JR北海道「スーパーとかち」で日帰り帯広訪問 ~2019年乗り初め~

一般路線バス,鉄道

遅くなりましたが、2019年最初の記事になります。

年末年始唯一の休み1日を利用して、日帰りで帯広を訪問しました。

ラベンダーカラーに統一される261系1000番台

本来であれば、「ポテトライナー」なり「ノースライナー」など、都市間バスを利用したいところでしたが・・・
北都交通「ポテトライナー」 4758_101

道北バス「ノースライナーみくに号」 1086_101

年末年始の帰省シーズンであることから、当然のことながらほぼ全便満席。
折角だから・・・ということで、今回は往復ともこちら↓を利用しました。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_01
JR北海道の261系1000番台「スーパーとかち」です。
写真は、桑園駅を通過する回送の「スーパーとかち1号」
現在、「スーパーとかち」に使用される基本組成は4両となっていますが、繁忙期にはご覧の通り5両や6両に増結されることもあります。

デビュー当時は青系の塗装を纏っていましたが、2015年9月にエクステリア(外装)の変更が発表されて以降は、順次新エクステリアに塗り替えられ、現在は大半の車両が新エクステリアに塗り替えられています。
エクステリア(外装)の変更が発表された当時はかなりの違和感を感じたものですが、現在は当時ほどの違和感を感じなくなっているのもまた事実であります。
「慣れ」というものは怖いものでですね。

今回、往路はこの「スーパーとかち1号」を、復路は「スーパーとかち12号」を利用しました。

札幌駅で「スーパーとかち1号」の発車を待ちます。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_02

アサインされたのは、4号車の指定席車両。
車内は比較的空いていました。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_03

JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_04

雪景色を眺めながら、列車は道東へ・・・。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_05

3時間弱で帯広に到着しました。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち1号」 新塗装_06
帯広到着まであっという間でしたが、車内販売が無いのは本当に残念としかいいようがありません。

新しくなった帯広駅バスターミナル待合室と活躍するバス達

帯広に到着して最初に向かったのは、こちらの場所でした。
帯広駅バスターミナル「おびくる」_01
新しく建て替えられた帯広駅バスターミナルの待合所です。
2018(平成30)年5月25日にオープンしました。
建て替えに伴い、「おびくる」という愛称も付けられています。

待合所「おびくる」の中は、この様になっています。
帯広駅バスターミナル「おびくる」_03
見た感じ、建て替え前の待合所の2倍以上の広さはあるのではないでしょうか。
とにかく広く感じます。
椅子の数も大幅に増やされており、これなら快適にバスを待てそうです。

中でも印象的だったのが、各種案内用ディスプレイを多用していること。
その数の多さに圧倒されます。(笑)
帯広駅バスターミナル「おびくる」_04

帯広駅バスターミナル「おびくる」_05

帯広駅バスターミナル「おびくる」_06

帯広駅バスターミナル「おびくる」_07
表示も、十勝バスは「黄色」、北海道拓殖バスは「赤」と色分けされている他、次発便については主要停留所と運賃も表示されます。
運賃表示がもう少し大きければ・・と思いましたが、建て替え前と比較すると遙かなる進歩です。

都市間バスの案内表示です。
空席状況も表示されます。
帯広駅バスターミナル「おびくる」_08

バスターミナルののりば地図です。
帯広駅バスターミナル「おびくる」_11

新待合所オープンから遅れること約1ヵ月後に設置された「AI窓口」です。
帯広駅バスターミナル「おびくる」_12
大きな液晶画面に調べたいバスの路線やルート、観光地の情報を画面タッチか音声で入力すると、最適な情報を画面上に示してくれるほか、音声でも回答してくれます。
日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています。

尚、写真はありませんが、待合所内には観光案内の窓口を設置している他、登山・キャンプ用品を扱う「スノーピーク」などのアウトドアグッズの展示・販売コーナーも設けられています。

ひと通り「おびくる」を見たところで、発着するバス達も見てみます。
まずは、黄色い車体が目立つ十勝バスから。
十勝バス 1804_102

十勝バス 1805_102

十勝バス 1602_201

十勝バス 1602_202
2016(平成28)年以降、着実に数を増やしている日野新型ブルーリボンです。
現在は、17陸別線、51ぬかびら線、60広尾線に投入されていますが、中でも2016(平成28)に導入されたうちの1台は、同社の創立90周年を記念して旧塗装の復刻塗装を纏っています。
今回の訪問でも見かけることが出来ました。
十勝バス 1601 復刻塗装車_501

十勝バス 1601 復刻塗装車_502
いつ見てもこのカラーリングはいいですね。
私のお気に入りのカラーリングのひとつです。

こちらは、17陸別線で活躍する日野ブルーリボンⅡノンステップです。
十勝バス 1404_101
先代の「Star Line」塗装を纏っていた専用車が運用から離脱して市内線へ転用された現在、先述の日野新型ブルーリボンと併せて、この手の車両が主力車両として活躍しています。

都市間バス札幌~帯広線「ポテトライナー」も、年末年始帰省のUターンラッシュで盛況を呈していました。
十勝バス「ポテトライナー」 1509

十勝バス「ポテトライナー」 1509_02
帯広駅バスターミナル11時00分発の便(芽室経由)は2台運行。
2台ともほぼ満席で発車していきました。

東8条線で活躍する日野レインボーRJです。
十勝バス 2810
旧国鉄バス→JR北海道バスの跡を受け継いで運行するこの路線。
かつては駅北11丁目~藤丸前~長崎前~帯広駅~東8条~光南福祉センター間の運行でしたが、2018年秋にルート変更が実施され、現在は長崎屋前~藤丸前~帯広駅~東8条~光福祉センター~(南20丁目通り)~イオン帯広店前というルートで運行されています。
因みに、かつてのJR北海道バス帯広営業所があった東8条南15丁目ですが、現在はパチンコ店やスーパー「コープさっぽろ」の駐車場及びコンビニ(ローソン)になっています。

次に、北海道拓殖バスのバス達です。
北海道拓殖バス ・322

北海道拓殖バス ・287

北海道拓殖バス ・289

北海道拓殖バス ・289_02
ご覧の通り、関東バスで活躍していた車両がひしめく、関東バスファンにとってはたまらない(?)状況になっています。
関東バス時代の車番もそのまま残しており、詳しい方は「この車両は○○営業所で活躍した車両だ!」と一発で分かるでしょうね。
中には、然別線(帯広駅~然別湖温泉)に投入される都市型ノンステップバスの姿も。
都市型ノンステップバスで所要2時間近く移動するものきつい気がしますが、車両運用上致し方がないのでしょう。

路線バスなのに乗車を断られる???

お昼は、帯広駅近くのカレーハウス「インデアン」で2019年初インデアンを堪能。
美味しくいただきました。
2019年 初インデアン

ひと息ついたところで、札幌へ戻るルートを考えます。
「そうだぁ!!」と思い付き、こちらのバス↓に乗ることを決断します。
網走観光交通「まりもエクスプレス帯広号」 ・369
網走観光交通(本社:大空町東藻琴)が運行する帯広~池田~足寄~阿寒湖間路線バス「まりもエクスプレス帯広号」です。

『阿寒湖温泉送迎バス まりもエクスプレス帯広号』
http://www.abashiri-kk.com/toshikan/

予約制となっており、「阿寒湖温泉送迎バス」という謳ってはいますが、れっきとした路線バスであり、一般の乗客も乗車可能です。
乗車可能な筈なのですが・・・。

JR特急「スーパーおおぞら5号」で帯広から池田へ移動。
JR北海道 283系「スーパーおおぞら5号」

池田駅前のバス停で「まりもエクスプレス帯広号」に到着を待ちます。
15時前にバスが到着。
予約していないことを告げ、飛び込み乗車で乗せていただこうとしますが・・・乗務員から発せられた言葉は、なんと、

「予約がない方は乗車出来ません」(キリッ)

でした。

「だって、このバス、路線バスですよね?」

と聞きますが、

「このバスは特殊なバスで、予約がない方以外は乗れません!」

とのこと。

さらに、予定発車時刻よりも10分早く、バスは発車していきました。

車体には「路線」と書いてあるのに・・・どうして???

払拭出来ないモヤモヤ感が残るまま、阿寒湖経由のルートは断念。
帯広まで戻り、少しだけ乗りバスした後、「スーパーとかち10号」で札幌へ戻りました。
JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち10号」 新塗装_01

JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち10号」 新塗装_02

JR北海道 261系1000番台「スーパーとかち10号」 新塗装_03
普通車指定席が満席だったため、奮発して1号車のグリーン車を選択。
こちらもほぼ満席状態でしたが、ゆったりとお酒や食事をしながらひとり反省会をしました。
たまにはグリーン車でゆったりするのもいいですね。

色々とありましたが、久しぶりに帯広のバスの近況を見ることが出来ただけでも良かったかのかなぁというのが、今回の帯広日帰り旅の率直な感想でした。
次回訪れるのは、春先から夏にかけての暖かい時期になりそうです。
今度は久しぶりに「ふるさと銀河線代替バス」(帯広~陸別~北見)にでも乗りましょうかねぇ・・・。


【追記】
SNSなどにも書きましたが、今回の「まりもエクスプレス帯広号」の池田駅前での乗車拒否について、帰札後にバス会社(網走観光交通)へメールフォームにて問い合わせさせていただき、先日、その回答をいただきました。

私からの質問事項は以下の3点。

1.「まりもエクスプレス帯広号」は路線バス(乗合バス)という認識で間違いないのか。
2.今回、飛び込み客の乗車拒否という対応を取られた理由。
3.バス会社が定める運送約款の中に「運行が完全予約制で乗車しようとする旅客がその予約をしていない場合、運送の引き受けを拒絶することができる」などといった記載があるのかないのか。

で、バス会社の回答です。

————–

1.「まりもエクスプレス帯広号」は乗合バスという認識で間違いないのか。
→路線バス(乗合バス)として運行しています。

2.今回、飛び込み客の乗車拒否かつ早発という対応を取られた理由。
→社員には路線バス(乗合バス)であることを周知していたにもかかわらず、担当乗務員が「予約客のみを乗せればOKだと勘違いした」(路線バスではなく、旧ツアーバスとして運行するものだと勘違いした)のが原因です。
お客様におかれましては、多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

3.バス会社が定める運送約款の中に「運行が完全予約制で乗車しようとする旅客がその予約をしていない場合、運送の引き受けを拒絶することができる」などといった記載があるのかないのか。
→弊社の輸送約款にはその様な記載がありません。路線バスとして運行している以上、予約なしの乗客に対しては、空席があれば車内精算のうえで乗車していだだくのが本来の運用です。
今回、この様なことになり、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
今後、この様なことがない様、再発防止に努めます。

————–

まあ、私としてはこれ以上話を大きくするつもりはありませんが、今回2つの大きなミスを犯しているだけに、再発防止に万全を期すことを切に願いたいものです。


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