造りになっています。
特に今回の新船では、個室を増やした分、プロムナード(共有部)の縮小やコンファレンスルームの廃止を行っています。
「海を見ながらぼーっと出来ない」「深夜の宴会騒ぎを防止出来る」など、これに関しては賛否両論がありそうですが、私個人的には海側のプロムナード(共有部)のスペースの狭さが気になりました。
特に繁忙期は相当混雑しそうです。
逆に、露天風呂が付いた大浴場の造りには感心した次第です。
新しいということもありますが、脱衣のスペースも含め、現存するフェリーの大浴場の中では1、2位を争う立派さなのではないでしょうか。

色々と書きましたが、現代のニーズを色濃く反映させた新日本海フェリーの新船「らべんだあ」。
個室で乗るのであれば、間違いなく快適なフェリーであると感じました。
今回は諸事情によりグレードの低い客室での乗船でしたが、次回は是非とも個室で乗船してみたいですね。
あと、まだ乗船したことがない苫小牧(東港)~敦賀航路「すずらん」「すいせん」にも乗船してみたいです。

あ~、この記事を書いているうちに、また船に乗って旅をしたくなってきました・・・。


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Koji Suda(ひろしプロジェクト)

Koji Suda(ひろしプロジェクト)

自称「高速バスアドバイザー」。高速バス乗車回数900回以上(2016年12月現在)。バス・鉄道をはじめとする乗り物を追っかけて撮ったり、ブログやサイトの運営、バス関連本やネットニュースの原稿執筆、同人誌活動などを通じて、乗り物旅の素晴らしさを伝える活動を行っています。北海道札幌市在住。バスと鉄道とカレーと粉物が大好き。 [詳細]

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