1日1本のみ!? 旭川→留萌直通列車に乗ってみた【HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅】
『JR北海道 183系 特急「大雪」「オホーツク」でゆく札幌~網走日帰り旅 【HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅】』の続きになります。
深川と留萌を結ぶJR北海道の留萌本線。
路線距離50.1kmの地方交通線で、「本線」を名乗るJR線の中では、2021年4月1日に鵡川以南の廃止により短縮された日高本線の30.5km)に次いで短い路線でもあります。
この留萌本線ですが、2016(平成28)年12月には留萌~増毛間が廃止された他、2022年8月30日には石狩沼田~留萌間を2023年3月末、深川~石狩沼田間が2026年3月末に廃止することでJR北海道と沿線4市町が合意しています。
そして、廃止合意後の2022年9月9日には、JR北海道が国土交通大臣宛てに石狩沼田~留萌間の鉄道事業廃止届を提出するなど、事実上の廃止が決まっています。
ところで、皆さんは留萌本線と函館本線を直通する列車があることをご存知でしょうか。
旭川~留萌間を直通する交通機関といえば、道北バスと沿岸バスが運行する路線バス「56 留萌旭川線」が有名です。
コロナ騒動などによる利用委客減少などの理由から、現在は両社合わせて1日5往復にまで減便されましたが、それでも旭川、留萌両地間を結ぶ交通機関として重要な役割を果たしており、JR留萌本線廃線後の動向にも注目したいところです。
話を戻しまして、実は、留萌本線と函館本線を直通する列車が、僅か1日1本のみではありますが存在するのです。
その列車とは、旭川15時16分発の留萌行き4929D。
深川での約20分間の停車を挟み、旭川から留萌まで約2時間かけて走破します。
今回、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅」を利用し、旭川15時16分発の留萌行き4929Dに乗車。
どんな列車旅になったのでしょうか。
桑園では、臨時特急「ニセコ」(札幌~小樽~倶知安~長万部~函館)も撮影。
今年度で引退予定の「ノースレインボーエクスプレス」が充てられており、高乗車率の人気列車でございました。
(臨時特急「ニセコ」については、次回の記事でご紹介する予定ですので、お楽しみに。)
その後、特急「ライラック」で移動し、
旭川では、261系5000代「はまなす編成」の特急「サロベツ1号」回送列車も撮影。
増1号車のラウンジ「はまなすラウンジ」が人気です。
時間が過ぎ、14時半過ぎの旭川駅です。
上の写真は、旭川と北見を結ぶ特別快速「きたみ」です。
見ての通り、キハ54系500代の単行編成で運行しています。
元々この列車は、並行する都市間バス対策の一環で登場しましたが、外から見た限りでは、乗車率50%程でした。
それなりに利用はある様に見受けられましたが、果たして今後もこの列車が存続するのか、気になるところです。
そして、今回乗車する列車、旭川15時16分発留萌行き4929Dとご対面です。
なんと、車両はキハ54系500代のトップナンバー「キハ54 501」でした。
側面サボも、今後貴重なものになることでしょう。
車内は、車端部がロングシート、それ以外の座席が0系新幹線初期型転換クロスシートを転用したものになっています。
このシートも、製造されてから半世紀近く(もしくはそれ以上)経過していますが、モケットを張り替えているとはいえ、未だに健在とは・・・びっくりです。
旧国鉄「JNR」のロゴが入った扇風機も健在です。
(次ページに続きます。)
前回の記事
深川と留萌を結ぶJR北海道の留萌本線。
路線距離50.1kmの地方交通線で、「本線」を名乗るJR線の中では、2021年4月1日に鵡川以南の廃止により短縮された日高本線の30.5km)に次いで短い路線でもあります。
この留萌本線ですが、2016(平成28)年12月には留萌~増毛間が廃止された他、2022年8月30日には石狩沼田~留萌間を2023年3月末、深川~石狩沼田間が2026年3月末に廃止することでJR北海道と沿線4市町が合意しています。
そして、廃止合意後の2022年9月9日には、JR北海道が国土交通大臣宛てに石狩沼田~留萌間の鉄道事業廃止届を提出するなど、事実上の廃止が決まっています。
ところで、皆さんは留萌本線と函館本線を直通する列車があることをご存知でしょうか。
旭川~留萌間を直通する交通機関といえば、道北バスと沿岸バスが運行する路線バス「56 留萌旭川線」が有名です。
コロナ騒動などによる利用委客減少などの理由から、現在は両社合わせて1日5往復にまで減便されましたが、それでも旭川、留萌両地間を結ぶ交通機関として重要な役割を果たしており、JR留萌本線廃線後の動向にも注目したいところです。
話を戻しまして、実は、留萌本線と函館本線を直通する列車が、僅か1日1本のみではありますが存在するのです。
その列車とは、旭川15時16分発の留萌行き4929D。
深川での約20分間の停車を挟み、旭川から留萌まで約2時間かけて走破します。
今回、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅」を利用し、旭川15時16分発の留萌行き4929Dに乗車。
どんな列車旅になったのでしょうか。
キハ54系500代単行が旭川駅に・・・
この日の朝は、札幌周辺でちょっとした撮り鉄を敢行。桑園では、臨時特急「ニセコ」(札幌~小樽~倶知安~長万部~函館)も撮影。
今年度で引退予定の「ノースレインボーエクスプレス」が充てられており、高乗車率の人気列車でございました。
(臨時特急「ニセコ」については、次回の記事でご紹介する予定ですので、お楽しみに。)
その後、特急「ライラック」で移動し、
旭川では、261系5000代「はまなす編成」の特急「サロベツ1号」回送列車も撮影。
増1号車のラウンジ「はまなすラウンジ」が人気です。
時間が過ぎ、14時半過ぎの旭川駅です。
上の写真は、旭川と北見を結ぶ特別快速「きたみ」です。
見ての通り、キハ54系500代の単行編成で運行しています。
元々この列車は、並行する都市間バス対策の一環で登場しましたが、外から見た限りでは、乗車率50%程でした。
それなりに利用はある様に見受けられましたが、果たして今後もこの列車が存続するのか、気になるところです。
そして、今回乗車する列車、旭川15時16分発留萌行き4929Dとご対面です。
なんと、車両はキハ54系500代のトップナンバー「キハ54 501」でした。
側面サボも、今後貴重なものになることでしょう。
車内は、車端部がロングシート、それ以外の座席が0系新幹線初期型転換クロスシートを転用したものになっています。
このシートも、製造されてから半世紀近く(もしくはそれ以上)経過していますが、モケットを張り替えているとはいえ、未だに健在とは・・・びっくりです。
旧国鉄「JNR」のロゴが入った扇風機も健在です。
(次ページに続きます。)