旭川電気軌道「三菱MR430」(3軸レトロバス)復元記念セレモニー&特別ツアーに参加しました
三菱MR430復元記念セレモニー
札幌からJR北海道の特急「ライラック11号」(789系)に乗車すること約1時間半、北海道第2の都市”旭川市”にやって来ました。駅周辺で早めの昼食を済ませ、特別ツアーの集合場所である旭川駅バスタッチ1番のりばへ向かいます。
受付を済ませ、バスの到着を待ちますが・・・やって来たのは、創立90周年を記念して登場した復刻塗装2004号車(三菱エアロスターノンステップ QKG-MP38FM 共栄営業所所属)。
ツアー参加者の嗜好を良く分かってらっしゃいます(笑)。
今回のツアーで使用された旭川電気軌道2004号車
前面、側面LED表示も特別仕様に
30名のツアー参加者を乗せたバスは、12時45分に旭川駅を発車。
30分弱で旭川電気軌道共栄営業所構内にあるセレモニー会場(旭川オートサービス工場)に到着します。
セレモニー開催場所に到着したところで、くじを引くことになりました。
引いたくじの番号は、セレモニー会場の席番と、後述の旭橋付近でのフォトランの場所取りの番号を兼ねているとのこと。
運が良いのか、私が引いたくじの番号は・・・1番でした(笑)。
セレモニーの主役は、布に覆われています。
13時30分、復元記念セレモニーが始まりました。
まずは、主催者あいさつ。
旭川電気軌道代表取締役河西利記氏より、この日を迎えられたことによる感謝の言葉と、復元されたレトロ3軸バスのポイントを紹介されていました。
そのポイントとは、
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- まもなく迎える創立100周年事業の一環であること
- このバスが活躍した昭和38年から昭和53年は、バス事業にとって好景気であったこと(輸送人員が今の約4倍)
- 復元するにあたって大変困難で、多くの方々のご支援やご指導、資料の提供があって実現出来たこと
- この復元事業は、観光庁の補助事業「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」を活用していること
というものでした。
続いて、来賓者を代表して3名の方によるご挨拶がありました。
中でも、来賓者3人目、スペシャルゲストとして挨拶した廣瀬俊郎氏は、元ラクビー選手で15人制日本代表キャプテンとしても活躍。
TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」にも出演されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
今回、盲学校や農業法人の訪問、スポーツイベント主催などで旭川に来られているとのことでオファーを出したそうで、廣瀬氏も大学時代に電車のユニバーサルデザイン・バリアフリーについて学ばれていたとのこと。
数分間挨拶されていましたが、渋かったですね~。
この後、MR430の軌跡を紹介した映像を紹介。
ここで紹介された映像は、ツアー参加者にDVDとしてプレゼントされました。
そして、いよいよテープカット。
覆っていた布が車両後部のベンチレーターに引っ掛かり社員の手で剥がすというアクシデント?もありましたが、無事に車両もお披露目されました。
初めて見るMR430の姿。
その第一印象は「大きい」「あのボロボロの姿からよくぞここまで復元したものだ」というものでした。
テープカットの後は、来賓者、ツアー参加者の順に、車体をバックに記念撮影。
そして、報道関係、来賓者、ツアー参加者の車両撮影タイムとなりました。
車内も見学可能とのことで、じっくり車内をみさせていただきましたが、「そういえば、小学生になるころまで、この様な全席ロングシートの車両が頻繁に走っていたっけ?」と幼少期を思い出しました。
セレモニーの最後は、エンジン始動と出庫。
司会者の合図でエンジンが始動され、独特なエンジンを響かせながら、バックで出庫していきました。
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